青春ウォルダム(月譚) 청춘월담 英題:Our Blooming Youth
(tvN 20230206-0411 全20話)
【Episode 16-2】
~右議政邸 ウォンボの部屋~
ウォノが後生大事に抱えていた箱の中身は、青磁の壺でした。
光を当てながら、よく観察しているウォンボ。
ウォノ「い、い、いかがでございますか?」
ウォンボ「なんとも美しいことよ。これこそ、高麗の青磁が話題になる理由ぞ」
かなり気に入ったらしいです。
ウォノ「ええ」
気に入ってもらえたようで、ほっとするウォノ。
自分では、磁器の良しあしなんて、1ミリもわかりません(笑)
価値は値段だと思っている男です(笑)
ウォノ「ああ、まったく、この間の、白磁の壺も割らなければ、まさに、兄上の右に青磁、左に白磁・・と置けるよう、お渡しできたものを。。あのクソガキのせいで・・・」
ウォンボ「また、持ってくればよい」
さらっと言いました。
ウォノ「・・・・・」
ウォンボ「この青磁と並んで、白磁の壺を飾れれば、どんなにか素晴らしいことだろう」
はははは・・・と乾いた笑いを浮かべるウォノ。
~宮殿 庭~
ミョンガン皇子の部屋からの帰りかな?
立ち止まる中殿。
尚宮が察して、侍女たちを後方に下がらせる。
中殿「あの邪悪で卑しい男を、私の手で殺す適切なやり方はなんであろうか?」
ウォンボのことだというのは、もうわかってます!
尚宮「もうすぐでございます、媽媽」
中殿「薄汚い私欲のために、我が息子まで利用するとは・・・。たった7歳の、幼き子の手を血に染めるなど・・、必ずや、あいつの手足を引き裂いてくれる! あいつに、神の下に葬られる場所などありはしない。あいつの血や肉を、獣の餌として投げてくれる。あの卑しき男の子孫は、あいつの名を恥じ、世界中から、名を口にするだけで、唾を吐かれればよいのだ。たとえ、私が死に、鬼神になったとしても、決して、あの男を許すまじぞ」
尚宮「そうなさいませ、媽媽。おっしゃったとおりになさるのです」
ボロボロと涙をながしながら、悔しがる中殿。
~右議政邸 ウォンボの部屋~
ウォノ「そういえば、兄上、お聞きになりましたか? 世子嬪候補として、ヨンサンのハン一族より誰かが送られたそうですよ」
ウォンボ「そのようだな。この漢陽でおきる全ての出来事で、私の知らぬことがあると思うか?」
ウォノ「そのままになさっていても大丈夫なのですか? もし、ヨンサンのハン一族から世子嬪が選ばれたら・・・ああ、もし、あちらが王世子の後見となれば、世子を退位させることがむつかしくなるのではありませんか?」
ウォンボ「すべて考えておる。ヨンサンのハン一族が世子を守れなくなる切り札をもっておるのだ」
え・・と色めくウォノ。
ウォンボ「私の計画をみせてやろうか?」
ウォノ「・・ええ」
o(^o^)owktk
ウォンボ「そなたが、青磁の壺を持ってきたことだし、教えてやろうか」
ワクワクするウォノ。
袂から、お尋ね書きを取り出し、広げたところで、さっと閉じるウォンボ。
ウォノ「あ・・・」
ウォンボ「時が来たら、知ることになる。あはははは・・・」
そこに、客人の到来を告げられる。
「大監、チョ・ハンソがご挨拶申し上げます」
現れたのは、先日、パク・ハンスと話していた片割れ。
(テガンが食堂で盗み聞きしてた時ですね)
ウォンボ「なにか用事か?」
ウォノ「ああ、これは誰かと思えば、私を助けに、碧川まで来てくれた従事官ではなかったか・・。おお、久しぶりではないか! 待てよ・・ええっと、たしか、高祖父様の従兄弟の孫のおじの息子であった。そうだ・・そうだった!」
チョ・ハンソ「吏判、私から12人ほど離れた兄上です。」
だいぶ違うじゃん(笑)
ウォノ「そう、もし、我々が12人ほど離れた従兄弟同士なら、かなり近しいよな、そうですよね、兄上?」
ウォンボの前に座るチョ・ハンソ。
ウォンボ「それで、なぜ、訪ねてきたのだ?」
チョ・ハンソ「それが・・・」
ちらっと、ウォノを見る。
普通は、ウォンボだけに話したいから、お人払いを・・ってシチュエーションだけど、この場合は、ウォノのことが信用できないって思ってる感、ありあり。(笑)
ウォンボ「話してみよ、平気だ」
チョ・ハンソ「あの時、従事官だった一人、パク・ハンスを覚えておいでですか? つい先日、その者と会ったのです」
