オーケストラの少女

(原題:One Hundred Men and a Girl)1937年米 ユニバーサル・スタジオ


年末になると見たくなる映画があるのです。1937年のアメリカ映画で

「オーケストラの少女」という作品です。主演のディアナ・ダービンの歌声(アリア『乾杯の歌』)や彼女が

不況の人たちを救おうと奮闘する行動力が素晴らしく、落ち込んだときにやる気にさせてくれる一本です。

ストコフスキー指揮するチャイコフスキーの『交響曲 第五番』の第四楽章から始まる本編はついつい聞きほれてしまって音楽映画としても素晴らしい出来です。


この映画との出会いは不思議で、中学時代に淀川 長治さんの解説で賞賛していたので、見たくなり探しても当時はDVDもビデオすら出回っていなかったのですが、深夜に「え?」って感じで放映したのを見たのが最初です。(なかなかテレビでも放送してくれないのですが・・)不景気なときこそ、見て元気をもらって欲しい作品です。

ディアナ・ダービンの可愛いファッションも見所です。


覚えていたら、きっと見れますよ。


■オーケストラの少女■

ストーリー

仕事にあぶれた楽団員(A・マンジュー)を父に持つ美声の少女ダービンが、原題にあるように100人にも及ぶ失業楽士を組織し楽団を結成、ストコフスキーを指揮者にカーネギー・ホールでの公演を成功させるまでの奮闘を、挫けそうになっても明るさを失わない少女の前向きさを正面に押し出し、まだ大不況の後遺症から立ち直りきらぬアメリカを励ますように描いている。大衆的なクラシックの名曲がふんだんに使われ、“椿姫”のダービンの可憐なアリアはなかなかのものだ。



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