初回Ep01-02の正味1時間ちょいで、すでに、結構いろんなことが起きてます。。。
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 
『皇后の品格』Ep.02

 ~オ・ソニのアッパのチキン店~
皇宮で遭遇した皇帝暗殺未遂事件について、妹に得意気に説明するソニ。
「あんたもテロリストについて聞きたい? あいつらはね、まず火をつけると、串みたいな凶器ををつかって、その上、陛下に銃も向けたの。私は、その非道な奴等の攻撃を全部かわし、陛下と抱き合って、池に飛び込んだわけよ」
 そこへ、話に割り込む父親。
「ちょっと待った!お前、水中に飛び込んだのか? 泳ぎ方も知らないのに? ところで、皇室から金銭的な補償はしてもらったんだろうな? 池にまで入ったのに? 手ぶらで戻ってきたのか?」
「提示は受けたけど・・・」
「おお、そうだろうな。で、受け取ったのか?」
「受け取らなかった!みんなが同意しなかったのよ」
「このバカ者が!」
親から突っ込みを喰らうソニ。
「おい、プライドだけで飯が食えるか? 屈辱なんてものは一時のことだ。わかってるのか?」
「わかってるわよ。私だってバカなことしたって思ってるよ。でも、陛下も私もこうして無事だったのよ。それでいいじゃない」
力なく笑って見せるソニ。
 「はぁ? 何を言ってんの? 金を受け取らなくてどーすんの!」
アッパに、更に輪をかけてキツい妹ちゃん。
「まったく、ついてないぜ」
メールが来て、いそいそと出かけようとするアッパ。
「アッパ、どこ行くの?娘が怪我したって言うのに。」
「どこ行くか、だと? 夜の礼拝に決まってるじゃないか」
「礼拝?山寺じゃなくて?」
ご丁寧に、聖書まで持って、上機嫌で出ていくアッパの手の動きがもはや不審。
「あの動き、どこかで見覚えがない?」
妹に目くばせをするソニ。
 
“ユンノリ”に興じるアッパ。
近所のつぶれた教会が賭博場になってるのかな?
待ち望んでいたいい目が出たその瞬間に、真っ暗になる場内。
警察の手入れかと思いきや、娘二人が父親を連れ出す。
「初めてだぞ。本当だよ。初めて来たんだよ」
言い訳たらたらなアッパ。
「なんだよ、これ。二人とも俺をバカにしてるのか?まったく、なんてことだよ」
 
店に戻ってきた3人を待ち構えていたのは・・・包丁に突き刺された物騒なお手紙。
明日までに返済しなかったら、腕を叩き切るという、ハッピーローンサービス様からのご提案書でした。。。ガーン
「これ、なに? アッパ、サラ金から借りたの? 賭博のために? そうなの?なにしてんのよ。どうすんのよ!」
慌てるソニ。
「また、この家の保証金を担保に、賭博をしようとしたの?」
開き直り、腕でもなんでも切ってやる、と啖呵を切る父親に、怒り狂う妹ヘロ。
売れない女優のソニも、生活の面倒を見てもらっている手前、妹には強く出られない。
今まで、散々、父親の尻ぬぐいをしてきた妹は、ソニが止めるのもきかずに出て行ってしまう。
おっとけ~~~と弱り果てる父親に対し、なんとか、自分がお金を工面すると言うしかないソニ。
 
*******
取り調べ中の主犯(カン・ジュンサンの弟)、コーヒーが飲みたいと、刑事に要求する。
「ああ、そうだな。どっちにしろ、お前はしばらくここから出られないんだ」
刑事が席をたち、取り調べ室を出ていくと、入れ替わりに入ってきた女性が、紙コップに入ったコーヒーが差し出す。
一口、飲んだところで・・・いきなり、喀血する犯人。
 
