とにかく、予想してた雰囲気とは、全然違ってたってことだけは 確かです!
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 
『皇后の品格』Ep.04
 
ユラのあとを追うヒョクの一団。
「陛下、貯水池付近で、陛下のものと思われる車を発見しました。」
 
ユラはユラで、自分のもとへ向かってくるヒョクの位置を確認している。
予定通り、ヒョクの車列が近づいてきたのを目視したところで、ヒョクの車のボンネットにガソリンを撒くユラ。
ライターで火をつけると、運転席に乗り込む。
燃え盛る車の中で、睡眠薬を飲むユラ。
全て計算の上での、捨て身の策ね。。。
 
「危険です。陛下、お下がりください」
 
警護人たちが、車の中からユラを助け出す。
車の爆風で、倒れるユラを見て、ショックを受けるヒョク。
「ミン・ユラ・・・」
ま、まさか、自分の罪を被ったとか思って、絆されちゃう・・・とか?
 
******
~ソニの自宅~
二日酔いで目覚めるソニ。
「あ、頭が・・・お腹が・・水・・・」
枕元に置かれたペットボトルの水を飲む。
「昨日の夜って、どうやって帰ってきたんだっけ・・・?」
ヒョクに抱えられたところから、記憶が途絶えたソニ。
「わ、信じられない。。。なんてことを! あんた、バカじゃないの!次、どんな顔で、陛下と顔を合わせられるっていうのよ・・・。」
部屋の壁一面に貼られたヒョクの写真・・・。
アイドルかって(笑)
「また、あんなとんでもないことが、あんたの身に起こると思う?」
自分で自己否定するソニ。
 
そこへ、妹ヘロが厳しい顔で入ってきました。
「ねぇ、オ・ソニ。さっさと起きて。あんたのせいで、仕事にならないんだからね」
 
店の前に、大挙して押しかけているマスコミ。
「我々は、今、ミュージカル女優、オ・ソニさんの実家のレストランの前に来ています」
 
すでに、ネットで、昨晩のことが大騒ぎになっているらしく、ソニの姿を一目見ようと、マスコミ以外にも、店に押しかけてきた一般の見物客たちで、店の中も外もてんやわんや。
 
ソニ「な、なによ、これ? どうなってんの?」
アッパだけが上機嫌。
アッパ「ソニや、今やお前は有名人だぞ。お前が皇帝と撮ったラブショット写真がネット上に広まってる。お前、陛下とどういう関係なんだ?」
ソニ「なに言ってんのよ。私が昼食会の時に渡した招待チケットで、ミュージカルを見に来ただけよ。」
アッパ「昨晩、皇室の警護人たちが家までお前を送ってきたのに、それでも、2人の間になにもないって言うのか? アッパには本当のことを言いなさい!お前が皇帝の秘密の恋人なんだな?」
ヘロ「アッパ、オンニをよく見なさいよ。よくそんなことが言えるわよね」
ヘロの毒舌も全開です!
ソニ「本当に、何もないんだったら!皇帝の恋人? そんなわけあるわけないでしょ~~!どっちにしろ、今日一日の騒ぎでしょ。」
 
******
病院(おそらく、皇室御用達の病院)で、目を覚ますユラ。
「気がついたか?」
「陛下・・・」
身を起こすユラ。
「そのままでいい。なぜ、あんなことをした?本当に死ぬつもりだったのか?」
「なぜ、助けたりなさったんですか?」
渾身の演技が入ります。。。
「この件を終わらせるためには、全ての証拠を隠滅する必要があるんです。どうか、どうか、この責任を取って、死ぬことをお許しください。それが一番いいんです!」
枕元に置かれたはさみを掴むユラ。
ユラの手を抑えつけるヒョク。
「俺を見くびってるのか? 俺は、大韓帝国の皇帝だぞ。なぜ、お前が俺のために責任をとる必要があるんだ?」
「いつの日か、この事実が、陛下のご負担となることがわかるからです!。」
涙にくれるユラ。
「そんなことは起こらない。これからは、俺が責任を負う」
「陛下・・・」
ユラを抱き寄せるヒョク。
「なにが起ころうと、俺は皇室もお前も失わない」
この視線こそ、ユラの本心。。。
 
