タイ洪水をキッカケに、時代はハードディスクからSSDへ | アイループ パソコン修理日記

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大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

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長い間続いたハードディスクの時代、もうそろそろ下火になると予想しています。理由は、SSDが普及してきているからです。SSDというのは、パソコン本体から見たらハードディスクと同じようなものです。容量も今のところハードディスクと比べて10分の1以下くらい、ただし通信速度がものすごく速いのです。


事の発端は、昨年の秋に起こったタイの洪水。これが原因でハードディスクの生産工場が被害を受け、ハードディスクの相場が高騰しました。アイループでもハードディスクの仕入を控えめにするなど、大きな影響が出たのです。


ハードディスクはこれまで、非常に速いスピードで大容量・低価格化が進んでいましたが、タイ洪水をキッカケにして相場が高止まりし、暴落が続いていたハードディスク市場へ「待った」がかかりました。これでハードディスクのメーカーは利益を確保できる…と思いきや、これまでハードディスクの影に隠れて目立たなかったSSDの大容量・低価格化が進んでしまいました


いまや手軽に入手できるSSDは64GBクラスでも1万円を大きく下回り、 Windows 7 をインストールしても充分に足りる容量となりました。ちなみに私の家のパソコンは、64GBのSSDに Windows 7 をインストールして使っています。もうハードディスクには戻れない…とまではいかないですが、そのスピードの差は歴然と言えます。


何が言いたいかというと、近いうちにハードディスクは衰退し、SSDが一般的になると言いたいのです。 Windows 7 64bit、Core世代以降のCPU、メモリ4GB以上、SSD、この組合せであれば、よほどのことをしない限り「パソコンが重たい」なんてことは無くなります。しかもこの組合せのデスクトップ本体が5~6万円で手に入ってしまいます。それこそ、「パソコンの高速化」なんてする必要すら無くなります。


まだSSDの容量で256GB以上になると相場が高いですが、1年後にはどうせ半額になるでしょうし、どうしても動画をバンバン保存したい人だけ2TBくらいの外付けハードディスクを用意して2~3年しのげば良いということになります。


私はSSDを強く推奨します。お店でも積極的に導入の準備を進めています。