皇宮に戻ってきて、太后に対し、無言で一礼する女官。
頷くと、安心したような表情を浮かべる太后。
 
「犯人は警察にいるんだよな」
自ら警察に出向こうと、居室から出てきたヒョクを待ち受けているユラ。
「犯人は、尋問中に亡くなりました」
「死んだ?死因はなんだ?」
「どう考えても、太后様が関与されているのでは・・・」
ちらりと、他の女官たちを気にし、ユラを強引に部屋に引き入れるヒョク。
「一体、どういうつもりだ? 何を知ってる? どうして、母上を疑うんだ?」
CCTVの画像を見せるユラ。
「太后様の秘書のチョチーム長が、警察署に居ました。チョチーム長が去って10分ほどしてから、犯人は死んだのです」
「もういい!」
「もし、太后が彼を殺したのなら、太后様が、彼にしゃべられることをもっとも恐れているのだということになるのではありませんか?」
「おい!」
大声を出すと、ユラの首を、片手で締め上げるヒョク。
「私が殺す前に、その口を閉じろ」
「太后様は、陛下を監視下に置かれています。」
更に、両手で締めあげるヒョク。
「私が、陛下の寝室を改装したかった本当の理由をご存じないのですか?陛下?」
苦痛に顔を歪めながら、携帯で撮影した太后のモニター画像を見せるユラ。
それを見て、手を離すヒョク。
「太后様が陛下のお部屋に持ち込まれた全てのものには、隠しカメラが仕掛けられているのです。それらは読み取り、取り除くことができないものだったので、見つけるのに苦労しました。」
息を整えながら、説明するユラ。
もう一度、画像を確認するヒョク。
 
~ヒョク専用の浴室~
首元の絆創膏を剥がし、かさぶたをとると、まだ、傷口から血が流れ落ちる。
ガウン姿のまま、浴槽に身を沈めるヒョク。
 
モニターを何の気なしに見た太后、浴槽に沈んだヒョクの姿を見つける。
 
「陛下、大丈夫ですか? ここをあけてください、陛下!」
ヒョクの居室の扉をたたきまくり、人を呼ぼうとする太后。
そのとき、扉が開き、ずぶ濡れのヒョクが現れる。
「どうされたのですか?母上」
「私が・・・ああ、どうやら、悪夢を見たようですね。あなたに何かあったのではないかと気になってしまって・・・。どこも具合は悪くありませんか?」
いやいや、そもそも、全身ずぶ濡れだし・・・。
なぜ、そこスルー?
「なにか具合が悪いと思われるような理由があるのですか?」
「いえ、安心しました。母は、こうして、常にあなたのことが心配なのですよ、陛下。特に、今日は、とても恐ろしい目に遭われたのです。どうか、ゆっくりお休みください。」
「犯人は、警察署で、突然、心臓麻痺で死んだそうですね」
ゆっくりと振り返る太后。
「なぜ、驚かれないのですか?もしや、すでにご存じだったのですか?」
「今、陛下から伺ったばかりです」
「持病もなかったのに、なぜ、突然、心臓麻痺などになったんでしょうか?」
「罰があたったのですよ」
「そういえば、犯人は少し変なことを言ってました。私がカン・ジュンサンを毎晩、皇宮に呼びつけたとか。変だと思われませんか?もしかして、7年前に、私の知らない何かが起きたのではないですか?」
揺さぶるヒョク。
「そのようなことはありません。犯人は死に値する罪を犯したのです。これ以上、心配したり、思い悩んだりなさらないでくださいませ」
一礼して、居室から、出ていく太后。
 
部屋から出てきた太后に一礼するユラ。
「なぜ、このような時間に、家にも帰らず、ここにいるのだ?」
「陛下がお怪我をなさいましたので、万が一に備え、今日は、こちらに控えております」
「もう、その必要はない。お前を解雇する。お前は、もはや、陛下の個人秘書ではない。」
「それは、陛下のご意志でしょうか」
「私の意志が陛下のご意志なのだ。すぐさま、出ていけ。もし、一度でも、また、お前の顔を見るようなことがあれば、宮殿の外であっても歩けないようになるかもしれぬな。。ん?」
 
部屋で鏡に向かって、自問自答するヒョク。
「母上は、私を監視下に置いていた。何のために? なぜ? なぜだー?!
鏡を割ろうとして、直前で思いとどまるヒョク。
マジで今まで気づいてなかったのかな?
 
隠し部屋の戸を開けるヒョク。
外への脱出通路ね。
 
着替えて、自分の車で向かった先は・・・クラブ?
ルーレットでも一人勝ち。
チップをばらまき、それに群がる人たちを虚しく見つめるヒョク。
 
車の前で、待ち受けるユラ。
太后以上に、ユラにも、完璧に監視下に置かれてるじゃん。
どこにも逃げ場のない皇帝。。。
ちょっと同情するかも。。。
「警護人もつけずに、出歩かれては危険です、陛下。宮殿まで、私がお送りいたします」
「必要ない」
「太后様が先ほど、私を解雇されました。今までの全てに対して、陛下への感謝を申し上げたかったのです」
お辞儀をするユラ。
「お前は、皇帝の個人秘書だ。言わば、お前を生かすも殺すも、俺の意志だ。太后様には、お前を解雇する権限はない。」
ずんずんとユラに近づきながら、声を荒げるヒョク。
「俺が解雇しない限り、お前は俺のものだ、だから、俺の言ったとおりにしろ!」
ふふ、これを言わせたユラの勝ち!
「俺は、今夜は宮殿には戻らない。」
皇室の別荘のある島にいくらしいです。。。
 
