会社倒産から6年後、自分名義の資産財産がすべてなくなった時、弁護士さんにお願いして破産申し立てをした。

この6年、不思議にも従業員の誰も自分宅に怒鳴り込んでは来なかった。

破産宣告を裁判所から受け、認められる財産がまったくないことから、破産管財人をつけない同時廃止となった。

破産申し立てから4ヶ月後、免責決定が裁判所から出た。債務すべてが帳消しになった瞬間だった。

ここまで父の事件以来、警察、検察庁、検事、弁護士、勾留、裁判所、差し押え、競売、不動産明け渡し、裁判所執行官、債務整理、自己破産などなど法律用語むき出しの中で生活を6年間送って来たので、心身ともにとても消耗した期間だった。

会社の経営者としての後始末はこれですべて終わりとなった。
すべては若かったとはいえ自分で選択した人生なので、その結果は自己責任ということになる。
ゼロから人生の再出発を切ったが、世間の風は厳しく前途多難だった。



追伸:サイドストーリーも多々ある。気が向いたらまた投稿したいと思う。