イ・ギグァンに感謝
2ヶ月間ありがとー
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
【Ep.31】
家族連れやカップルなどで賑わう、そこそこ大きな公園を散策するウルスンとソンジュン。
「こんなちょっとしたことで、アイデアが浮かぶの?」
「うん、すごくいい。来てよかった。嬉しい」
「友人が近くで撮影をしてるんです。ちょっと行ってきますね」
「うん」
「遠くに行かないで。。この近くにいてくださいね」
「わかったわ」
「じゃ、すぐに戻りますね~~。あんにょ~ん♪ 待ってて」
なんだ、このアドリブ感満載の激カワな“お手振り”は! (笑)
同じ頃、容赦なくヨンマンにお使いを頼まれ、公園を歩くフィリップ。
「カフェなんて、どこにあるんだよ、まったく」
ちょっとした坂になっている芝生に滑り、見事な開脚!(笑)
「あああああああ」
何回転も転がり、内股を押さえるフィリップ。
サングラスも吹っ飛ぶ。
そこに、赤いハイヒールの女性がゆっくりと近づき、サングラスを拾い上げる。
サングラスを差し出すウルスン。
「ユ・フィリップさん?お元気でした?」
同じく、座ったまま、ウルスンを見つめ返すフィリップ。
「元気だったかって聞いてるのに・・・」
「君には、俺が元気にやってるように見えるのか?」
「君は、目が見えないのか?こんなに痩せたのが見えないのか?目の下のクマをどう思う?俳優がこんなふうになってたら、どうしたのかしらとか思わないのか?」
「じゃ、うまくいってないって言えばいいだけなのに。そんなに怒ることないんじゃない?」
「全部、オ・ウルスンのせいだぞ。お前、何者だよ。俺から何を取っていった?」
ウルスンの腕を掴むフィリップ。
「放してくれる?」
「君が去った後、正気に戻ったら、何もかも残ってなかった。家も車も人気も、事務所もだ。愛した女性でさえ、姿を消した。俺に何をした?何をしたんだよ!」
「あなたは、もし、私たちのうちの一人が生き残っても、後悔しないと言ったわ」
「え?」
「私のために死ぬって言ったけど、嘘だったのね」
「なにをバカなことを言ってるんだ!」
女性相手に、声を荒げている男性を見て、みかねて、「大丈夫ですか?警察を呼びましょうか」と声をかけてくる女性。
「ちょっと!俺が被害者なんですよ!」
「いえ、大丈夫です。元カレなんです」とにこやかに答えるウルスン。
「なに?も、元カレ?」
女性が立ち去るのと同時に、ソンジュンが駆け寄ってくる。
「どうしたんですか?」
「なんでもないわ」
「これのどこが、なんでもないんですか?」
あらためて、不審な男のほうを見るソンジュン。
「ユ・フィリップさん?!」
別人のようにやつれたフィリップに驚く。
「なんでもないだと?」
まだ、ウルスンにつっかかるフィリップ。
「行きましょう」
「ええ・・」
釈然としないソンジュンの腕をとり、悠然と去っていくウルスン。
「なにが、なんでもないんだよ!!」
絶叫するフィリップ。
~フィリップの自宅~
集まってるキスン、チュニョル、ヨンマンを前に、落ち込みまくるフィリップ。
あ、現場から一緒に帰ってきただけか(笑)
フィリップ「俺のこと、元カレって呼んだ。なんでもないって言った。彼女がいれば何もいらないと思ってたのに、正気に戻ったら、失くしたものの一つでしかなかった。どうかしてたよ。乗り移られてたんだ。」
ヨンマン「それが愛なんですよ」
チュニョル「それが詐欺だ」
キスン「詐欺じゃなくて、愛だ。理屈も理由もない。恋に落ちてたんだ。あとで、自分が自分じゃなかったと気づくんだ。ゲームに負けた誰もが直面する。ヒョンの負けだ」
心配そうなヨンマン。
フィリップ「彼女がみんな取っていったんだ」
キスン「何を取っていったって? 例えば?彼女が盗ったのはヒョンの心だけだ」
キスンに、バシっと指摘されて、更に落ち込むフィリップ。