とりあえず、捨て身の作戦はうまくいったユラ。
あ~、どっちもどっちの2人。。。
「とにかく、ゆっくりとここで休んでいろ」
 
自分の居室に戻ってきたヒョク。
「誰も部屋に入れるな」
「はい、陛下」
扉をあけると・・・人払いの甲斐なく、既に、太后が待ち構えていました。
「この母との絆を断ち切るおつもりですか?私は、すでに、ミン・ユラを解雇したんですよ。」
「ミンチーム長は、私が山寺にいるときに、会いにきて、私に復職を申し出たんです。私は彼女に同情もしましたし、なにより、彼女は有能です。もう一度、機会を与えてもいいのではないか、と考えたんです。」
「ミン・ユラが、あなたが山寺にいるときに会いに行ったというのですか?それは本当ですか?」
「私がなぜ、母上を騙したりするんですか?」
「陛下は、とても、お気持ちが優しすぎるのです。陛下がそこまで望むのであれば、従いましょう。」
「ありがとうございます、母上」
「ところで、ビジ島でのひき逃げ事件というのは、一体、どういうことなのです? 今回のミュージカル騒動についても、一体、なんなんです?」
一瞬、どこまで知ってるのか、と息をつめるヒョク。
「今朝の新聞記事では、皇帝の恋人だと言っているようです。これら、全て、どうなっているんです?」
「ビジ島の事故は、私には一切関係ないことです。ミュージカルは、宮殿に招待した女優が私に招待状を渡したので、出かけたにすぎません。なにも心配されるようなことはないのですよ」
一息つきながら、
「そんなことだろうと思ってました。陛下を信用していますから。ですが、私たちは常に、陛下の責任を問おうとする力にさらされているのです。これからは、どんなことでも、この母に話をしなければなりません。それでこそ、あなたを守ることができるのです」
「よくわかっております、母上」
ここでも、心にもない言葉の応酬です。。。
「あなたのハンサムな顔が一晩で台無しですね。まず、ひげをそりましょう」
太后が髭剃るの?って思ったけど、時代劇だと、結構、身分高くても、旦那や子供の世話を焼くシーン、あるものね。
本格的なカミソリで驚いた。
手、ぎゅって握ってたけど、怖いだろうなぁ、これ。
息子の全てを支配したい母親の盲執が怖すぎる。
 
******
~太皇太后(おばば様)の部屋~
上着も脱いで、キャンディ舐めながら、一人花札の真っ最中(笑)
 
「マーマー、ソジン皇女様がお会いしたいとお見えになっております」
「え? こんな時間に? ちょっと待つように言いなさい」
慌てて、片づけるおばば様。
「まったく、こんな朝っぱらから起きるなんて、一体、何を食べたんだろうねぇ」
止められておとなしく待ってるような、ソジン皇女じゃありません。(笑)
部屋に飛び込んでくるソジン。
「おばあ様!」
「少し、待つように言ったであろうが!なぜ、お前はそんなにせっかちなのだ」
そんな小言、聞いちゃいません(笑)
「おばあ様、大変です」
新聞のコピーを突き付けるソジン。
「昨日の夜、陛下が女の人と会ってたそうですよ。彼女の見た目をご覧にならないと。まるで、犬みたいなんですよ。ね、私たちよりも劣ると思われませんか?」
「その口の利き方をなんとかしろといつも言ってるでしょう、皇女。なぜ、直そうとしないのです」
 
