ハワイ三日目朝、ぐっすりと寝たせいか早くに目が覚めた。陽の光りがカーテンの隙間から差し込んでいる。
昨日の朝と同様、カーテンを開けると、パッと部屋が眩しいくらいに明るくなる。サッシも開けてベランダに出る。空気は新鮮でおいしい、さわやか。
空は青くほとんど雲がない。目の前にはダイヤモンドヘッドの景色が広がり、それを前にして両腕を広げ上げて体は伸びをする。
朝のルーティーンを済ませて、朝食を終える。ホテルならベッドメイキングがあるので、枕元にチップを1ドル置いておくのだが、コンドミニアムの場合、ベッドメイキングがないため、チップが要らない。
海パンに着替えて、バスタオルをもって、サンダル履いて、ワイキキビーチにいく。ひと泳ぎしてビーチにあるシャワーで海水と砂を落とし、ルール違反だが、近くのホテルの備え付けのプールでもひと泳ぎする。
一旦部屋に戻って着替えて、改めて出かける。目的地はアラモアナショッピングセンター。今の日本でいう大アウトレットモール。
交通手段は公営循環バス。料金は確か25セント(1クォーター)/乗車。バスを乗る時に前ドアから乗って先払い。降りたい時は日本では降車ブザーかボタンを押すが、米国ではバスの窓のすぐ上に張り巡らされた直径約1cmのワイヤーロープを引っ張って、乗務員に伝える。真ん中のドアから降りる。
アラモアナショッピングセンターに着いた。とにかく広い。店舗だらけ。一日あっても回り切れないくらいの規模だ。十数軒ほどウィンドウショッピングしたら、昼を回っていたので、ファーストフード店が集まっているフードコートに行った。昼食はハンバーガーにした。本場のそれは段違いにおいしい。スタッフに take out or eat here ? と聞かれたので、ここで食べると伝え、オーダーすると最後に anything else ? と聞くので nothing ! と答える。
昼食を終え、再びウィンドウショッピングした。20～30軒回ったら疲れてきた。日本のどこにもこんなショッピングモールはなかった。バスで帰途につく。ワイキキの宿泊先近くのバス停で下車した。16時前だった。
カラカウア通りを少しあるくとハーゲンダッツアイスクリーム店があった。店内に入って、アイスのオーダーをした。コーンかカップか、トッピングはするのかしないのか、ベースになるアイスの種類はどれにするのか。
シンプルにトッピングなしでバニラカップを頼んだ。店員は？？ 何度言っても通じない。困り果てていつも持ち歩いている英和辞典で調べてみると、vanilla と出ていてアクセントは ni にあった。バニラではなく、ヴァニラで上の前歯で下唇を押さえたまま「ヴァ」と発音し、「ニ」を一番強く発音し、「ラ」は舌を上の前歯の裏側につけて発音する。
やっとのことでヴァニラが通じてハーゲンダッツのヴァニラアイスにありついた。今回の旅行で一番苦労した発音だった。
ＡＢＣストアで夕食と明日の朝食を買って帰った。
宿泊先の１Ｆ玄関にある公衆電話で明日の帰国便の予約再確認( reconfirm ) をするため、航空会社に連絡する。帰国に関する大事なところなので、日本語が話せるスタッフをよびだす。Is there anyone who can speak Japanese ? 日本人スタッフが出てきたので、確認がとれた。
明日午前9時半、ホノルル国際空港航空会社受付カウンター集合、12：00出発離陸とのこと。
このアメリカ旅行のハワイであって、米国での最後の夜がきた。ショルダーバッグと大きなキャリーバッグ1つの荷造りをした。
明日の今頃は帰国していることになる。日本出発から今日までの出来事を色々思い浮かべながら眠りについた。
最終話は次のブログに譲る。