正味2ヶ月かそこらで、変貌を遂げすぎた男、ナ・ワンシク♪
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 
 『皇后の品格』Ep.08
 

儀式のために、皇宮の広場に出てきた太皇太后をはじめ、皇室のメンバー。

 

正式な招待客以外の一般市民の参賀に混じり、じっと皇族たちを見つめる青年。

「お元気そうでなによりです、ハルモ媽媽」

群衆の中にいるこの青年は、仁川空港に降り立った青年だよね。

彼も皇室のメンバーなの?

 

群衆を見つめていた太后に気づかれる直前に、顔を隠して、その場を立ち去る青年。

ちらりと、太后のほうを振り替える。

 

花火が満面に打ち上げられ、華やかな儀式が始まる。

皇后の家族として、正面左側に座るアッパとヘロ。

 

正式に、皇后として、入宮するソニ。

 

警護人のワンシクに付き添われ、ゴンドラみたいな花かごに乗るソニ。クレーンで釣り上げられていく。

あ、これって、マ・ピルジュがワイヤー切ってた奴?

地上10~15メートル以上は優にありそうな高さまで上がったところで、急にバランスを崩す花かご。

ソニの悲鳴が響き渡る。

「オンマ~~~」

なにが起こったのか、わからない人々。

「オンマ~」と叫ぶソニの切迫した様子で、だんだん事態の大きさに気づき始める。

油圧ケーブルが切れ、完全に斜めになる花かごから、放り出されるソニ。

かろうじて、手すりに摑まり、宙づりになる。

花かごを持ち上げていたクレーンがいくらやっても制御不能で、降ろすことができない。

必死に助けを求めるソニを、マ・ピルジュがニヤリと見ている。

アッパやヘロが半狂乱になって、下まで駆けつける。

「誰か助けてくれ、ソニや~」

電線に引火し、ケーブルを伝い、地上にも火が伝い始める。

飾り灯籠の塔が傾き、ユラめがけて、倒れていくのを身を盾にして守るワンシク。

一瞬だけ、視線が交差するワンシクとユラ。


次の瞬間には、ソニ救出にむかうワンシク。

手に巻いた布に水を含ませ、花かごを持ち上げていたクレーンの鉄柱を見上げると、火の中を昇っていく。

無理だろ~! 


皇室の面々を退避させる警護チーム長。

皇后をあのままにしておけない、と、必死に言い張るおばば様。

「警護チームが皇后を助けますので、ハルモ媽媽は避難してください」

そういって、テヒやソジン皇女、アリ王女と共に、自分も一緒に避難してしまうヒョク。

その後ろ姿を見て、

「なんだと?うちの娘は死にそうなのに、あいつらは逃げるのか?」

激怒するソニアッパ。


「アッパ、私、死にそう」

自分の体重を腕の力では支えきれなくなってきたソニ。


ソニ「オンマが私を呼んでるんだ。あ~、どうしよう、アッパぁ~~」

ようやく、ソニと同じ地点にまで、上ってきたワンシクが必死に手を伸ばすものの、支柱が途切れていて、とても届く距離にない。

ソニの手が花籠の支柱から離れると同時に、反動をつけたワンシクが、片手だけでソニの手首をつかむ。

両手で、ワンシクの手首をつかんだまま、失神するソニ。

自分だけでは、ソニを持ち上げられないと判断したワンシク、クレーンの下に、安全マットが設置されたのを確認すると、手を放す。

アッパ「ああ、神様。助かった・・・」

 