パク・ハンス:これは、超重要事項ゆえ、急いで伝えねばならない。世界がひっくり返るぞ。俺の口から出る言葉に興味ないか?俺がそう言ってたと、あの方に伝えてくれ
ふっと鼻で嗤うウォンボ。
反対に、血相を変えるウォノ。
ウォンボ「そのようなことを申しておったのか?」
チョ・ハンソ「大監、あやつは悪意に満ちており、賭場に全財産をつぎ込み、かろうじて、首の皮一枚繋がっているような状態です。もし、碧川での出来事を暴露したりすれば・・・」
ウォノ「ああ、ダメだ!ダメだ! そんなことはできないぞ! 兄上、あんなつまらないことの、一体、何を知っているというんでしょう? どっちにせよ、どこかで、その件について話り始めたら、一体、どうすればいいんでしょうか?」
取り乱すウォノ。
ウォンボ「我々が、そんなことをさせるはずがない」
自信ありげに、不敵に嗤うウォンボ。
~ファンの部屋~
テガンが、パク・ハンスに金が渡った流れについて、報告にきました。
取引記録によれば、10年前、麻浦(マポ)周辺の土地をパク・ハンスに売却した地主は、ソンジュのチョ一族の家督であるチョ・ウォンボが認証した約束手形にて取引を行った、となってました。
テガン「パク・ハンスと、チョ一族の間の関係を証明する唯一の裏付けとなる証拠です」
パク・ハンスの最近の動向を確認するファン。
相変わらず、酒浸りで賭場に通ってるらしいです。
ファン「直接、その者と会わねばならぬな。証拠を元に、右相によって、どのような取引がなされたのか、多くの金が支払われたのか、訊ねなければならない」
相手が相手なだけに、ファンの身の安全を心配するテガン。
ファン「もしなにかあっても、そなたが守ってくれるであろう」
テガン「どうして、そのように私を信頼してくださるのですか?」
ファン「そなたは、一度も、私を失望させたことはない。それなのに、どうして、そなたを信じてはならぬのだ?」
テガン「私は、一度たりとも、チョハの信頼を裏切ったことはございません」
テガンが退出したあと、ジェイが自信をもって、テガンを糾弾したことを考えるファン。
まだ、解決したわけじゃないからね。
~ウォンボの部屋~
歩き回りながら、考えているウォンボ。
護衛さん、ガプスって名前だったんだね。
というか、イ・ガンフンさんですよね(笑)
『花郎』で、ジソの護衛してた!! ← いまさらですよね。早く気づけ、と思われていた方もいらしたかと。
あの時も、渋いと思ってたんですが、なにしろ、当時は(今も)、サムメクチョン命だったので・・・。
ガプスを呼び出し、パク・ハンスを探し出せ、と命じるウォンボ。
ウォンボ「賭場周辺に入り浸ってるらしいから見つけるのは簡単だ。そのものが私に話があると言っている以上、少なくとも聞いてやるべきでは?」
ガプス「では、連れてまいったほうがよろしいですか?」
意味ありげに、笑うウォンボ。
~ガラムの部屋~
縫物をしてます。
出来上がったチョゴリをみて、満足そうなガラム。
これは、頼まれ仕事の分なのかな。
ふと、ジェイと自分のために、服の生地をもってきてくれたパクソンビのことを思い出し、微笑むと、もらった箱の中の、まだ、仕立てていない生地を見る。
~市場 生地屋~
店主に、生地を見せながら、交渉しているガラム。
ガラム「いいとこの学士様がもってみえたんだから、ここらの通りじゃ、こんな上等な生地、めったに見たこともないだろう。こっちと交換してくれ」
なるほど、ファンが持ってきたのは、全部が上等な絹生地だったので、自分の分の生地を交換しにきたのね。
生地を確認する店主。
店主「いいでしょう。では・・・」
そういうと、早速、ガラムが指定した生地に、はさみをいれようとする。
ガラム「ちょっと待った!! もっとだろ、もっと!!」
パタン、パタン、と取り分を多くするガラムに、「わかりましたよ」と笑いながら応じる店主。
その時、視線を感じるガラム。
役人「待て、お前は・・・」
「どなた・・ですか?」とごまかしつつ、隙をついて、逃げ出すガラム。
慌てて、追いかける役人。
そこからは、市場の裏手やら、路地やらを駆け回り、なんとか、まこうとするガラム。
逃げ足は速いです。
結局、見失ってしまう役人と、さらに追ってきた部下の官吏。
「あの者にまちがいない」
「え? 一体、だれを見たんですか?」
「開城の府伊の私邸にいた使用人だ。その使用人を見かけたのだ。」
「でも、もし、その御宅の使用人だったら、官碑にならないといけませんよね」
