http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012041800172
【ワシントン時事】訪米中の石原慎太郎東京都知事は17日午後(日本時間18日未明)、沖縄県の尖閣諸島の領有権を主張する中国について「何で日本政府や日本人は反発しないのか。
日本の実効支配を崩すために思い切った行動をする、そのための(船舶など)機材を整えるというのは、半分くらい宣戦布告みたいな話だ」と批判した。ワシントン市内で記者団に語った。
石原氏は、中国の動きに政府が有効な対抗措置を取らなかったため、都が同諸島を買い取ることにしたと説明した。
藤村修 官房長官が尖閣諸島の国有化に言及したことに関しては「さっさとやればよかった。
持ち主は『国が信用できないから石原さんに』ということだった」と指摘。
都が購入した後は、同諸島との往復に都が所有する船舶を活用する考えを示した。
一方で石原氏は、尖閣諸島を購入した後の管理について「国と相談することがあればする」と述べ、国に委託する可能性を示唆。
同時に、政府から買い取りを求められた場合の対応には「分からない。国がいつごろ決断するか。こっちは取引がもうじき終わる」と明言を避けた。(2012/04/18-09:16)