貴重な体験なのかな・・・

貴重な体験なのかな・・・

急性リンパ性白血病と診断され、臍帯血移植を経験した者のブログです。

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病気になるってマイナスなイメージをどうしてももってしまいます。

しかし私は、病気になって今まで気がつかなかったことに気がつくことができました。

多分今までのように健康体で過ごしていたら一生気がつくことはなかったかもしれません。


それは、家族、友達の大切さです。病気になるとどうしてもネガティブに考えてしまい、落ち込んでしまったりすることがあります。いくら自分で自分を鼓舞しようとしても限界があります。今までは、ここまで落ち込んだことがなく、どうしようもないくらい心が弱くなったりすることはありませんでした。


しかし、友達からもらった千羽鶴や寄せ書き、メールなどでは、本当に励まされました。

人を思う気持ちや、人の助けになるような事をすること、これらのことは人間として非常に大切なことであると改めて感じて、自分も治ったら恩返しをしていかないといけないなと心に誓いました。

人を助ける事が出来るのは、やっぱり人しかいないんだなあと身をもって実感しました。


このようなことは、病気になったがゆえに学ぶ事が出来たと思います。

病気になってよかったとは決して思いませんが、どうせなってしまった病気・・・普通の人では体験することができない貴重な体験から多くを学びこれから先未来に生かしていきたいです。