「だからそう言っておるのだ。どうして、その娘が、男の成りをして漢陽にいるのだ?」
「え~、きっと旦那様の見間違いですよ。その娘にそっくりな誰かだったんですよ」
そうだろうか、と考える役人、その場をあとにする。
その会話を物陰に隠れて聞いていたガラム。
漢陽で、自分を認識する人物と、はじめて会ってしまいました。
~マンドクとボクスンの店~
大きな包みをもって、ガラムが入ってきました。
あのあと、ちゃんと生地屋さんに戻って、生地を仕入れてきたみたいね。
しかも、自分の分の生地で、ダレとモロに服を仕立てるつもりらしい。
ガラム「モロ~、ダレ~、ちょっとこっちにおいで」
モロ「あ、マンヨンダンのお弟子さんだ」
ガラム「さぁ、ちょっと見せておくれ。まっすぐ立ってごらん」
そういうと、手慣れた様子で、二人の身長や裄(ゆき)を計っていくガラム。
モロ「なにしてるんですか?」
ガラム「いい生地が手に入ったから、母さんに、二人の服を作ってって頼もうと思うんだ」
モロ「本当ですか?」
ガラム「うん。」
顔を見合わせているマンドクとボクスン。
ダレ「でも、お母さんやお父さんが、最近、私たちに服を買ってくれたばかりなんです」
ガラム「そりゃ、当然、そうしてくれるだろうよ。でも、もうちょっと持ってるのも悪くないんじゃない?」
ボクスン「ありがとう。なんて言ったらいいか・・・」
たくさんの荷物を積み込んだ荷車をみて、「また、故郷に送るんですか?」と訊ねるガラム。
マンドク「ああ」
ガラム「お二人とも、本当にすごいですよね。朝から晩まで働いて、故郷のご家族のことまで面倒をみられるなんて・・・、故郷はどちらなんですか?」
ボクスン「・・・・」
マンドク「ああ、ずっと遠くの、小さな村だから、きっと言ってもわからないよ」
そういうと、荷の積み込みに戻るマンドク達。
大量のわらじや、鎌などの農器具らしきものが見えている。
~マンドクたちの部屋~
夜、ダレやモロと、一緒に寝るために、布団を敷き、寝る支度をしているマンドクとボクスン。
ボクスン「(モロに)碧川の人たちは、みんな盗賊なのかって聞いただろ?違うよ。碧川の人たちは、盗賊なんかじゃない」
モロ「どうして、知ってるんですか? だったら、もう、故郷は碧川だって人に言ってもいいですか?」
素直なモロ。
ボクスン「・・・・」
マンドク「もし、誰かに故郷はどこかと聞かれても、碧川だと言う必要なんてないんだよ。でも、碧川出身であることを恥じたりするべきじゃない。」
ボクスン「碧川の人の中に、盗賊なんていないんだ」
マンドク「碧川に生れたことがどうして、罪になるんだ? その場所で生れたというだけで、盗賊だと非難し、指さし、差別するようなら、そういう人たちに責任がある。お前たちのせいじゃない。」
ずっと神妙に聞いていたダレ。
ダレ「でも、みんな、碧川出身者のことを嫌ってます。王様でさえ、碧川の人たちを嫌ってるから、碧川の人は試験も受けることすらできません」
マンドク「みんなが、碧川出身者を嫌ってるわけじゃないんだ。お前たちをここに連れてきた、あのかっこいい学士様をみるがいい。お前たちが碧川の人だと知っていたにも関わらず、助けてくれたんじゃなかったか?」
モロ「その通りだよ。マンヨンダンの坊ちゃんもお弟子さんも、僕たちに服を作ってくれるって言ってた。」
ダレ「もしかして、碧川に行かれたことはありますか?」
ボクスン「そこでは、気のいい人たちがたくさん、一緒に暮らしてたんだよ。政府の役人たちが押し入ってきて、あれやこれやと取り上げたせいで、空腹でやせ細ってしまっても、なんとか生きながらえていたんだ。彼らは豆でさえ、お互いに分け合うことを知っていたからね。それが碧川の人だ」
ダレ「私、政府の役人が、碧川の人を殴っているのを見ました」
マンドク「碧川でのことをなにか覚えているのか?」
ダレ「一面にたんぼぼが咲いている春で、村中が暖かい色に包まれてました。友達とたんぽぽを吹いたことを覚えてます」
え・・と、身じろぐボクスン。
マンドク「もしかして・・・友達の名前を覚えているのか?」
ダレ「オウル・・・?」
少し、自信なさげに答えるダレ。
はっと、泣きそうになるボクスン。
あ、たしかに、最初に、故郷に残してきたらしいオウルって名前、出てきたかも。
ってことは、モロとダレは、実の子供じゃなくて、親しい人の子供だったのかな?
