現在、ヒトパピローマウイルス(以後、HPV)の予防接種のキャッチアップ接種をおこなっています

 

 

対象となるのは、1997年4月2日から2008年4月1日までに生まれた女性で、過去にHPVワクチンを3回接種していない方です



接種を希望する方は、住民票のある市町村からの案内に従い、母子健康手帳を持参して当院のEPARK予約サイトからご予約ください

 

 

過去に1回または2回接種した方も、残りの回数を公費で接種することができます

 

 



HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVというウイルスの予防に効果的です

 

その結果、子宮頚がんの発症リスクが下がります

 

 

接種後に健康被害が生じた場合には、予防接種健康被害救済制度による救済制度もあります

 

 

今回は、当院を受診する中高生の相談内容についてです

 

 

 

夏休みが終わり中高生の来院は少し落ち着いてきた感じですが、

 

当院を受診する中高生少なくはなく、その相談内容で多いものをお伝えします

 

 

1. 月経不順

 

月経が1か月に2回来たり、反対に予定日を過ぎても来ないという相談です

 

年齢的にホルモンバランスが安定しませんので、大きな病気が潜んでいることは少ないです

 

状況に応じて、おなかの上からエコーをしたり、血液検査でホルモンや貧血の確認をすることが多いです

 

 

2. 月経困難(生理痛)

 

月経開始数日前から月経期間中にかけて下腹部痛や腰痛などが起こり、学校生活や日常生活に支障が出てしまうという相談です

 

月経痛が強い場合は、子宮内膜症という病気が隠れていることもありますので、この場合もおなかの上からエコーをしたり、血液検査で異常がないかを確認します

 

 

3. 月経前症候群

 

最近になって耳にすることも多いかと思います

 

排卵期ころから生じるホルモン変化により、心身にトラブルをきたしてしまいます

 

頭痛や下腹部痛や倦怠感などの身体症状も多いですが、イライラしたり気持ちが落ち込んでしまうなどの精神症状を訴える方が多くなっています

 

そのような症状が起こった日と、月経の時期を手帳やカレンダーに記録しておいていただけると診断しやすいです

 

 

 

 

月経不順・月経困難症・月経前症候群、いずれの場合でも、内診は行わないません

 

 

特に、初めて受診していただいた場合には、

 

お話をお聞きして必要に応じて腹部エコーや血液検査をおこなうことがほとんどです

 

月経に関して、不安やお悩みがある場合には安心してご相談ください

 

 

※性交渉歴のある方や成人年齢以上の方などでは、必要に応じて内診や経膣エコーも行います

 

 

 

いわたレディースクリニック

 

 

 

 

 

10月1日(火)からインフルエンザ予防接種をはじめます

 

木津川市在住の65歳以上の方は、自己負担:1,500円です

 

 

一般の方は、4,000円(税込み)です

13歳以上の方は、原則として1回接種となります

 

 

現在、10月19日(土)までの接種予約を受け付けております

 

ご予約は、お電話(0774-39-3999)または受付窓口までお願いいたします

 

 

 

いわたレディースクリニック

 

前回は生理痛や頭痛が起こったときには早めに鎮痛剤を服用するほうがいいということをお伝えしました

 

鎮痛剤に対する誤解の一つに、”普段から鎮痛剤を服用していると、いざというときに効かなくなる”というものがあります

 

 

 

【耐性に関する誤解】

 

多くの方が、薬に対して耐性ができることを心配されます

 

でも、ご安心ください

 

鎮痛剤には、その心配はほぼありません

 

適切な用法用量で使用していれば、効果は続くと考えて大丈夫です

 

 

 

【適切な使用のメリット】

 

痛みが強くなる前に早めに鎮痛剤を服用すると、少ない量で充分な効果が得られます

 

そうやって、長期間にわたり効果的に痛みをコントロールできるようになるわけです

 

 

 

【自分に合った治療計画】

 

鎮痛剤の使用に関して不安がある場合には、遠慮なくご相談ください

 

個々の状況に合わせて治療していくことが大切ですね

 

 

 

 

痛み止めは、早めに服用するほうが効果的です!

 

 

生理痛などの痛みが起こると、からだの中ではプロスタグランジンという物質が作られます

 

 

このプロスタグランジンが痛みを増幅させるのですが、痛み止めの薬はこのプロスタグランジンが作られるのを抑える働きがあります

 

 

痛みが本格的になるということは、すでにたくさんのプロスタグランジンが作られているということですので、そこで痛み止めを飲んでも薬が効きにくくなっているのです

 

 

ですから、痛みがひどくなる前に、早めに痛み止めを飲むほうが効果的です

 



痛み止めの薬は、痛みを感じ始めたら早めに飲むことをお勧めします!

 

 

 

ただし、薬の種類や個人の体調によっては副作用など注意が必要な場合もありますので、用法容量を守って正しく服用してください