ちるちるミチル
僕には妹がいる。いや、過去形かも。実際、今も目の前には彼女がいるんだけど、でも、彼女は僕のあの妹なんだろうか。まるで別人。
ミチル。僕の妹。この僕の前で、ぶつくさ言いながら、いわばメイテイ状態ので揺れているのは誰なんだろうね。僕の妹、ミチルにそっくりな顔をした、この人を、僕は知らない。
僕の妹は、もっと綺麗だったし、もっと可愛らしかったよ。それから、もっと賢かった。だから君は誰なんだ?
グラスをもつ手が震えている。赤いワインが注がれたグラス。危なっかしい手つきで口元に運ばれて、
僕には妹がいる。いや、過去形かも。実際、今も目の前には彼女がいるんだけど、でも、彼女は僕のあの妹なんだろうか。まるで別人。
ミチル。僕の妹。この僕の前で、ぶつくさ言いながら、いわばメイテイ状態ので揺れているのは誰なんだろうね。僕の妹、ミチルにそっくりな顔をした、この人を、僕は知らない。
僕の妹は、もっと綺麗だったし、もっと可愛らしかったよ。それから、もっと賢かった。だから君は誰なんだ?
グラスをもつ手が震えている。赤いワインが注がれたグラス。危なっかしい手つきで口元に運ばれて、