10年前、逃げ遅れた子供と離れ離れになったことを思い出し、涙を浮かべる二人。
後ろから馬にのった官軍が剣を振りかざし、オウルが手にしていた人形が吹き飛ばされたのが、最後でした。
結局、迫りくる官軍から逃げる村人たちの手で、無理やり引っ張られたマンドク達夫婦は、オウルのもとに戻れなかったのね。
ボクスン「私が・・オウルの母親なんだよ」
打ち明けるボクスン。
マンドク「おい!」
ボクスン「オウルが死なずに、生き残っていたら、あの子もお前のように大きくなっていただろうね」
ダレ「だったら、うちの両親のこともご存じですか?」
マンドク「もちろん、よく知ってるさ。お前が生まれたとき、お前の父親は、庭の前に、“キツネノテブクロの木”を植えたんだよ。お前が結婚した時に、タンスを作って屋やるんだと言ってた・・・」
それって、日本だと「桐」のことだよね・・と思って調べたら、うわ、キツネノテブクロに花が似てるから、桐って英語名で、Foxglobe treeとも言うんだそうです。
はじめて知った。
でも、キツネノテブクロそのものは木じゃなくて、草。
っていうか、ジキタリスのほうがなじみがあります。
これは、トリカブトとも並んで、よく出てくる自然毒よ。
ふふふ、コナン・ドイルやモーリス・ルブラン、アガサクリスティーを呼んでた小学生時代(笑)
マンドク「その時、隣にいたんだよ」
自分の胸を叩くマンドク。
ボクスンの目に滲んだ涙を、指でぬぐうモロ。
そんなモロを抱きしめるボクスン。
ボクスン「(ダレに)碧川のことで、他に覚えていることはある?」
ダレ「魚のことを覚えてます。赤い色をしてました。その魚にお祈りをしてました」
あ、あの老僧がひょうたんに入れてた魚じゃん。
お腹の大きな母の祈る姿を見て、見様見真似で祈るダレ。
ダレ「1000年生きてる魚だって聞きました。母の母の母もそこで、祈っていたんだそうです」
マンドクと顔を見合わせ、「なんてこと・・・あの魚のことを覚えていたなんて・・・」と呟くボクスン。
ダレ「その魚は、人間の血を飲むと聞きました。」
傷つけた指から血をたらすダレオンマ。
モロ「何言ってんの? そんなバカな話ある? 人間の血を飲む魚なんてどこにいるの? それに、どうやって、魚が1000年も生きられるの? たぶん、魚の子孫なんだよ」
ダレ「違う。その魚には子孫はいないのよ。卵を産んでも、魚に孵化することはないの」
モロ「え~! なんで、そんなの信じてるの?」
ダレ「その卵は、本当に危険なの。もし、人間が食べると、気が狂っちゃうの。お二人も、この話をご存じですよね?」
マンドク「ああ、碧川には、そういう魚がいたよ。」
ボクスン「私も母親から、遠いところから来たお坊様によってもたらされた魚だと聞いたことがある。おそらく、本当に、1000年生きる魚みたいよ」
ダレ「ほら! あんたは何にもしらないくせに」
このドラマ、やたら、自然毒の話でいっぱい(苦笑)
次は、きのこでも出てくるのかな?
