大阪府市顧問「電力足りる」…再稼働ゼロ時予測

http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120417-OYO1T00684.htm?from=main2


大阪府・市の飯田哲也特別顧問は、17日に大阪市内で開かれた府市の「エネルギー戦略会議」で、原発を再稼働しなくても今夏は電力不足に陥らないとする独自の供給予測を明らかにした。


近く需給見通しを改めて示す関西電力をけん制する狙いがありそうだ。


 飯田氏が所長を務めるNPO法人環境エネルギー政策研究所が試算。


関電管内の全原発が停止した状態でも、揚水発電の効率的活用や中部電力などからの電力の追加融通といった対策で需要は補えると主張した。


 さらに飯田氏は、関電管内の電力需給について、政府が2010年並みの猛暑になった場合、18・4%不足すると試算していることに対し、

「原発事故前の節電をしない中での需要を基に予測するのは間違い」と批判した。

 会議には、東京都の大野輝之・環境局長も参加し、電力逼迫(ひっぱく)時の節電対策などを紹介した。


2012年4月17日 読売新聞)