チュニョル「ヨンマナ、ヒョンに目を覚まさせるように、水をもってきてくれよ」
ヨンマン「はい・・・」
冷蔵庫から水を取り出し、コップに注ごうとして、棚の上に置かれた打ち出し原稿に気づくヨンマン。
『幽霊の愛 14話』
カリーナレジデンス
さっと目を通すヨンマン。
チュニョル「急げよ!目を覚ますのに、水を飲ませなきゃ」
ヨンマン「はい、今持っていきます。」
携帯で、写真を撮るヨンマン。
~ネットカフェ~
『幽霊の愛』のサイトの掲示板に書き込むヨンマン。
件名:『幽霊の愛』サイドストーリー
カリーナレジデンスの火事。
『幽霊の愛』は、実話を基礎にしたために、愛された。
これは、キ・ウニョン作家によって、カリーナレジデンスの火事の背景にある暗い真実について、自白形式で書かれたものです。
撮影した画像も添付してアップする。
「みんな、『幽霊の愛』は実話だって言ってるわ」
「そうらしいな。彼女のせいで、中に残っていた人を助けられなかったらしい」
「うわ、信じられない!」
人々の噂にのぼる。
~ウニョンの部屋~
《イ・スジョンの法要にご招待します》
招待状が送られてくる。
《約束は忘れてないよな?分け前をくれたら、消えてやる》と書かれた付箋がついている。
銀行に電話をいれるウニョン。
「こちら、キ・ウニョンですけど、それじゃ、2時に伺います」
その会話を盗聴しているサ・ドンチョル。
「よし!」
~寺院~
イ・スジョンの法要が営まれている。
列席するフィリップ。
(ありがとうございました。イ・スジョンさん、あなたのおかげで、こうして元気に生きています。本当にすまないことをしました。)
いきなり、隣に入ってきた女性が、ウルスンで驚くフィリップ。
「うわ、びっくりした。なぜ、ここに? 俺をつけてきたのか?どうやって、俺がここにきてるってわかった?」
「なぜ、私があなたの周りを追いかけるの?イ・スジョンさんのご家族から、来てほしいって頼まれたの。自意識過剰ね。」
「これは、言葉の虐待になるぞ。姿を見せては、俺の古傷をえぐるつもりだな」
「静かに!イ・スジョンさんにお別れを言わないと・・・」
「・・・こうして、君に会えて、少しでも喜んでるはずだ。君は、イ・スジョンさんを救おうとした人間なんだから」
終わって建物を出てきた二人。
「この法要の費用をユ・フィリップさんが払ったって聞いたわ」
「ちゃんと送り出してあげたかったんだ」
「お金、どうしたの?」
「車を売った。・・・君が生きててくれることも俺にはありがたいんだ」
「どうしたの?」
「考えてみたんだが、ウリオンマが、あの日、あそこ(廃工場)に君を連れてきた。俺は自分の住所を(カーナビに)打ち込んだのに、俺はそこに連れて行かれた。考えても見ろよ。もし、君とドンチョルのナイフの間に俺がいなかったら、ナイフはどこに行ったと思う?俺は、君を救うために、あそこに連れて行かれたと思ってる」
「なぜ、そう、世界が自分を中心に回ってるみたいに言うの?それだと、土砂崩れもまた、私のせいだって言うの?」
「なんでわかった?あれも君のせいだ」
「まったく・・・」
そのとき、前方の建物に隠れるように立つドンチョルを見つけるウルスン。
「ねえ」
「なんだよ、触るなよ」
「そうじゃなくて・・・。あれ、サ・ドンチョルさんじゃない?」
「どこ?」
「そうよ、サ・ドンチョル!!」
追いかけようとして、砂利道で、ヒールが取れて、すっころぶウルスン。
「ああ、なんで、こんなときにヒールなんて履いてくるんだよ」
「いいから、捕まえて!早く!」
「わかったよ」
あと、もう少しというところで、タクシーに乗って出てしまうドンチョル。
「くそ!」
そこへ・・・え~~~、いつものトラックでお寺に来たのね、ウルスン(笑)
「早く乗って!」
「行くぞ」
(亀万物設備)
「こんな車に俺が乗るとは・・・信じられないよ。あ、あれだ、あのタクシー。あそこだ。急げよ」
