17日朝、理事会開会前に理事長が自分の部屋にやってきた。今日の理事会で議題となっている議案審議の見方や現在管理組合運営の状況について二人で1時間ほど話した。新従業員Sの雇用契約書を手渡した。

 

Aグループが理事会運営と管理組合運営自体を巧みに陰から妨害するので、やるべき改善のスピードが遅れてしあう。それに加えてAに寝返った副理事長Iと理事Cが理事会情報をAに流すので、Aが先回りして改善案を妨害する。本当にAも含めてみんなのマンションなのにどうしてこんなことをするのか理解しがたいことだった。

 

理事長は午前9時には自分の部屋を出て行った。理事会は午前10時から始まった。主な傍聴人はBEFJKNOと6月初めに階下3部屋に大量の水を落とした部屋の区分所有者夫婦でこの夫婦もAグループに入っていた。この夫婦と自分は仲の良い関係だったが残念なことだった。ボスAは所用で欠席していた。

 

まず、管理士顧問が議長である理事長に発言を求めた。発言は議事進行から逸れる行為なので管理士顧問が指摘して守らせる役目を負っているのにそれを管理士顧問自身が破るのは見苦しかった。顧問は先月理事会でLED交換工事の見積りの件やその工事中止の責任を副理事長Iや理事Cから追及されて反論もできず悔しい思いをしていた。この理事会は全理事が出席していたので顧問は理事全員に自分の正当性を訴えたかった。

 

Aグループは4月の臨時総会では自分、5月理事会では管理士顧問を標的にして追及した。卑怯なグループだ。だから顧問はこのマンションでの1年間の実績を強調した。すかさず副理事長Iと理事Cが5月理事会と同様に顧問に異議を唱え、口撃を再び加えた。顧問は今度は負けまいと言い返した。IとCも顧問に言い返した。議長がこれ以上するなと双方を制止した。

理事Dが顧問に自身の実績を自らが強調して全組合員に知らせずにいても、そんなことは自ずと広がっていくから、ここでの発言は自重しなさいと諭す。理事長とDは顧問にIとCの挑発に乗るなと言いたかった。議長が制止したにもかかわらず顧問とICはまだ批判の応酬を止めなかった。

 

Aグループは管理士顧問の顧問契約を解除させると理事会が助言者を失ってしまい管理組合運営に支障をきたすことを狙っていた。理事長も自分も目論見は重々わかっていた。自分は内心管理士顧問はこのマンションの管理専門家として不適格と思っていた。Dも理事長も同じだったと思う。

しかし、この管理士顧問も最低限はできるので、Aの思惑通りにならないようにAグループを勢いづかせないよう理事会はもう1年間だけ契約更新するほうがいいと思った。自分は理事長、副理事長G、理事D、理事Hに根回しした。この4人は同じ思いでいた。

 

自分は議決権のない監事だったので、理事会議事進行が適切になされているか見守っていた。管理士顧問の更なる1年の契約更新とそれを総会に上程して承認を求めることについて反対者ICがいるようなので、全理事6名の出席のこの理事会で議長に挙手をもって採決をするよう自分は進言した。採決の結果、賛成は理事長、副理事長G、理事DH、反対は副理事長I、理事Cの4対2で議決承認した。

Aグループを勢いづかせないよう政治的に仕方なくあと1年、この管理士顧問にお願いすることになったが、顧問は理事会の数日後、SNSにとんでもない記事を投稿して、副理事長G、理事D、自分の知るところとなる。

 

 

以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合64」に譲ることにする。