別荘につくなり、ユラにキスするヒョク。
やっぱり、そういう関係よね。
地味なコートの下には、誘惑アイテムのワンショルダーの深紅のドレスよ。。。
ベタすぎないかい?
ヒョクのキスをなんとか引きはがすユラ。
「もし、私たちがこの線を越えてしまったら、私は陛下の何になるのでしょうか? 秘書ですか? あなたの女ですか? それとも・・・一夜限りのオンナですか?」
「それは・・・お前次第だ」
ふ~ん、いままで、一線は越えてなかったってことみたいです。。。
秘書になって、何年なんだろう?
 
翌日、目覚めたヒョクが時計を見ると、3時・・・。午後3時? 
 
ダイニングでは、ユラの手作り料理が並んでる。
「ゆっくりお休みになられましたか、陛下?」
晴れやかな顔で、ヒョクを迎えるユラ。
「なぜ、起こさなかった? なぜ、料理なんかしてるんだ? 宮殿は大騒ぎだぞ!」
さすがのヒョクも、皇帝業を軽んじているわけではありません。
「ご心配なさらないでください。幸いにも、本日の陛下のスケジュールは山寺への支援のための御参りでした。陛下の車の位置情報は切りましたし、携帯電話からも探索することはできません。せっかく、この島まで、はるばる来られたのですから、今日一日くらいはゆっくり過ごされてはいかがでしょうか。」
「休暇か・・・」
「お腹すいていらっしゃるでしょう。酔い覚ましのスープを準備しました。どうか、お飲みください」
思わぬ自由時間に嬉しそうなヒョク。。。
 
ユラの携帯に、“オンマ”と登録された番号から着信が・・・。
 
~食堂~
おかずを詰めているオンマ。
「ラップはどこにやったのかしら?」
訪ねてきたユラ。
「ユラや、いつ来たんだい?さ、こっちにおいで、座んなさい。来るなら来るって言えばいいのに。行き違いになるところだったよ。おかずを届けにソウルに行こうとしてたんだから」
ユラのオンマだったのね。
「家には来ないでって言ったでしょ。なんで、困らせるの?」
「そりゃ、自分の子供に会いたいからに決まってるでしょ」
「オッパ(ワンシク)は、オンマの面倒を見てるから、あんなに鈍いの?あいつのせいで、おかしくなりそうなのよ」
「そのとおりだよ。あの子は本当によくしてくれるんだよ。ところで、ごはんは食べたのかい?」
「話があって来たのよ。私ね、オッパと別れるつもりよ」
「え?」
「(オンマにも)今まで育ててもらったことは感謝してるわ、でも、そのために私の人生を棒にふるわけにはいかないのよ。もし、私のことを想ってくれるなら、私の人生に、オッパを近づけようとしないで」
「ユラや、一体どうしちゃったのよ」
「まだ、わかんないの?この家族にうんざりなのよ。」
身勝手にも、自分を解放してくれと、主張するユラ。
「ドンシクのことはどうするつもりなんだい?お前の人生から息子を切り捨てることなんかできないんだよ」
「どうして、あの子のことを持ち出すのよ。私を脅すために、ドンシクを利用するっていうの?」
興奮して叫ぶユラ。
バッグの中から、通帳を取り出す。
「私の全財産よ。今まで育ててくれたお礼よ。これを受け取って、これで終わりにしましょう」
「ユラや、こんなことをしたらイケないよ」
「そんなこと聞きたくない!」
ヒステリックなユラを宥めようとするオンマ、
「わかった、わかったよ。お前の好きなおかずを作ったんだよ。持っておいき」
テーブルごと、ひっくり返すユラ。
「もう、オンマのごはんなんか食べないのよ」
出ていくユラ。
 
床に散らばったおかずを片づけようとしゃがんだオンマが、通帳を手に取る。
 
夜道を歩くユラ。
「ええ。今、戻るところです。ちょっと散歩してたんです」
 
通帳を返そうと、ユラを追ってきたオンマ、皇室の別荘に来たのだと気づく。
皇室の別荘のある島で、ユラは育ったってことなのね。
これって偶然なのかな?
 
