金縛りとはオカルト現象だと思ってる方は多いでしょう。ですが、実はこのメカニズムは科学的に証明されているって知ってましたか?

睡眠中の神経調節機能は、ふつう筋肉から脳へとむかう命令を抑制する働きをしている。ところがレム睡眠(体が眠ってる状態)に入ると、これが脳から筋肉へと逆の抑制をおこなうようになる。その結果、通常なら大脳から脊髄を通って末梢へと伝わるはずの命令が途中で抑制され、思うように動けなくなってしまう。つまり、頭では動かそうと思っても、体が麻痺して動かない状態におちいってしまうのです。

もちろん、レム睡眠のときに本人は眠っているのだから、体が動かなくてもなんら支障はない。ところが、目ざめた後も、この麻痺状態が続くことがある。これが睡眠麻痺、すなわち金縛りというわけなんです。

体の麻痺状態が続いているから、手足が動かないのはもちろん、呼吸さえいつもどうりにいかない・・そこで「これは?金縛り??」もしくは「霊のせい?」となる訳です。しかし、ここときはレム睡眠中だから、夢をみている。体が動かない感覚は恐怖の感情へとなって「霊におそわれる」といった恐い夢としてあらわれやすい。

金縛りは「霊のしわざ」とか、「悪霊だ」などと言って相手を恐怖に落とそうとする人の言葉は、なるべく信じない方が良いかもしれませんね(^^)

参考文献「ベットでひっそり読む本」