高層ビルを木造で建てる建築記事の中に、SDGs目線がしっかりしていて、特に森林のリソースに触れ、しかも、その後の供給の問題を見越して、すでに単に木材を使うことから、育成することや、別の樹種を使うことが建築家の言葉で書かれていて、まだ日本の建築業界は遅れていることや、先進国のレベルを垣間見ることができました。
Long term, he believes that to counter supply issues, architects will have to think beyond wood. ここまでの視点はまだ日本の建築家と木材業界には無い。 もしこの視点ができてくれば、限られた樹種と丸太品質から、リカバー率が22%程度しかないCLTに国をあげて取り組むことは無くなるし、設計と構造の知見が高まれば、万博リングのようなご祝儀価格の資源の無駄使いもなくなるでしょう。 まず今できることは「単に木を使う」から「賢く、永く使う」視点からから始めることかと思います。
Beyond Wood という視点から第3の構造用木材を考えたいと思います。 ボックスビームもそうですが、木材の優れた点である、CO2削減に貢献できる+加工が容易、 欠点である、 柔らかく変形しやすい+材料が大きくなると単価が急激に高くなる ことを考えて、この欠点を克服する第3の木材があります。
製材には直線の丸太が求められますが、樹木のほとんどは曲がっていたり枝分かれしています。仮称)第三の木材は木材の繊維性能を持ったコンポジット木質材料?になります。
この製造法であれば竹などはむしろ高強度が活かされ木材の弱点の一つの強度不足を改善し鉄から木材の範囲が拡大されることも可能になります。
木材の多様性を受け入れることがSDGsにつながると思うのです。