新聞記事を目にするおばば様。
「こういう相手がいたから、結婚を拒んできたのかしら・・・」
 
「マーマー、陛下がお見えになりました」
 
「おばあ様、よくお休みになられましたか?」
朝の挨拶もそこそこに、黙ってられないソジン皇女が、新聞記事をヒョクの前に差し出す。
「陛下、これってどういうことですか?本当に、この女性があなたのタイプなの?」
興味津々で乗り出すソジン。
「朝早くから、この騒ぎはなんですか?」
たしなめるヒョク。
「どうか、こんなものは無視してください」
「でもね、私も聞きたいと思っていたのよ、陛下。この祖母には話しておくれ。」
「私が彼女のファンだというのは事実です。彼女のミュージカルを見に行ったあとで、劇団員たちの会食に参加しただけです。これはその時に撮られたものです」
「ですから、それが彼女が特別だってことでしょう。これまで、陛下が女性とラブショットをしたところなんて、見たことがありませんよ」
おばば様・・・ラブショットをご存じなのね(笑)
「私たちは、新しい皇后を迎えられるっていうことなのかしら?祖母はすごく興奮しておりますよ。」
「新しい皇后を娶ることがおばあ様の望みなのであれば、是非、急ぎましょう。おばあ様がそこまで心配されてお待ちだというなら、失望させるわけにはいきませんから」
「陛下・・・それって、どういう意味?本気で、この犬っころみたいな子と続けるつもりだって言ってるの?」
「彼女は内面も外見も美しい人です」
「ほう・・」
「時期がきたら、おばあ様に彼女を紹介しますよ。その時には、何があっても、私の味方でいてくださいますよね?」
「もちろん、そうするに決まってるでしょう!陛下がその人を好きなら、なんの問題もありませんよ!」
単純に喜ぶおばば様を、意外そうに見るソジン皇女。
「では、この祖母は、その時がくるのを待っていましょう」
「信じてますよ、おばあ様」
孫にデレデレなおばば様。。。
 
*****
~皇室所有の温室~
植物の手入れをしている太后。
「頼んでいたものは見つけたか?」
「オ・ソニについででしょうか?集めた情報によりますと、彼女は今年で30歳、ミュージカル女優です。2歳下の妹がいます。母親は10年前に病気で死亡、父親は小さなチキン店を営んでいます。経済的にはうまくいっておりません。」
「以前、ここに訪ねてきた大胆不敵な娘に間違いないのだな? なぜ、陛下は、あんな娘を引き入れ、こんな騒動を起こしたのだ? 」
「もっと重要なのは、ミン・ユラが皇室の病院に入院していることです。どう考えても、太后様が確かめられる必要があるかと・・・。」
ものすご~く、気になっているのに、平然と装う太后。
「あのような娘のために、私が出向く必要もあるまい。急ぐこともない。時が来れば、すべて、うまくいくはずだ」
 
 
*****
「皇帝がひき逃げ犯だと?確かなのか」
ワンシクが密かに会っているのは、マ・ピルジュ(いつも、ヒョクの裏仕事を請け負う側近)。
知り合いなの?
「確かです。でも、誰も俺のことを信じてくれない。CCTVも既に消されていた。」
「なにか他の証拠があるのか?」
そう言われて、エンブレムのかけらのことを思い出したワンシク。
「これです。事故現場で拾ったんです。調べたら、これは、この国で、1台しかない車のものだったんです。その持ち主は、皇帝です」
「血液が付着しているところを見ると、確かに、証拠になるな」
「だから、俺がそう言い続けてるんですよ。なのに、警察は、証拠だと取り上げもしない。あいつら、俺をバカにしてるんですよ」
「俺は警察の上層部に知り合いがいるから、すぐにでも調べてもらうことにするよ。」
「感謝します、先輩。信じてます。ありがとうございます、先輩」
なんと・・・マ・ピルジュを先輩と呼ぶってことは、同郷? ってことは、もともと、ユラとも知り合いってこと?
 
当然、マ・ピルジュが、ワンシクの味方になるわけない。
いや、なったらなったで、面白い展開になったかもしれないけど。
エンブレムのかけらを、ヒョクに渡すピルジュ。
「亡くなった被害者の息子が、事故現場で拾ったそうです。彼から、回収しました」
「知ってる人間なのか?」
「陛下を掴まえようとしています。あいつはそう簡単には引き下がりません。恐ろしいほど、執念深いやつです。」
「始末しろ。一切、表に出ないようにしろ」
「ご心配なく、陛下。ところで、ミン・ユラチーム長についてはいかがしましょうか?」
ちょうど、扉の前に立つユラ。
「前に言ったことは忘れろ」
それを聞き、ほくそ笑むユラ。
「私です。陛下」
部屋を出るマ・ピルジュとすれ違う一瞬、交差する視線。
 
「まだ、動き回ったりしたらだめだろう。休むように言ったのに。なぜ、俺の言うことを聞かない?」
「陛下、私の体など、重要ではありません。これをご覧ください」
掲示板の書き込みを見せるユラ。
>ビジ島のナ・ワンシクの母親がひき逃げされた。
>皇帝が運転していたって聞いたよ。皇帝の趣味は殺人なの?
 
