12月に入って最低気温は毎日一桁台半ばが続く。それでもまだ昼間街中を歩いていても自転車に乗っていてもそれほど寒さを感じない。

この12月初めの最高気温や最低気温は1月下旬から2月の気温と変わらない日もあるのに、1月下旬から2月のほうがはるかに厳しい寒さを感じる。なぜだろうかと考える。

 

秋までに地面、建物の床面、壁、屋上屋根に蓄えられた熱が放射されるからだ。この熱を輻射熱という。12月初め頃は寒波が来て、相当気温が低くても体感温度はさほど寒く感じないのはそのためなのではないだろうか。

 

それが12月からずっと厳しい冬の寒さが続いていると1月下旬から輻射熱を使い果たして厳しい寒さをまともに感じるようになる。よくそんな時期に底冷えがするという。科学的知識に乏しい自分はそのように思う。果たして自分の理解は合っているのか、調べもせずにそんな風に思っているくらいがいいのかもしれない。

 

12月24日頃によくクリスマス寒波襲来と聞く。春と秋が短くなり、無くなりつつある日本の気候だが、それでも夏は適度に暑く、冬も適度に寒いことが大切だ。さて、この冬はどんな寒さになるのやら。