皆様方おはようございます。
富雄丸山古墳の記事が

なかなか書けない中
佐紀古墳群で
航空レーザー測量が実施され
今月の20日に成果が
奈良市埋蔵文化財センターから
発表されました。

佐紀古墳群は
奈良市の北部に存在。
4~5世紀後半までの
大型前方後円墳が
築造されています。
しかし、その殆どが
宮内庁から陵墓として
治定され調査の
機会が少ない為
「謎の古墳群」とされています。
↓図面がこちら。
佐紀古墳群では
3年前にウワナベ古墳で
発掘調査がありました。
従来は墳丘全長約250mと
考えられていたのが
調査の結果約280mあった事が
分かりました。
ウワナベ古墳の
レーザー調査で
そのウワナベ古墳の
前方部中心辺りに
長方形の窪みが
確認されました。
しかし2019年の
レーザー調査で
「前方部中心辺りに南北の
平面長方形の窪みが確認できる」という
結果が報告されていました。
前方部中心に埋蔵施設を設けた例は
奈良県磯城郡川西町の
島の山古墳があります。
さらに……
佐紀古墳群の中で
私が一番好きな宝来山古墳の
前方部に3つの壇状の
高まりが確認されました。
これまでにない構造だそうです。

奈良市埋蔵文化財センターの方は
「両古墳とも何らかの施設が
前方部に存在する可能性がある」と…
あと発掘調査が必要になると
話しておられました。

宝来山古墳について
調査される箇所は
他にもありますが
特に江戸時代の絵にあった
渇水時に現れる「橘諸兄公の塚」が
前方部東に存在することなど
調査する所がありすぎて
わくわく感が止まらないです。
いつか発掘調査によって
解明してほしいですね。

最後までお読み下さいまして
ありがとうございますm(_ _)m