「この背後にいるのは誰だ?」
「事故に関する話は拡がり続けています。これら全てを削除することはできません。」
いらいらして、タブレットを投げつけるヒョク。
「これ以上興味を引く前に、一般の関心をよそに向ける必要があります。陛下に関するもっと他の話題で、もちきりにすればいいんです。」
ユラを見つめるヒョク。
この件に関しては、ユラが一歩リードしてるね。
 
******
~チキン店~
「ヘロや。できたぞ」
「お待たせしました」
「注文いいですか?」
「ちょっとお待ちください」
朝からのてんてこ舞いは、相変わらず。
「アッパ、ちょっとだけ休んでもいい?腕も足も限界なの」
「ずっと前は、このくらい忙しかったんだぞ、何言ってんだ。我慢しろ」
「黙って、顔だけ見せてりゃいいのよ! 私だって、ずっと休憩なしなんだからね」
ヘロ・・・。
「ちょっとだけ、化粧直しするくらいでもダメ? みんなに写真撮られるのに、すごい顔でしょ」
「お前にそれ以上、なにができる?そんな時間があったら、もっと、チキンを売れ!」
アッパ・・・。
「大丈夫、大丈夫、お前はきれいだよ」
そこへ、店の外から、異様な歓声が聞こえてくる。
「陛下~~~!」
 
ユラの言ってた話題作りね。
このタイミングで、店に姿を見せたヒョク。
 
固まるヘロとアッパ・・・とソニ。
 
サングラスを外し、ソニに微笑むヒョク。
 
一旦、お客様は全て、店外に。。。
 
「陛下。どうして、うちの店にいらっしゃったんですか?」
「よく眠れましたか?気分は悪くないですか? 昨晩は結構、お酒を飲まれたようだったので、心配でした。」
「私を心配された・・・?」
「皆さん、驚いていらっしゃるようですね。改めて、正式に自己紹介いたします。オ・ソニさんのファン、イ・ヒョクです。」
アッパとヘロに、立ち上がって挨拶するヒョク。
90度以上のお辞儀をするアッパと、明らかに不審な目でみてるヘロ。。(笑)
二人の娘の袖を押さえつけて、挨拶させるアッパ。。。
「実は、ソニさんとデートに出かけたくて、今日はこちらに伺ったんです。」
「デ、デートですか?」
驚くソニ。
ヘロの不審がピークに達してる!(笑)
 
SPがガードする中、公園を散歩するヒョクと、ソニ。
当然、仕込みのマスコミや、一般人たちも、写真撮りまくり。
 
「陛下、本当のことをおっしゃっていただけませんか? 今日はなぜ、お越しになったんでしょうか?ご承知のように、二日酔いでくらくらしてて、願いが立て続けに叶えられるなんて・・・。あの、もしかして、腎臓とか肝臓とかそういうのが必要だったりしてますか?」
😁💨💨
 
「ただ、あなたに会いたくて、来たんです、ソニさんに。だから、来たんです。答えになってますか?」
ああ、ヒョクを知らなければ、舞い上がれたんだろうか?
このセリフ。
 
「私の芝居を見たくて、ではなく、私に会いたくていらっしゃったとおっしゃってます?」
さすがに、これは頷けないヒョク。。
「あ、ちょっと待ってください。少し前に、クラブで踊る女の子を演じたんです。クラブのダンスなんて、ご存じありませんよね?こんなふうにするんです」
なに?いきなり突然。。。
「いえ、結構です」
拒否る皇帝!
いきなり踊りだしたよ。
音楽、変えられてる?
その時、近づいてきた蜂(?)を避けるように、ソニと一緒に、芝生に転がってしまうヒョク。
もの凄い数のカメラが二人をとりかこむ。
至近距離で見つめ合うヒョクとソニ。
ヒョクを押しのけるソニ。
「申し訳ございません。陛下。私、こういう状況に耐えられません」
「ソニさんは突拍子もない人ですが、そこが魅力だと思ってます」
「ええ、本当に魅力的なんです、私」
屈託ないソニに対し、声を出して笑うヒョク。
 
