「なんだよ私の時間って」
どうしよう!
バレる、逃げなきゃ
「すいません!」
そういって駆け出していた銀さん達が優しいのは知っている
「麗香ちゃん!」 でも、、、
モヤモヤした気分のまま走り続け、いつの間にか古い港についた。そこは薄暗く、今にも何か出そうな雰囲気だった。
「おい、お前か?」
いきなり肩を捕まれた
「何ですかっ!」
そういって私はとっさに刀を構えた
「クックッ、お前だろ?指名手配中の刀持ちの少女ってのは。」
「だったらなんですか!」
相手の男は左目に包帯を巻いた怪しい男だった。
「お前、存在が無くなるのとひっそりとこっちで怪物の処理するのどっちがいい」
何で?こいつ、何で私が向こうから来たのを、、、
「どういうこと!怪物ってなに!」
「まぁ、来い」
そういって、彼は歩き出した。怪しいとは思ったが怪しいは私もだと割り切る事にして、置いてかれないように走った。
歩いて行くと船に入った。私はその中の一室に通された。
「ここは?」
「万斉」
彼は私の質問を無視して人の名を呼んだ
するとドアからサングラスをかけて背中に三味線を背負った男が現れた。
「なんでござるか」
い、今時ござる!?変な人もいるなぁ
「そこの小娘にジルークの話ししてやれ」
「この小娘、、、例の指名手配の小娘でござるか?」
そういって彼はまじまじと私を見た
「小娘小娘って、私にはちゃんと石田麗香って名前があるんです!」
「では石田殿、まずお主が腹を裂いた刀はおそらく時解刀というジルークを斬るための刀。」
「時解刀、、、ジルークって?」
「ジルークとは時空間の淀みが固まり出来た怪物でござる」
「さっき言ってた、存在が消えるってのは?」
「それは、お主が時解刀で腹を裂いたためにお主の存在した時間がほどけているという事でござる。そしてジルークを倒した時に流れる時間はお主の存在をつなぎ止める。」
「なるほど、、、。」
「石田ァ、お前一度現代に戻れ。そして銀時や真選組の連中の孫と合流しろ奴等には何かしらの情報を流した。このままだと俺が壊す前に世界が壊れちまう。」
結局自分のことか、、、。
「でも、どうやって?」
「そこ見ろ」
「え?」
「あれを通ると向こうは現代だ」
結構簡単に戻れるんだ
「ねぇ、あんた達はなんでこんな事知ってるの?」
「俺と万斉はこの世界と現代の両方に存在している」
「じゃあ、現代であんた達を見つければ話が」
「それは無理な話でござるな」
「なんで!」
「名前が違うからだ」
「見た目でも」
「一緒なのは意識だけだ、、、てめぇこれ以上うるせぇと腹に時解刀打ち込むぞ」
「、、、。」
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何で!
高杉が、、、麗香的に良い人になってるよ(笑)
真選組以上に、、、
でもって!次回から
過去篇をいったん離れ、舞台は現代にうつり銀ちゃんや真選組の子孫と麗香の物語を始めようと思います!
頭パンクする、、、(笑)