結婚式の佳境で、ヒョクにキスしようとするものの、首の痛みで何度も失敗する。

そんな夢を見て・・・ようやく目が覚めるソニ。

「ああ、ヘロや。ソニが・・・、ソニ、大丈夫か?」

「起きたの?」

すでに、重症ではないことが分かっているヘロ、ファッション誌を見ながら、ちらりとソニを確認する。

「平気か?」

「結婚式はどうなったの?」

「なにが結婚式だ、お前は死にかけたのに。しかし、皇室は呪われているんじゃないのか?」

またも、狙われたことを憂うアッパ。

「まさか、また、テロなの?」

「まだわからないわ。調査中よ」

ヒョクをはじめ、皇室の面々が無事かどうか、確認するソニ。

さきほど、みんなで、ソニの様子を見にきたことを報告するアッパ。

とにかく、ソニが死にそうだというのに、さっさと逃げ出したヒョクに失望したと憤る。

「陛下が逃げた?」

ソニの事故が起きたとき、警護チームが皇室メンバーを退避させたことを説明するアッパ。

ありがたいことに、警護チームの中のたった一人が、命がけで、落下するソニの手を掴んでくれたので、脳震盪を起こさずにすんだのだ、と、珍しく感謝した口振りのヘロ。

「警護員オッパ」って言い方、ちょっとつぼった(笑)


どっちにしても、何も覚えていないソニ。

高所から落ちた衝撃で、むち打ちになった(← 皇宮内で2回目)ため、新婚旅行もなし。

 

「前回のテロ後すぐに、なぜ、このように起きたのだ? しかも、世界中で放送されていた結婚式のさなかに? これを容認できるか、警護チーム長」

関係者が揃う中で、叱責するヒョク。
「できません。陛下」

そこへ、ユラが飛び込んでくる。

ヒョク「どうだった?」

ユラ「調査の結果、クレーンに何者かが仕掛けをし、操作機能が破壊されていた痕跡を発見しました」
ヒョク「つまり、誰かがこれを意図的にしたと言っているのか?」
ユラ「それ以外にはありえません。」

太皇太后「誰かが、皇后を標的にしたということなのだな」

おばば様「なぜだ? 皇后が何か悪いことでもしたのか?」

ギロリと、太后を睨むと、ヒョク他、皆の視線も太后に集まる。。。

「媽媽、まさか、私を疑っておられるのですか?」

立ち上がる太后。

「私はそのようなことは、一言も言ってはおらぬが・・・」

「私ではありません。私には、そのようなことをする理由がありませぬ」

自分に不利だということは自覚している太后。

太后「しかしながら、事故はすでに発生しており、誰かがその責任を負わなければなりません。私たちは、誰が皇后を嫌っているのか、もしくは、嫉妬しているのかを理解するために、時間をかける必要があります」

ヒョク「恐れ多くも、皇后を標的にしただと? 私は、この事故の背後にある誰かを必ず、見つけ出す! 徹底的にクレーンオペレーターを尋問しろ。」
警護チーム長「はい、陛下。」
「当然、そうせねばならぬ」

おばば様、相当、太后に疑いの目を向けているポーズをとってます。。。

さすがの太后も、違うのに~と拗ねた表情を見せ、今度はユラを睨み返す。

無表情を通すユラ。

蛇の三竦みって奴? 

 

~ヒョクの居室~

ヒョクを追いかけてきた太后。

「また、ミン・ユラを呼び戻しましたね」

「ハルモ媽媽が彼女を呼び戻したんです。私は、一切、知りませんでした」
「恐ろしい女よ。2か月間、一切、消息がしれなかった・・・。いつ、オマ媽媽に近づいたのかさえ、わからない。あの者が今日の事件に絡んでいることは明白です。」
「どのような証拠に基づいて主張されているんですか? 彼女はそのような邪悪な行為ができるような人間ではありません」

「陛下。」

「我々は、この事件に関連するすべての人を調査しています。真実を発見した後、これについて議論しても遅くないでしょう。疲れているので、休ませてもらいます」
 

「これが私の最後の警告です。今すぐ、ここから、ミン・ユラを追放するのです。そうしなければ、宮殿は、死の家と化すでしょう。私が言ったことを覚えておいてくださいね。 すぐに、私が正しかったとわかるでしょう」
出ていく太后。