ヒョクの公園デートの記事を見て、ひとり、満足そうなユラ。
世論も、この話題で、完全に持ち切りになる。
「ああ、これで終わったわ。よくやった!」
解放感に浸るユラ。
 
戻ってきたヒョク。
「陛下・・・お疲れ様でした」
シルクのガウンなんか着て、ジャケットを受け取る姿は、完全に、愛人じゃん。
「いつまで、こんなことを続けなければならないんだ。もうあの女の顔は見たくない」
イラついているヒョク。
「ですが、陛下のご尽力のおかげで、人々の噂も止まるでしょう」
ヒョクの膝に乗るユラ。
「ご存知ですか?今日、一日中、何も食べてないんです。」
「なぜだ?」
「陛下が一日中、他の女の人と一緒にいるところを想像してしまって・・・なんだか、落ち込んで、食欲がなくなってしまったんです。」
「まさか、あんな女に嫉妬したのか?」
嫉妬?
このユラが?
ヒョクって、やっぱりおバカさんなの?
 
「そんなに自信がなくて、私の妻になったら、どうするつもりだ?」
ヒョクの顔を見直すユラ。
「これからは、誰にも、君を虐げさせたりしない」
「そのお言葉、本心ですか?太后様からも私を守ってくださるの?」
「約束するよ。私のために自分を犠牲にしようとした女性を守れないのなら、私は皇帝でも男でもない。」
ヒョクのキスを拒もうとするユラ。
「言ったではありませんか? ここではそういうことはすべきではありません。(小声で)太后様が見てますよ。」
「気にしなくてもいい。遅かれ早かれ、我々のことは知ることになるんだ。最後には、母上自身で取り除くことになるだろう」
「それなら・・・陛下はそのまま、お座りになっていて。私が悪い女になりますから」
 
お上品にみかん食べながら、息子の部屋の盗撮映像を見てる母親って、絵づらがシュールすぎ。
多分、ここ、嗤うところですよね。
 
ヒョクが帰ってくるまで、ユラが、この部屋で、愛人ガウン姿でベッドに寝そべってたのは見てなかったのかな?
怒鳴り込みそうだけどなぁ。
 
ヒョクとユラのラブシーンは、どうでもいいや。(笑)
 
仕掛けたカメラ越しに、太后を見据えるユラ。
まんまと挑発に乗り、モニターに物を投げつけ、粉々にする太后。
 
「チョチーム長、チョチーム長!」
ヒステリックに、チョチーム長を呼びつける太后。
部屋に入るなり、割られた鏡台(モニター)を見て、驚くチョチーム長。
「お呼びでしょうか、太后様」
「オ・ソニとか言ったな? 彼女に会うことにしよう」
皇宮の中は、策略、謀略、痴情で一杯です。。。
 
*******
家族で写した写真を見ているワンシク。
ドンシクが大きくなってるから、そこそこ最近の写真ね。
ユラに笑顔なし。
 
マ・ピルジュからの電話に出るワンシク。
「はい、先輩」
「ワンシガ、お前のいうとおりだった。すぐにここに来れるか?証拠を見つけた」
事故現場に一人立ち、マ・ピルジュの到着を待つワンシク。
暴漢たちに襲われ、車に乗せられる。
 
採砂利場のようなところに、大きな穴が掘られている。
「はい、陛下。ご心配には及びません。確実に、奴を始末します」
意識が戻ったワンシク、その声を車の中で聞いてしまう。
「マ・ピルジュ、あの野郎ムキームキームキー
今まで騙されていたことや、自分を埋めるつもりでいることに気づくワンシク。
車のドアを蹴りやぶり、後ろ手に縛られていた紐も引きちぎる。
渾身の力で、10名くらいの男たちに向かっていく。
「マ・ピルジュ!! ひき逃げの証拠を隠滅したのもお前か? 俺は、あんたを建設会社の社長だと思ってた。ただのイ・ヒョクの犬の一人だったんだな。そうだろ? おまえみたいな奴を信じた俺がバカだったよ。」
ワンシク、力が強いだけじゃなく、思ったより、身軽で驚いた。。。
こんなに動ける人だったんだ。。。
 
