http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120623/ent12062312000009-n1.htm
「清盛」の情熱 25
豊原功補、負け続けの松ケンは「愛すべきキャラ」
「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた清盛に新たな視点でスポットを当てたNHK大河ドラマ「平清盛」。あす6月24日は第25回「見果てぬ夢」が放送される。
出世を果たしていく清盛(松山ケンイチ)と、父を犠牲にしたのに身分の上がらない義朝(玉木宏)。義朝は自らを軽んじる信西(阿部サダヲ)に不満を抱く。後白河上皇(松田翔太)の近臣・藤原信頼(塚地武雅)も信西に冷遇され、敵意を募らせていた。一方、義朝の嫡男・頼朝(中川大志)は宴の席で初めて清盛と対面し、存在感に圧倒される。妻・由良(田中麗奈)が危篤状態となった義朝は、清盛から宋の薬を手に入れようとするが、由良は平氏に頭を下げるなと止める。それが最期の言葉となった。義朝は常盤(武井咲)のもとへいくが、由良を失った寂しさは癒やせない。そんな義朝を呼び出した信頼は…。
平氏躍進のために力を尽くしたものの、保元の乱で斬首された平忠正役を演じた俳優の豊原功補(46)のインタビュー・後編をお届けします。
平忠正は兄・忠盛の出世を支える一方、忠盛の実の子ではない清盛を跡取りとして育てることには反対し、正室である宗子の息子・家盛が後継者だと主張。保元の乱では清盛と敵対する崇徳上皇側につき、平氏分裂を引き起こした。
「男らしく描かれているため、魅力的な人物像に仕上がっている」と話す。そして「平氏の安泰のため命を懸けて守る姿に、自分もそんなことができれば…」とも。
感情の表現が豊かな人物の忠正。また「怖くて取っつきにくい人物だと思われがちですが、子どもと遊んだりしている姿をみて、意外な忠正像を楽しんでもらえれば」という。
保元の乱の撮影ではかなり激しく戦うシーンがあったが、「お互いに切りたくないという心情がありつつも戦わざるを得ない。相手を切らずに周囲には戦っているように見せなければいけない、という複雑な状況をどこまで伝えられるかが一番難しかった」。撮影にも相当時間がかかったそうで「殺陣のシーンなので1回で終わらせましょう、というわけにもいかず、3回はやりました」といい「それで機嫌が悪くなった」と笑わせた。
松山ケンイチとは撮影の合間にオセロをやっていたそうで「彼は僕のことを先輩と思っているのか友達と思っているのか分からない」と笑う。「松山君は何かというと僕の発言がおかしいと突っ込んでくるんですよ。だから将棋とオセロでは容赦せず叩きのめしてやりました」とさらに笑う。
だが、いろんな人にゲームを挑んでは負け続けている松山を見て、「もしかして清盛の役作りなのかも。負けたふりして仲を取り持っているのかな」と思ったりもする。「松山君は愛すべきキャラクターの持ち主だ」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120616/ent12061612010008-n1.htm
「清盛」の情熱 24
豊原功補 意外と「ラテン」な平安人
「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた清盛に新たな視点でスポットを当てたNHK大河ドラマ「平清盛」。
明日6月17日は第24回「清盛の大一番」が放送される。後白河帝(松田翔太)のもとで実権を握る信西(阿部サダヲ)の政治改革が始まった。信西は手始めに内裏を修復し、宮中行事としての相撲節会(すまいのせちえ)を復活させるなど、精力的に行う。相撲節会の資金集めもあり、全国へ税徴収を徹底させる信西は、清盛(松山ケンイチ)を鎮西(現在の九州)に送り、税を納めない太宰少弐(=大宰府の役人)・原田種直(蟹江一平)からの取り立てを命じる。一方、清盛の長男・重盛(窪田正孝)は、叔父・忠正に死罪を命じた信西に従う父のやりかたに納得がいかなかった。父に進められた成親(吉沢悠)の妹・経子(高橋愛)との縁談にもいまひとつ乗り気にならない。そんな中、鎮西から任務を終えて戻った清盛は、そこで手に入れた宋の茶器を使い、相撲節会でのある計画を思いつく。うまく行けば、太宰大弐(=大宰府の長官)となり、政界でさらに大きな発言力を握ることができる、清盛の大一番が始まった。
兄・忠盛の出世を支え、平氏躍進のために力を尽くしたものの、保元の乱で斬首された平忠正役を演じた俳優の豊原功補(46)のインタビュー・前編をお届けします。
平忠正は兄・忠盛の出世を支える一方、忠盛の実の子ではない清盛を跡取りとして育てることには真っ向から反対する。正室である宗子の息子・家盛が後継者だと主張。保元の乱では清盛と敵対する崇徳上皇側につき、平氏分裂を引き起こす。
「非常に古典的な考えの持ち主だと思います」と忠正を語る。さまざまに語られる平安時代。ドラマで人物に肉付けをしていくなか、その思いを強くしたという。「一家一門の中での教え、平家はどうあるべきかについて、おそらく一番頑なに守ろうとした人物です」。
自ら一家を継ぐ立場にはない。「そこからくる“ブラザーコンプレックス”を抱えつつ、ただ自分の役割を全うしようとした」と、忠正の「生き方」を読み解く。父親を絶対視する「父権」が強力だった時代背景も、少なからず影響していると考える。
一見堅物な印象だが、一方で情に厚く、豊かな人間性も見せる。「スタッフの方には『忠正ってラテンですね』と言われました。古典的でありつつ、実のところお酒も冗談も好きという家族人。子どもに対して優しくて、家族を支え、支えられている」と、そのギャップを楽しんでいるかのようだ。
だからこそ、「清盛の存在によって状況が変わり、歯車がかみ合わなくなることが許せなかったのでは」と推し量る。「どんな時代でもチームがあれば派閥ができ、個人的な感情が先行したりする。人間対人間、そんな人間模様を伝えていきたいですね」
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