とても良く出来た映画だった。
でも「メリーポピンズ」には様々な黒い噂もつきまとっているので、
素直に感動できない所も多かった。
まだ見てない人に変な先入観を持ってもらいたくないし、
見た人の感動を壊す事もしたくないので、
自分の感想は写真の下に書きます。
読みたくない人は読まないでください。
とりあえず家にある関係グッズでイメージ写真撮ってみました。
これから書く事はすべてうわさ話でなんの確証もない。
だから聞かなかった事にして気にしなければそれでいい。
ディズニーを完全正義の夢だけを売る幸せのシンボル。
と思っていたい人はこれをみてはいけないと思います。
もちろんディズニーは大好きだし、
幸せの素でもある。
でもディズニーも企業だ。
お金儲けは大切だ。
夢だけでディズニーランドは作れない。
ただいかに気持ちよくお金を引き出させるかが
この企業の幹だと思う。
自分はその人を楽しませてお金儲けをきちんとするところが好きなのだ。
だからこそ、今までに相当のお金をつぎ込んでいる（笑）
ただ「気持ちよくお金を出させる」という部分では、
「おいおい」と思ううわさ話もたくさんある。
特にメリーポピンズはそれが多い。
ひどいのは
「原作者のトラバース夫人は死ぬ間際までウオルトを憎んでいた」
なんていうのもある。
今回の映画では彼女をものすごく偏屈な女性として描いているので、
完全にディズニーにはまったく非がなく、彼女が屈折した過去を持っている女性と、
観客に感じさせるように作られてる気がする。
この映画は楽しいが疑問が多い。
特に彼女の過去。
父親がアル中で死んだとか、
そんな話を映画化するのを良く遺族が許可したものだ。
ほんとうに遺族は快諾したのだろうか？
この映画を作るにあたってやはり莫大なお金が動いたんじゃないかと、
下世話にも思ってしう。
（メリーポピンズの映画化もトラバース夫人がお金がなくて、しぶしぶ契約したのだから）
こんなエピゾードがあった。
メリーポピンズワールドプレミアで
初めてこの映画を見たトラバース夫人が
「反対していたアニメのシーンの出来がひどくて映画の間中泣いていた」
らしい。
この映画ではそれを、
父親の事を思い出し泣いているのをごまかす為に、
「アニメがひどい」と言ったように描かれている。
真実はどちらかはわからないが、
映画を見た人はディズニー側につくだろう。
「トラバース夫人もディズニーのおかげで、
過去から解放されてよかったね、
ディズニーに感謝しなくちゃね」
とか思うかもしれない。
本当にそうなのか？
またアンチディズニーの中では
「ディズニーが世界の名作を食い物にしている」と避難されている。
独自の演出で話を変え、
その完成度から、ディズニー作品の方が本物のように感じさせてしまうからだ。
たとえば
ピノキオがクジラに飲み込まれるのは有名だが、
原作ではサメなのだ。
世界中のほとんどの人がクジラだとおもってないだろうか？
でもそれに対してディズニーは何も釈明しない。
「これはディズニーのピノキオだ」といい正当化している。
こんあシーンもあった。
劇中プーの原作者を哀れむのだが、
あれも本当に言ったかどうかわからない。
でもディズニーのプーが好きなファンは
「おばさん何言ってんのよ、
ディズニーのおかげでプーは世界中から愛されてるじゃない！
この人やっぱり偏屈ね」と感じそうだ。
ディズニー側の立場で見ると、
この映画は愛にあふれ、ディズニーの素晴らしさを実感できる。
でも原作者がお金の為に仕方なく、不本意に権利を売った
という見方でみると、まったく違う映画になる。
本当は前者の立場で気持ちよく見たかったのだが、
所々後者の気持ちが勝ってしまい、
なんだか釈然としない間に映画が終わってしまった。
ディズニー側が赤裸々に暴露した用に描いているけど、
それは隠れ蓑で、もっとドロドロした部分もあるんじゃないかと
想像してしまうのだ。
うわさ話と言うのは恐ろしい。
「アナと雪の女王」はこれから、何度も見るだろうけど、
この映画はもう見ないかもしれない。
でもとりあえずは原作を読み返し、
「メリーポピンズ」も見直してみようと思う。