【陰日向に咲く】08年平川雄一朗監督、脚本は電車男の金子ありさ

自分の母親が亡くなったせいなのか、ドラマや映画で母親が死ぬシーンにはつい涙してしまう。

この映画も泣いてしまった映画です。

陰日向に咲くあらすじ

「劇団ひとり」の小説を映画化した作品で元々は6つあったストーリーの5つを一つにした作品。

スポットの当たらない、日陰者のような道をゆく人々のやるせない日々と再生を描いた物語。

主人公のシンヤ(岡田准一(V6)は多重債務者で、借金は400万円を越し、借金取りの言われるままに「オレオレ詐欺」に手を出してしまう。そして電話に出た老婆の息子・健一に成り済まし、有りもしない話をしているうちにオレオレ詐欺のはずがいつしか老婆と交流を深めていく・・・・老婆からの手紙のシーンにはついつい涙してしまう。
シンヤの「ずっと一人だったんだぞ!」の台詞にはグッと胸を締め付ける。

社会の束縛に苦しんでいるサラリーマン、大ボラ吹きのホームレス、売れない芸人、ストリッパー、売れないアイドル、アキバ系アイドルオタクと個性的な登場人物に一人ひとりにストーリーがあってラストの朝日には、それぞれの明日の希望が見えてくる。


人はみな、どこかでつながっていて、どこかで誰かの支えになっているんじゃないかなと思わせてくれる作品。

(きっと、あなたも!)ポスターの【ひとりじゃない。】ってキャッチコピーも良いです。


出会いやつながりって自分が知らないうちにもちゃんとつながっていたりして。


個人的には三浦友和さんと岡田くんの親子の関係が今ぽっくて好きでした。


劇中に出てくる桃の缶詰が、見終わった後につい食べたくなってしまったりします。


宮崎あおいさんの『陰日向に咲く』インタビューの中から

http://movies.yahoo.co.jp/interview/200801/interview_20080128001.html


偶然や運命は信じますか?

わたしはすべてが必然だと思っているんです。わたしが今ここにいることも必然で、1年後にこの仕事をしていなかったとしても、それは必然だと思うし、すべてのことに理由があってそうなっているんだと思うんです。もともと、すごくポジティブな人間なんです。悪い方向にはあまり考えないし、もちろん考えて悲しくなったり苦しくなったりすることもありますけど、すべてのことが後で生きてくると考えるタイプです。客観的に自分を見つめようとする、究極のポジティブなんです!
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良いことも、悪いことも全てが必然であるって思えるようになると自分の人生も楽しくなりますよね。

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