ニコのブログ

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発端は、妻のしつこい咳

先日、妻が風邪をひき、特にしつこい咳の症状に悩まされていました。
もしかしたら、ハウスダストによるアレルギーが原因で、室内の空気が症状を悪化させているのではないかと考えました。

最初は、家にあった空気清浄機のフィルターを交換しようと思ったのですが、その空気清浄機も10年以上前のモデル。これを機に、新しいものを購入することにしました。

機種選びと、中古品という選択

以前、私自身も同じ部屋でしつこい咳に悩まされた時期がありました。その時、梅雨の季節で、パナソニック製の「ナノイー」発生機能付き除湿機が非常に効果的だったことを思い出したのです。羽毛布団にカビが生えていたのかもしれないと、布団も一新した経験があります。

そこでパナソニック製の現行モデルを調べましたが、シャープ製のものの倍近い価格。フィルター交換の予算と比べると10倍近いコストです。
少し考え、フィルターの寿命が10年であることを考慮し、2年ほど経過した中古品も視野に入れることにしました。

候補に上がったのは「F-VC55XV-W」という機種。新品なら約4万円ですが、中古で2万円を切る価格で見つけました。型落ちとはいえ、性能は現行モデルに近いです。本来、空気清浄機は新品が良いと分かっていましたが、予算的な魅力に惹かれ、試してみることにしました。

届いた製品に、まさかの初期不良

夜中に注文した商品は、翌日の夜にはもう到着。早速、箱から取り出して使おうとした瞬間、事件は起きました。

箱から商品を取り出すと何かがポロッと落ちました。側面の加湿タンクを取り出すフックのスイッチでした。続いてタンク自体も固定が外れ、危うく落下させるところでした。

 

 

本体を振ると、内部でカラカラと部品が転がる音がします。スイッチの内部部品が外れてしまったようです。

外れた部品を元と思われる位置にはめてタンクを収め、なんとか空気清浄機能だけは動作させることができました。しかし、このまま加湿機能を使うのは非常に危険です。タンクを固定するフックのスイッチが機能していないため、水を入れたタンクが振動などで外れ、漏水する可能性があるからです。

 

 

スイッチは中に陥没したまま戻らず、押さなくてもタンクが簡単に外れてしまいます。

原因究明と、立ちはだかる「部品の壁」

メーカーに問い合わせると、部品単体での提供はしておらず「出張修理」になるとのこと。出張料、技術料、部品代…高額になりそうな予感がします。

通販サイトでの購入だったので、まずは返品を考えました。しかし、咳で苦しむ妻のためにも、なんとか自分で修理できないかという気持ちが湧き上がってきました。

翌日、家電量販店へ向かい、展示されている同系列の空気清浄機をチェックすることに。残念ながら展示品はモック(模型)でしたが、タンクの着脱機構は同じようです。店員さんにも協力してもらいスイッチ部分を観察すると、内部に小さなスプリング(バネ)があることを発見しました。

 


 

原因はこれでした。購入した中古品は、このスプリングが脱落して紛失していたのです。

原因が分かれば修理は簡単です。しかし、メーカーは「部品は供給していない」の一点張り。預かり修理で見積もりは可能ですが、修理をキャンセルしても見積もり料がかかると言われ、八方塞がりでした。

閃きと、最後の望み「ジモティー」

諦めかけていたその時、ふと閃きました。
「そうだ、古い空気清浄機から部品を取ればいいんじゃないか?」

我が家にあるのはシャープ製で機構が違います。そこで、中古品店を数件回りましたが、同じ機構を持つパナソニック製品は見つかりません。

もうダメか…と思った時、最後の望みをかけて地域の中古品取引アプリ「ジモティー」を検索してみました。すると、古いパナソニック製の空気清浄機がいくつも見つかります。中には無料のものも!

車で1時間ほどの場所に「動くかわからないけど500円」という出品を発見。型番から説明書を調べ、スイッチのデザインが似ていることを確認し、ダメ元で連絡してみました。

500円の部品と、気まずい待ち合わせ

幸いにもすぐに出品者から返事があり、取引場所へ向かうことに。
しかし、同じような建物が並ぶ大きなマンション群で、エントランスの場所が分からず迷子になってしまいました。同じ場所をぐるぐる回り、出品者の方からは「イタズラですか?」と疑われる始末…。衛星写真で現在地を送り、30分ほどかかってようやく会うことができ、気まずい雰囲気の中、500円で品物を受け取りました。

DIY修理成功!そして驚きの結末へ

帰宅後、早速500円で手に入れた空気清浄機を分解。中のスプリングを取り出し、壊れていた空気清浄機に取り付けてみると…

 


 

ピッタリとハマりました!

スイッチは正常に機能し、タンクもしっかりとロックされます。ついに、修理は成功しました。

 

 

この時点で、購入した通販サイトには返品手続きを開始していましたが、事の顛末を正直に報告。ダメ元で、部品取りにかかった500円やガソリン代などを負担してもらえないか尋ねてみました。

すると、通販サイトのサポート担当者(少し日本語がおぼつかない外国人の方でした)から、驚きの返答が。

「商品の代金を全額返金します。部品取り製品の処分費用はクーポンで対応します」

間違いではないかと何度も確認しましたが、間違いないとのこと。後日、本当に購入代金は全額キャンセル処理され、謝罪の言葉までいただきました。まさかの結末に、大手通販サイトの顧客対応力に感服しました。

結果的に、空気清浄機は無料で手に入り、浮いたお金で調子の悪かった電動シェーバーを新しく購入することができました。妻の咳も、新しい空気清浄機のおかげで少しずつ良くなっていくといいなと思います。

一件の初期不良から始まったトラブルでしたが、DIYの達成感と、予想外の幸運が舞い込んできた、忘れられない出来事となりました。