「ユラが母上を脅威に導くのは確かでしょう。そのためにも、ここで彼女を守り続けるつもりです。」

 

~太皇太后の居室~

「媽媽、お呼びでしょうか」

入室してくるユラ。

「今日の皇后への攻撃の件だ。調査が終わり次第、すぐに私に報告しなさい」
「はい、媽媽。・・・・あ、」
目を反らすユラ。← 超わざとらしい(笑)
「どうした?なにかいいたいことでもあるのか?」

「実は、さきほど、媽媽にお伝えする機会がなかったことがあります。」
「続けよ。大丈夫だ。言うがよい。これは、我々皇室にとって非常に重要な問題なのだ」

「クレーンのオペレータを調べました。太后媽媽のチェチーム長が、そのオペレーターを雇ったのだろうです。

重要なセレモニーの直前、彼女は、オペレーターを変えたというのです。」
「ということは、太后が・・・」

「いいえ、具体的な証拠は見つかりません。まだ、何も確認できておりません」

「私がおまえを皇室主席補佐官に任命したのは、皇后の安全のためだ。皇后を助け、面倒を見ながら、見守ってほしい。頼んだぞ」

「ご心配なさらないでください、媽媽。私の全てを賭して、お守りいたします」

頷くおばば様。
「それでは、失礼いたします。媽媽」

下がるユラ。

あの者もまた、容易ならぬ娘だ。闘いが始まり次第、犯人はすぐに捕まることだろう」

 

~皇宮内~

マ・ピルジュに呼び止められるユラ。

「話がある。しかし、どうやって、戻ってこれた?その中でも、主席補佐官として・・・。」

「歩きながら話しましょう」

 

「ところで、ワンシクを見つけたの?ドンシクは?」

「その件だ。まるで、幽霊のようにいなくなってしまった」

「もう2か月よ。何を企んでいるのかしら? なんだか、嫌な予感がするわ。陛下が何か嗅ぎつける前に、出来るだけ早く、あいつを見つけて」

 

ヒョクの居室に戻ってくるユラ。

入り口のところで、立っている警護人チョ・ウビン(ワンシク)に目をとめる。

「もしかして・・・今夜、私を助けてくれた方?」
「ああ、はい・・・」

自分に気づかない軽い失望を覚えるワンシク。

「本当にありがとうございました。おかげで、ケガをせずにすみました。あとで、改めて、お礼をさせてください」

扉が開き、部屋に入っていくユラに向かって、

(もう少しだけ待っていてくれ)と強く思うワンシク。

 

 

「2か月かかった。君を宮殿に戻すために、私がしたことを知っているか? 誰にも気づかれぬように、ハルモ媽媽に懇願したから、この職に戻ってこれたのだ」

「私は、太皇太后陛下の要請だからこそ、ここに戻ってきたのです。皇后陛下が宮殿に慣れたら、私は去るつもりです。」
 

「皇后の面倒をみさせるために、呼び戻したと思っているのか?」
「え?」

「このバカげた結婚を承諾した理由については、話したじゃないか。母上からの干渉から解放されるためだ。オ・ソニを盾とすることで、強くなろうとしたんだ。本当の皇帝になるために。私たちを別れさせるために、警察を呼んだとき、実感したんだ。母上は、自分の邪魔をするものは、たとえ、自分の息子であっても捨てようとするのだと。それが、私の母なのだ。私の母なのだ。これからは、母上の持っているもの、全てを一つずつ取っていくことにする。どんなに母上の影響力が強かろうと、金であろうと、権力であろうと、それら全てを取りあげるつもりだ。」

「陛下・・・」

「すぐにでも、君をこの宮殿の中で最も強力な女性にするから、私を疑ったり、皇后に嫉妬したりしないでくれ。ただ、無条件に、私だけを信じろ!もし、君がまだ私を信じることができないなら、今すぐ、離れていくがいい」
「陛下、私はあなたを疑うことも、オ・ソニに嫉妬することもありません。陛下が、太后様からの影響から解放されるのならば、私は皇后の足を洗うことさえできます!」

