経営者とは計画に基づいて経済が成り立つように組織を運営する者。
そのことから組織を代表し、組織内においてはすべての部署、従事者を統括し、経営者からの指示命令は絶対である。
だが、組織に重大な事故、事件そして経営危機が生じた時は経営者は全責任を負わなければならない。経営者が孤独たる所以だ。
よって経営者は日々組織の内外に起こる出来事に気を配る必要がある。
さて、組織内では経営者と従業員の間には指示命令報連相の縦のラインがある。
しかし、このラインが1本しかないと従業員の主観で物事を判断してしまう危険がある。そのため経営者は必ず正ラインと副ラインを用意することを肝に命じなければならない。
このことによって経営者は物事の真偽確認、多角的考察、客観的判断が可能となる。
これを複眼視(ふくがんし)と言う。
経営者は組織運営していく上で「複眼視」を絶対身につけておくべきで、当たり前だと思う。