息子がぼそっと言った。


「おじいちゃん,おばあちゃんが死んだら嫌・・・。」



息子が心から甘えることができる,祖父母は80歳と77歳である。




私は答えた。


「人間誰しも死ぬ。」


「赤ちゃんとして生まれた時から,死ぬことが決まっている。」




「そして,だれも死から逃れることは出来ない。」


「だから,一生懸命に生きなあかん。」




「おじいちゃん,おばあちゃんが生きている間に,


一つでも多く喜ばせてあげれるように,いろんなことに頑張れば良い。



①そのために,勉強で良い成績を取ったり,空手で上手くなったりしたら良い。


②お前が死んだら一番悲しむから,

  病気に強いからだ,疲れに強いからだをつくらなあかん。


「お前も,パパもいつ死ぬか分からない。


だから,今を一生懸命に生きなアカンのや。」