「それまでは、なんなりとお申し付けください」

「そうだ、ありがとう」

まぁ、せいぜい、利用しあってね。

 

~ソニの病室~

「これ、誰?私?」

ネットのニュースで、事故の時の写真を見るソニ。

「信じらんない!私の結婚式の写真は、全部、こんなのばっかりじゃない。私の人生は台無しだ!陛下は、これらをご覧になったらダメだわ。ああ、もうどうしよう。どうしたらいいの。酷すぎる」

コンコン

「皇后媽媽、ミン・ユラです」

「うわ・・・」

慌てて、ベッドに入るソニ。

「ご気分はいかがですか?」

「全身が痛くて・・・。 どうになりそうです。」

「陛下より、早い回復のための、特別食が送られております」

目が輝くソニ。

並べられる料理。

「陛下はどうされてますか? 陛下はいらっしゃらないのですか?」

「陛下は、本日の事件について、調査されることがたくさんあるのです。ですが、皇后媽媽のことをとても心配していらっしゃいました」
「いくら、心配してくれても、私は全然良くなりません。全然、私を訪ねてくれないんです。あの、もし、陛下に会われたら、私が重症だって伝えてもらえませんか? このお料理も食べられないくらいだって。。」

「お伝えします」

「ありがとう。どうか、これからも私を助けてくださいね、ミン補佐官」

「もちろんです、皇后媽媽。最善を尽くして、お仕えします」

「ありがとう」

 

~皇宮の庭~

庭園を散歩しながら、アッパと電話で話をするソニ。

「元気よ。幸いなことに骨折もしてなかったし。数日、休養が必要だって。うん、良く食べてるし、部屋はゴージャスだし。だから、心配いらないわよ、アッパ」

「陛下はよくしてくれるのか?ちゃんと、会いにきてくれるのか?」

親だったら、そこ、一番、気になるよね。娘のあんな扱われ方を見たあとじゃ・・・。

「もちろんよ、彼は私に夢中なんだもん。忙しいのに、全部のスケジュールを片づけて、私にベッタリなのよ。陛下のほうが病気見たい。あ、アッパ、陛下が探してるわ、もう行かないと・・・。」

大嘘電話を切ったあとで、

「一体、陛下は生きてるの?死んでるの?妻がケガをしたっていうのに、一度も、見舞いにこないってどういうこと?」

ため息をつきながら振り返ると・・・まじめくさった男性が、こちらを見ていて・・・。

「うわ、びっくりした!・・・・・いつからここに立っていたんですか?」

「まさか、私の電話、聞いてなんかいませんよね?」

「・・・・・」

「聞いたのね、聞いたんだわ。そこにいるならいるって、私に言うべきだわ。どうして・・・ああ、まったく。」

内容が内容だけに、きまり悪すぎるソニ。

ソニが動き出すと、絶妙に、等間隔で、ソニのあとをついて歩くワンシク♪

 