「これでも、急いでるわよ」
ドンチョルからの電話に出るフィリップ。
「ついてくるな。3時に、チョンノ銀行に来い」
「何?」
「そこで会おう。会えたら嬉しい誰かもいるはずだ」
「もしもし? ドンチョラ!」
~チョンノ銀行前~
「キ・ウニョンさん」
銀行を出てきたところで、刑事たちに会うウニョン。
「どうして、こんなところにいらしたの?」
「ああ、事件の捜査で・・・」
「まぁ、それはご苦労様です」
立ち去ろうとするウニョン。
「ちょっと待ってください。キ・ウニョンさん、あなたにはイ・スジョン氏殺害と、ユ・フィリップ氏への殺害教唆の疑い、並びに金融法違反、不正行為などがあります」
逮捕状を見せるイ刑事。
「これは没収します」
抱えてきた書類を取り上げようとする刑事。
「なにを言ってるの?今すぐ、それを返して。私を逮捕する証拠はあるんですか?」
「証拠?当然、証拠ならありますよ。あなたはすごく巧妙なので、徹底的にやりました。そして更に、あなたには共犯者がいる」
「“共犯者”?誰かが言ったことを鵜呑みにしたんですか?」
警察車両から降りるサ・ドンチョル。
「俺は、スジョンの法要に行ってきた。彼女に、あんたと一緒に、俺の罪を償うことを約束してきた」
「私と?スジョンを殺したのはあんたでしょ?」
「そのとおりだ。俺が彼女を殺した。そして、あんたは、俺に報酬を払うと約束した。証拠ならそこにある」
「さぁ、いつまでも道端にいるわけにはいきません。手錠をかけろ」
「キ・ウニョン」
近寄るウルスンとフィリップ。
「そんな目でみないでよ。これで終わりじゃないわ」
「そうね、こんなところじゃ、諦めないわ。痛ましいほど、どん底の岩に当たるといいわ。その後、自分の犯罪を実感し、許しを請うといい。そのあとで、やりなおして」
「あんたみたいな人間から、許しを得る必要がないわ」
あくまでも、強気なウニョン。
静かに、フィリップを見つめるドンチョル。
ウルスンとフィリップ、一度は、親友だと思っていた友が、それぞれ、警察の車両に乗り込むのをじっと見ている。
トラックで仲良く(笑)、帰ることになるフィリップとウルスン。
「さっき、転んだところ、平気か?ケガしてないか?」
「ええ、ケガしてないわ。運転にも支障ないわ」
・・・気まずくなるウルスン。
「キスンさんとチュニョルさんは、本当に復帰したみたいね。ヨンマンさんとはどう?仲直りした?」
「俺については、何も聞かないのか?なんで、他人のことばかり聞くんだよ」
更に気まずくなる二人。
「ところで、まだ、このトラック、廃車にしてないのか?」
「廃車?あと10年はまだまだ走れるわよ」
そう言ってるそばから、止まってしまうトラック。
「オモ・・・どうしたの?だめよ・・」
「だから、廃車にしろって言ったんだ」
この状況・・・変に懐かしくもあり、顔を見合わせる2人。
結局、牽引車がくるまで、道の途中で待つしかない2人。
「俺たち二人、本当に一緒にいないほうがいいと思う」
しみじみ・・・心にもないことを言うフィリップ。
「ユ・フィリップさんのことは、どうしているかなって気になってたわよ。いつも気になってた。私たちは、反対の者として存在することが運命づけられているからよ。物事がうまくいくと、どこかで苦労しているだろうあなたのことが心配になった。私にとって悪いことが起きても、あなたに良いことがあったんだって、自分を慰めてた。ずっとそうだった」
「オ・ウルスン」
「それが、私たちが本当にお互いから離れるべきだと思った理由よ。私たちが一緒であれば、幸せにならなければ悲しいし、状況が厳しいときにはもっと辛いでしょ。そんなふうに考えたうえでのことだったの。」
~ドンチョルに面会するフィリップ~
「なにがあった? 最後の電話の時、お前は相当怯えていた。」
「あのときは・・・彼女に会ったんだ。スジョニに・・・」
スジョンに導かれるように、海に入っていったドンチョル。
