ペニーオークション…危険かもしれない | アイループ パソコン修理日記

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大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

ペニーオークション」って知ってますか?僕はさっき初めて知りました。

いろいろ調べてみて、かなりエゲツナイ商売だなぁと。ギャンブルが好きな人はやってみてもいいかも。でも、大損しても僕は責任は取らない。みなさんには知識として知っといて欲しい。興味のある人は以下のサイトを見てほしい。

競り1.com(セリイチドットコム)
http://seri1.com/

アイループ パソコン修理日記-競り1.com

例えば流行のネットブックが5,000円くらいで落札されている。仮に仕入値が3万円だと仮定すると、単純計算で25,000円の赤字。しかしそこは商売である。入札者は1回の入札で75円程度消費するシステムになっている(入札手数料)。

0円で始まったオークションが5,000円まで競り上がるまでに、おそらく1000回程度の入札があると思われる。つまり、入札手数料の合計が75,000円となる。事業者の儲けは以下のようになる。

[-]仕入値:30,000円
[+]売値:5,000円
[+]入札手数料:75,000円
               粗利益→50,000円

落札者は原価をはるかに下回る金額で商品を手に入れられる。仮に40回の入札を行っていたとすると、本来50,000円するネットブックが8,000円(=5,000+75*40)で買えてしまうからだ。事業者も50,000円儲かるのでウハウハである。

しかし問題は落札できなかった他の入札者だ。100回の入札を行ったのに落札できなかった人がいるとする。その人が得たのは7,500円の損失のみ。

さぁ賢いあなたはもうわかるはずだ。上記のように「まっとうに」やってても儲かるこのシステム、さらに儲けようと思ったら、次にやるのは「サクラ」と相場が決まっている。

オークションの終了直前に入札をすると残り時間が10秒程度延長され、誰かが対抗入札してくる。こちらも負けじと入札するが、やはり対抗入札される。「誰かが」と言ったが、これが「人」であるかどうかは誰にもわからない。正確に言うと、事業者にしかわからない。サクラシステムが自動入札を行い、どこまでもしつこく対抗してくるので、客は入札手数料を払い続けたあげく得られるものは何も無い。

商品を仕入れるお金がもったいない、在庫を保管する場所がない、梱包・発送するのがめんどくさい、だけどゴロゴロしてるだけでお金がザクザク入ってきたら幸せだ、そう思った商売人は…絶対に落札できないシステムを作る。そしたら、ただぼーっとしてるだけで、通帳には山のように入札手数料が記載されていくことだろう。

そういうシステムです。もしかしたら、まっとうにやってるサイトもあるかもしれない。そういうサイトで高額商品を低額で落札できたというラッキーマンがいたら、ぜひとも教えて欲しいものだ。