「ねぇ、どうして、私のあとをついてくるんですか?」

「私は警護人です。皇后媽媽専用の・・・」

「でも、ミン補佐官がいるのに。どうして、警護人が必要なの?」

「皇后媽媽がお部屋を離れられるときは常に、警護人が付き添うことになっています」

「・・・ってことは、私が病室を出てから、ずっと、私のあとをついてきてたの?」

「常に、おそばにおります」

「電話、聞いてた?」

「たとえ、聞こえてきても、聞いてはおりません」

「なんか、もう、おかしくなりそう・・・。あなた、お名前は?」

「チョン・ウビンです」

「チョン・ウビン? チョン・ウビンさん? もしかして、そうよね? 私が落ちたとき、助けてくれた人でしょ?」

「名前だけしか、知らなかったの。気絶しちゃって、全然、覚えてないの。お礼のご挨拶がおそくなってごめんなさい。」

90度のお礼をして、痛みで顔をしかめるソニ。
「まだ、ちょっと、首が痛いの・・・。私の名前は、オ・ソニです。 お会いできて光栄です。」

手を差し出すソニ。

「・・・・・こちらこそ、光栄です」

一礼するワンシク。
「とにかく、私はあなたに1つ借りがあるので、是非、お礼させて下さい。気分を悪くせず、 何でも・・・言ってくださいね」
「それでは、しばらくの間、宮殿を離れてもよろしいでしょうか?緊急の問題が起こりまして・・・。警護チーム長には、内密にしておいていただきたいのです」

え? すぐに? お礼の要求? ( ´゚д゚)

面食らうソニ。
「あ、でも・・・頼まれてすぐに、返事をしないとならないのかな・・・・・ああ、まぁ、いいですよ。」
「ありがとうございます。皇后媽媽。病室まで、お送りいたします」

さっさと、点滴のポールを持ち上げて、戻り始めるワンシク。

引っ張られて「オモオモ」言いながら、追いかけるソニ。(笑)

 

~病室~

ワンシク「では、ゆっくりお休みください。できるだけ早く戻りますので」

ソニ「ごゆっくり。私はここにいて休んでますから、警護は必要ないし・・・」

ふりむくと、もういないワンシク。。

ソニ「え? もう行っちゃったの? あの人、借金取りみたいに、私が申し出るやいなや、すぐ返済を迫ったみたいだったわ。全然、笑顔も見せなかったし。なんか、変なひと・・・」

 

******

おばば様を囲み、談笑する、ヒョク、ソニ、ソジン皇女、アリ王女ら、皇室のメンバー。

あれ、太后は?

まだ、首のギプスが取れないソニ。

「よくお休みになられましたか?ハルモ媽媽」

「私は一人が気が楽なので、一人でよ~く眠れるのだ。皇后、具合はどうだ?」

「美味しいお料理を届けてくださり、ありがとうございました。とてもおいしくいただきました、おばあ様、あ、ハルモ媽媽」

会釈をすると、まだ、首が痛いソニ。

「大丈夫ですか? まだ、十分、回復していないようですね。気を付けてください、皇后」

人の目のあるところは、お約束のように、優しい言葉をかけるヒョク。
「本当に大丈夫です、陛下」

「大丈夫なものか。どう考えても、当分は、宮殿の長老たちを訪れるのは避けたほうがよい。」

「いいえ、オマ媽媽(太后)も具合が悪いと伺いましたので、私が訪れるべきです」

「言う通りにしなさい。皇后の体はもうあなただけのものではありません。母上も理解してくれることでしょう。」
「陛下はとても心配しておられます、皇后媽媽。陛下のお目は愛情で輝いているように見えます」

「二人は、とても美しいカップルだ。とてもお似合いだな」

 

「カット! では、こちらでの、撮影を終わりにいたしましょう」

 

ソジン皇女「“皇帝の新婚日記”? 一体、どなたのアイデアなんですか? オマ媽媽? それとも、ハルモ媽媽?」

ディレクター「陛下御自身が準備されたお考えです。視聴者の誰もが、お二人の家庭での新婚生活を見てみたいと思っていましたが、陛下より先に私どもに、ご連絡をいただいたのです。」

ソジン「本当に、最初に提案したのですか?信じられない」

ヒョク「結婚式での事故を見た国民は、皇后のケガについて、とても心配しています。それに、彼女が結婚した後に、寂しい思いをしている彼女の家族が、きっと恋しく思っているに違いないと思ったのです。」

おばば様「陛下は、皇后に出会って、とても変わりましたね。こんなにも愛すべき旦那様になるとは・・・」

アリ王女「陛下、とても素敵な旦那様でいらっしゃいます。皇后媽媽がとてもうらやましいです」

結婚式の時も思ったけど、あえて子役を演じてるような子役ちゃん。

 