追っ手から逃げるのに、高架下のトラックに飛び移るとか、結構なアクションシーンが続きますが、とうとう、マ・ピルジュに海辺の突堤へ追い詰められるワンシク。
拳銃を突き付けられてもひるまない。
「あいつの命令で俺を殺すのか?」
「もう諦めろ。これ以上、ややこしくするな。お前のせいで、こんなことまでさせられるのは俺だって嫌なんだよ。」
「黙れ!」
「銃を持ってる俺を挑発するなんて、お前、バカか?」
「俺は必ず、オンマの死の真相をつきとめてやるからな。だから、あんたはここで黙って死ね!」
一瞬の隙をつき、反撃にうってでるワンシク。
思いっきりの死闘。
最後の最後、セメントブロックをピルジュの頭に落とすのだけは、思いとどまるワンシク。
えーんえーんえーん
立ち去るワンシクの後頭部めがけて、銃を放つピルジュ。
衝撃で海に落ちていくワンシク~~~!
 
*******
皇宮に、マスコミや記者たちが大挙して集められる。
「世界平和大賞の受賞おめでとうございます、太皇太后様。皇室の誇りであり、大韓帝国のための威厳を保つ偉業ですわ」
ああ、そういう主旨で集められたのね。
「こんな年寄りが、晴れがましい賞を受け取るのは恥ずかしいことだ。顔から火が出そうだ。」
「(小声で)家族だけのお祝いなのかと思ってましたわ、お母様。なぜ、こんなにたくさんの記者たちをお呼びになったの?」と話しかけるソジン皇女。
さすが、なにかあると気づいてるね。。
「こんな上辺だけのお祝いは、好きじゃありませんわ」
「上辺だけ?これも、皇宮で何が行われているのか、世に知らしめるための、皇族としての務めの一つですよ。」
「で、どうして、陛下はまだ、現れないのですか?もう、脚が痺れて・・・」
ヒョクが現れ、その後ろに従うユラ。
「ミンチーム長がどうしてここに? ここは家族だけの場だ。外で待っていなさい」
すぐに従わないユラ。
「おばあ様、少し、お話があります」
おばば様に話しかけるヒョク。
「以前、紹介したい好きな相手がいると、お話したことを覚えておいでですか?」
「まぁ、ついに、お相手を紹介してくれるのね?長いこと、待ちわびたいい知らせです。」
一人上機嫌なおばば様。
 
「陛下・・・」
嫌な予感の太后。
立ち上がったヒョクが、ユラの手を取ろうとしたその時、「陛下・・・」と声をかけるチョチーム長。
「何事だ?」
「お客様がおいでになりました」
そこに現れたのは、時の人 オ・ソニ。。。
 
形勢逆転。
笑顔になる太后。
「まぁ、これは驚きました。よくいらしてくださったわ、オ・ソニさん」
前回とは別人のように、ソニを迎え入れる太后。
 
なぜ、ソニがここに来たのか、訳がわからないヒョク。
 
太皇太后の前に、ソニを誘導する太后。
「さ、ご挨拶なさい。こちらが、梨花宮の太皇太后様でいらっしゃいますよ」
「太皇太后様、はじめまして。オ・ソニです」
「ええっと、この女性は・・・」
戸惑うおばば様。
「このお嬢さんが、陛下がいつもデートされてるオ・ソニさんですのよ」
にっこり笑う太后。
 
目を見張るヒョク。
一斉に、フラッシュがたかれ、集められた記者たちがどよめく。
 
驚くおばば様。
 
実は、この状況を瞬時に把握したソジン皇女
 この皇女も狂言回しのようでいて、存在が興味深いです。
 
やられた!悔しそうなユラ
 
この私がお前ごときに負けるわけがない、と強気で見返す太后。
 
そして、こういうときには、頭、停止状態になるヒョク。。。
 
なにも知らず、ソジン曰く“犬っころみたいな”、でも実際は強ばった笑顔を見せるソニ。。。
 
 
 
いい加減、チェ・ジニョクを出して~~~という私の切なる願いも虚しく、初週は、ラストになっても、まだ、お預け・・・。プンプンプンプン
 
ふん、予告の画像、出しちゃうもん。。
見たいです!これ!