別荘に戻ってきたユラを抱き寄せ、自分の膝に座らせるヒョク。
「・・・陛下が他の女性と一緒では、よくお休みになれないことは、以前からわかってます」
だから、外に出てたという意味?
「君は私のことを何でも知ってると思ってるんだろう。だが、重要なのは、今、俺は君と一緒にここにいるということだ」
ヒョクがその気になったところで、太后からヒョク宛に電話がかかってきたことに気づいたユラ。
通話中にしたまま、電話を隠す。
息子の睦言を、母親に実況中継するつもりね。
エグイところは、本当によく似てるわ。。。この二人。
 
「今夜は太后様とチェスを楽しまれるご予定だったのでは?」
「一体、あんな退屈なゲームのどこがいいのか、理解に苦しむよ」
「それでは、陛下にとって、今、最も関心のあることは?」
「君だよ」
「陛下・・・」
ようやく、何事がおきているのか、気づいた太后。
腹立ちまぎれに、チェスボードに携帯を投げつける。
 
服を着たまま、お風呂に入るのが好きな人たち。
 
~宮殿~
「陛下が今、どこにいるか探し出すのだ!今すぐ!」
太后の怒号が響き渡る。
二言目には、“タンジャン(今すぐ)!”ニヤリ
 
ユラを追ってきたオンマ、皇室の別荘って、外から入りたい放題なの?
もうちょっと、ロケ先選べなかったのかしら(笑)
・・・でも、外部から人が入り込めないと、ドラマが進まないしねぇ。
 
テラスから、浴槽で寄り添って眠る2人を見てしまうオンマ。
その視線に気づき、驚愕するユラ。
 
~オンマの食堂~
床にばらまかれたままのおかずを見つけるワンシク。
オンマの携帯を拾い上げる。
嫌な予感がするワンシク。
この間のチンピラ騒ぎもあったしね。
 
オンマのあとを追って、木立の中を走ってきたユラ。
「こんなところまで、私を探しにきたの?」
「あの人のせいなのかい? お前が、お前の子供や私たちを捨てたいと願ったのは、全部、あの人のせいなんだろう? あの人、あの人・・・陛下だね?」
なんか、名前を言ってはいけないあの人・・・みたいだわ。(笑)
 
「今日、見たことは誰にも言わないで。特に、オッパには・・。わかるでしょ?」
ユラをひきはがして立ち去ろうとするオンマ。
 
「オムニ~~~オムニ~~~」
懐中電灯を片手に、必死になって、夜道を探し歩くワンシク。
 
浴室で目覚めるヒョク。
またもや、傍らに、ユラの姿はなく・・・。
着替えて、外に出てきたヒョク。
 
「オムニ~~~。どうなってんだよ」
段々、必死さが増してきたワンスク。
 
「ちょっと待ってよ」
追いついたユラを再び、ふりほどくオンマ。
「これで、なにもかもすっきりわかったよ。なんで、あの子に言ったらだめなんだい? 私は少しも怖くないよ」
その時、ユラの目に、ヒョクが車を運転して、こちらに向かっているのが、木立の隙間から見える。
 
「一体、どこに行ったんだ?」
運転しながら、周囲を見回し、ユラを探すヒョク。
 
「お願いだから、ちょっとここにいてよ」
鉢合わせさせるわけにはいかない、と、引き留めるユラ。
「離しなさい! ワンシクに言いにいくんだから。お前と陛下が何をしてたのか、全部、ワンシクに言ってやるよ! 離して!」
頑固な母に対して、落ちていた石を拾い上げるユラ。
オンマの後頭部に石を振り下ろす。 
なんてことを~~~!
ユラにも相当な返り血がつくくらいの、結構な出血量。。。
血がたくさん出るのは、傷が浅いからだと思いたい!
倒れるオンマ。
しれでも、フラフラと立ち上がり、車道に出たところで、ヒョクの車に撥ねられる。
咄嗟に、木の陰に隠れるユラ。
 
あ~、面倒なことになったとしか思ってない顔だ。。。
決めつけるのは早計かもしれないけど、おそらく、これがこの人の本質ね。
 
車から降りて、車のエンブレムが割れているのに気づくヒョク。
車の下で倒れているオンマ。
 
「オムニ~~~、一体どこに行ったんだ? オムニ~~~」
 
ワンシクの必死な声が聞こえてきて、はっとするヒョク。
 
これ、ミニシリーズ枠で良かったのかな?(笑)
すでに、マクチャンの匂いです。
 
一皮めくれば、すぐに、ヒステリックに叫び、自分が生き残るためには、身内であれ、他人であれ、平気で人を傷つける手段しか選択の余地がない人たちばかりが存在感を主張します。
 
私、別に、これのために、『チャンボリ』を見返した訳ではないのですが、おかげで耐性はバッチリです。
 
とにかく、チャン・ナラと、イ・ジニョクのドラマだってことは、忘れないようにしないとねてへぺろ