毎日猛暑が続く。買い出しは最低限しなければならない。だから猛暑でもどうしても買い出しに出なければならい日があるが、今日は熱中症を避けるため買い物で外出する予定はなかった。
昼を過ぎてから同居の母から突然買い物を頼まれた。1つは夕食の食材のリクエスト。
もう1つはロックアイス。
母も自分も自宅で熱中症にならないようにエアコンや扇風機の使用、水分補給をしている。二人とも水分補給には冷やしたお茶に冷蔵庫の製氷器で作った氷をコップにたくさん入れて飲む。二人とも胃腸が丈夫なので平気で毎年こんな調子だ。その上、二人とも家庭用のかき氷機で作ったかき氷も食べる。そうすると冷蔵庫の製氷機で作った氷だけでは我が家の1日の消費量を賄えず、外から調達の必要が出てくる。
ということで主な買い出し食料品としてロックアイス2kg/袋×2袋=アイス4kg、牛乳1000ml/パック×2パック=牛乳2kg、コーヒー900ml1本の計7kgを自転車の後ろカゴに、他の食品約2kgを前カゴに入れて帰路についた。自転車のハンドルを握っていると自転車後部の重さによる揺れが微かにハンドルに響いてくる。速度が落ちてくるとバランスを崩しそうで危ない。
前は備蓄米10kgを後ろカゴに入れて自転車を運転していると後部の揺れが酷くハンドルがぐらぐらして転倒しそうになった。そんな目にあっていたので、気をつけたのだがやはりそのくらいの重さになると自分の手には負えないようになっている。
それに外はもわーッとした気温、熱風、アスファルト地面の照り返しの炎天下。帽子をかぶっていても太陽の殺人光線が体に降り注ぐ。外はまさに灼熱地獄だ。自転車移動時間30分しかないのに頭はもうろうとする。自宅マンションに帰ってきて自転車から7kgと2kgの重たい荷物をもって降りて、エレベーターで上がる。部屋のある階で降りてドアノブにキーを差しこもうとしたらカギが入りにくい、入ってもカギが回らない。おかしい。何度かガチャガチャするが開かない。ドア前のマンション廊下もとんでもなく暑い。頭がクラクラしだした。
ドアの斜め上に部屋番号の表示が自分の部屋番号の1階下だと気付く。他人の部屋のドアノブにカギを差してガチャガチャしていた。よくもまあその部屋の人が出てこなかったと胸を撫でおろした。もう1階上へ上がって自分の家に入った時にはボーっとしていて、玄関の上がりかまちで倒れそうになった。
半端ない大阪の夏の猛暑、高齢者の自分は気をつけていても近いうちに出会い頭に命を落とすかもしれないと思った。