7/3(火) - 液晶が真っ白になってしまう | アイループ パソコン修理日記

アイループ パソコン修理日記

大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

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症状:ノートパソコンの電源を入れると、画面が真っ白で何も表示されない。


原因:パソコン本体部分から液晶モニタ部分へ伸びるケーブルの接触不良。


対応:
症状を見てすぐ、液晶ケーブルの接触不良が疑わしいと感じた。ノートパソコンの液晶ケーブルは一般的に、電源線と信号線に分れている。画面は真っ白に光っているので電源線は生きているが、映像信号が正しく伝わっていないので信号線が接触していないと思われる


外部液晶端子からデスクトップ用液晶に映像を映すと問題無く映っているので、パソコン本体側に問題は無い。お客さんにその旨お伝えし、見積額4,000~6,000円で作業開始。また、それ以外が原因で修理不可0円にて返却する可能性もあることをお伝えし、了解をいただいた。


ショートしないように、バッテリーをまず外す。分解してケーブルを一度外し、ホコリを取り除いて再び差し込む。起動テストして映像がきちんと出ることを確認し、組み立てて外部クリーニングし、最後にもう一度起動テストをして正常表示確認OK、修理完了。


ご近所、4,500円。


ちなみに、今回と逆で「信号線が生きていて電源線が死んでいる場合」はどうなるかというと、液晶モニタの「バックライトが点灯しない」という状態になる。よーく目を凝らして見ると、暗い画面にうっすらと映像が出ているような状況。この場合、診断時点では「液晶点灯管の故障」や「液晶インバータの故障」という可能性が出てくるため、修理の際はそれぞれの可能性を潰していくことになる。


これまで修理の詳細をいろいろ書いてきたが、修理の基本スタンスとしては

 1. 症状を見て

 2. 故障の可能性の高い部分を予想し

 3. 迅速にチェックできる部分からチェックしていき

 4. 一つ一つの可能性を潰しながら消去法で修理していく

という方法を採用している。おそらくパソコンに限らず、車やバイクの修理屋さんも同じようなスタンスだろうと思う。個人で修理される方の参考になれば♪