~宮殿 庭~
掃除道具をもって、キム内官やチョ内官と一緒に、歩いていたジェイ。
そこで、「揀擇(カンテク)」に訪れた世子嬪候補の行列と遭遇する。
※揀択(カンテク、正式名称は揀擇):王室の女性となる者(王妃、世子嬪など)を選ぶ行事のこと。
ソウンもしっかりいます。
チョ内官「今日は、初揀擇だ。朝鮮の八州の印象的な女性が集められたってわけだな」
キム内官「でも、噂によると、もう選考済みらしいぞ。どうやら、ヨンサンのハン一族の女性らしい。左相の一門出身の女子なんて、いままで聞いたことあったか?」
チョ内官「左相の?」
改めて、自分の内官姿を見て、寂しげな表情になるジェイ。
~左議政 会議室~
「ただ、だまってみてていいんですか?左相も、何の計画もなしに、揀擇(世子嬪選考)に関与したりするはずがないですよ。頼りになるなにかがあったに違いな・・」
ウォノ「こら、やめんか! まったく・・、中殿媽媽が、ヨンサンのハン一族と親戚になることを望むと思うのか? 軽率な奴だ。それに、ヒョンニムは、全て把握されているに違いない。いいから、黙ってみておればいいのだ」
ウォンボにおべっかを使うウォノ。
そこへ、礼判が入ってきて、ウォンボに一礼する。
服喪期間にも関わらず、役所にでてきたのか、と驚かれると、国の安寧を決定する国婚が近づいているときに、自分の子供の喪に服してはいられないと、生真面目に答える礼判。
ウォンボ「きちんと見送ってやったか?」
礼判「ええ、大監のおかげで、よい運気の山に葬ってやることができました。」
それはなによりだった、と頷くウォンボ。
礼判「しかしながら、大監、娘を埋葬するためにチャンジュに出向いた折、おかしな噂を耳にしたのです」
👂気になる!
~宮殿 庭~
世子嬪候補の一団とすれ違う領相と左相。
さっきもだったけど、ソウンばっかり抜くの、面白い(笑)
ただ、無言ですれ違う左相。
領相「かなりの重圧を感じておられるでしょう。忠誠心よりなさったことだが、もし、うまくいかなかったら、どうされるおつもりか?あなたのゆるぎない忠誠心を知らずにいられようか。だが、すべての重責を自分で担って傷つくのではないかということも怖れているのです」
さきほど行き過ぎた娘たちの行列をちらっと見る左相。
左相「あの子の心はもっと重いに違いありません。ですが、あの子は強い子です。なんとしてでも持ちこたえるでしょう」
この言葉、結構、深い意味があったのかな。
頷く領相。
~左議政 会議室~
礼判「ご存じの通り、ハン・ジョンソプの家はチャンジュにあります。実は彼の妻が亡くなったという噂があります。」
ウォノ「誰かが亡くなれば、その死を周知すべき・・・」
はっと気づくウォノたち。
ここで、先日の、世子嬪候補のための条件各種に関する会話がいきてきます。
両親揃って健在であること。
基準に満たない女性は、揀擇に応募すらできないのです。
まさか、世子嬪選考のために、死を伏せたのか、と驚きを隠せない一同。
基準に満たないことを知りながら、その事実を隠して、応募した場合、高貴で力のあるヨンサンのハン一族が国を欺いたということになりませんか?と嬉しそうなウォノ。
礼判「どうやら、夜に遺体をこっそり持ち出し、墓石もたてずに埋葬したそうです。だが、使用人たちの単なる噂話かもしれません。その噂が真実かそうでないかは、はっきりしていないんです」
ウォンボ「その件、我々で確認せねばなるまいのではないか?」
ヨンサンのハン一族がこのように自滅にむけて、志願するとは・・と、大げさに天を仰ぎ、天の祝福だ、と騒ぐウォノ。
顔に出さないものの、ウォンボも内心、ギラギラしています。
なにしろ、棚ボタ、第二弾だからね。
★『青春越壁』16-2 雑感★
そうか、マンドクとボクスン自身の子供じゃなかったのね。
てっきり、子供なのかと思ってました。
自分の筋追いを振り返ってみたら、
~7-2~
国巫を襲った時、ソンオンから受けたマンドクの傷を手当するボクスン。
ボクスン「祈祷所で一体、なにをやったんだい?」
マンドク「・・・・・」
ボクスン「あの方の命令に従ったら、故郷に戻れるんだよね?」
マンドク「そうしなきゃ・・オウルが俺たちのことを待ってるんだから」
オウルっていうのは、二人の子供?
・・・て、自分でも書いてたじゃん(笑)
脳みそのキャパが少なくて・・・すみません。