一方、太后の居室。

「私が病気だと言ったのに、陛下は訪れぬだと?本当に、そのように申したのか?」

チェチーム長「陛下は、ゆっくりお休みくださいとのメッセージを送ってこられ、皇后媽媽と映画を見に行かれました」

「陛下が、なぜ、私にそのような真似を・・・」

「太皇太后媽媽は、皇后媽媽が回復するまで、訪問を差し止めるよう、ご命じになられました」
「本当に、オマ媽媽は、わたしのことを疑っているのか? それもこれも、皆、あの魔女ミン・ユラのせいだ。必ずや、彼女を切り刻んで、殺してくれる!」

 

今度は、新婚家庭のお料理コーナーの撮影です。

「皇后・・・」

「はい?」

「うまくできていますか?」

「ええ」

「ああ、汗が・・・さぁ」

ハンカチで拭くとか、味見をさせあうとか、それはもう、こっぱずかしいやりとりが続き・・・。

 

~夜~

でっかい薔薇風呂の出番かいな・・・と思ったら、普通に、猫足バスタブ&泡泡でした。。。

でも、体を侍女たちに洗われるのは、現代も一緒なのね。。。

 

「媽媽のお体の緊張を和らげるために、マッサージを予定しています。陛下とご一緒に受けられることになります。」

「一緒に、マッサージを受けるんですか?」
「太皇太后媽媽が、おふたりのために準備されたものでございます」
「なんだか、恥ずかしいですけど、せっかく、ハルモ媽媽が私たちのために準備してくださったのなら、やってみます」

「では、これから、準備してまいります」

「はい」


「陛下とのカップルマッサージ? 初夜ってこと?ああ、おっとかじ」

案内されてきたソニ。

バスタブからあがったヒョクと、ばったり。

思わず、衝立の後ろに隠れると・・・
「皇后が恥ずかしそうなので、衝立をしめるように」

「はい、陛下・・・」

「え、でも・・・、(別に、私は見えてもいいのに~)」

無情にも閉められる衝立。

「お心遣い、ありがとうございます。陛下」

時代劇口調で、拗ねてます。(笑)

 

「疲れたでしょう、皇后」

「大丈夫です。気力は充実してます。夜はこれからですから・・・」

「撮影で疲れたのにたいがいありません。マッサージをうけて、リラックスしてください。皇后には特に念入りにするように」

「はい、陛下。では、媽媽、はじめましょう。 どうぞ、こちらに、お顔を下に向けてください」

まだ、隣のヒョクを覗いてるソニ(笑)


マッサージが始まり・・・

「陛下は、どうされるんですか? 陛下のマッサージ師は、まだここにいませんか?」
「陛下は、チョマッサージ師だけが担当されます。彼女はすぐにここにきます。」

 

その時、足音を忍ばせて、マッサージルームに入ってきたミン・ユラに驚くヒョク。。

すぐ隣では、ソニがマッサージを受けているのに、大胆にも、ヒョクにイチャコラをしかけるユラ。

悪趣味やな。(笑)

ソニがたわいもないおしゃべりを続けていると、ヒョクの声が途切れ・・・まじ悪趣味やなぁ(笑)

ソニ「陛下? 陛下?」


 

★Ep09に続く★

 事故を通じて、二度も、ソニを救ったワンシク。
たしかに、あの池に落ちた時も、巨漢にたがわず、運動神経は抜群だったなぁ。(遠い目)
池っていうより、掘みたいに深かったけどね。(笑)

登場人物の中で、一番、離れていたメインの縁が、ようやく、手繰り寄せられてきました。
すでに、8話(笑)
その割には、人懐っこいソニが、最初から、フレンドリーになりすぎない感じが、いい感じの計算具合に思えます。
あはは、アリ王女も含めて、計算されてない人物設定なんて、このドラマには、皆無ですけどね。