「それが幻影だったと確信してるよ。罪の意識だ。逃げだそうとしたのか、そこに引っ張られたのかわからないが、海に入った時に感じたんだ。目を覚ましたとき、俺は小さな無人島に浮かんでいた。それからは、スジョンを見ることはなかった。記憶っていうのは、幽霊よりも恐ろしいものだったんだ。彼女が初めて俺を会ったとき、あの子は俺に満面の笑顔を浮かべてくれた」
~5か月前~
「プリンターの修理の方ですか?」
「ええ」
偶然、プリンターの補修のバイトをしていたときに、訪れたのがウニョンのオフィステルで、対応したのがスジョンだった。
「入ってください」
すぐに、ちゃんと動いたプリンター。
「すごい!もう直ったんですね。信じられない。」
「もう大丈夫ですよ」
「あ、おいくらですか?」
「ただ、セッティングしただけですから、結構ですよ」
「すごくいい人ですね」
そこで、スジョンが、Jump Fiveのサヒョンだったことを思い出す。
「あなた、もしかして、Jump Fiveの・・・」
「違います!」
「なにが違うの?まだ、何も言ってないのに・・・」
突然、ラップを始めるスジョン。
「ね、サヒョンでしょ?ああ、やっぱり!そうだと思った。ちょっと待っててくださいね。私、ものすごくファンだったんです」
屈託なく、スターに会えた喜びで、興奮状態でサインの紙を探しまくる。
見つからず、自分の来ているTシャツにサインしてくれ、と背中を突き出すスジョン。
人の目や嘲笑を避けて、生活してきたドンチョルにとって、スジョンの素直な喜び方が微笑ましくて、つい笑顔になる。
「俺は、金のために、俺自身の手で、そんな人を殺してしまった」
その時に、ウニョンとも面識ができる。
「何してるの?」
「オンニ、Jump Fiveのサヒョンです」
「ああ・・Jump Five?」
「ええ」
「そうして、あの悪魔の手を掴んでしまったんだ」
「なぜ、そんなことを?」
「俺は最初からやり直したいと思ってた。だが、それは難しかった。前科のある元歌手、それが俺のブランドだった。どんなに消し去りたくても、できなかった。そんな時、キ・ウニョンに会った。あの女は・・・」
「自分が取り上げているとも知らずに、他人から取り上げる人がいるわ。あなたは、ユ・フィリップのために失ったものすべてを取り戻したくない?」
『幽霊の愛』の台本を、テーブルに置く。
「第1話だけ台本があるの。でも、主人公はそこで死ぬ。このドラマに、ユ・フィリップをキャスティングしようと思ってるの。ドラマが作られなくなった場合、スポンサーからのお金はどうなるかしら?」
「どうやって、キャンセルさせるつもりですか?」
「それは、サ・ドンチョル氏が人を殺すか、救いたいかをどう決めるかによるわ。サ・ドンチョル氏は、私から時間を買い、私はその対価を払う」「あなたは、俺にフィリップを殺してほしいのか?」
「これは、私が描いた完璧なシナリオよ」
「スジョニが死んだあと、彼女は、自分のものを彼女に身に付けさせ、キ・ウニョンが死んだように見せかけるのだと言った。
債権者に追い立てられていた。
しかし、それは土砂崩れのために明らかになった。それが起こらなければ、完全犯罪だった。」
「それじゃ、キョングァンホテルではなぜ、あんなことをしたんだ?」
「本当のシナリオライターが現れたうえに、おまえがその本当のライターに会ったせいで、不安と怒りを感じた。」
「最後にスジョンに会いたかった。ありがとう。キ・ウニョンと一緒に処罰されることで、スジョンのために償うことができると思えた。」
「そんなに俺が嫌いだったのか?殺したいと思うくらいに十分・・・」
「いや。お前は俺にとって、届かない人間だった。決して、お前に追いつくことができなかった。遠い山のように感じてた。その山を取り除けば、もう一度やり直すことができるように感じた。俺が愛したラヨンもお前を選んだこともあって、俺はすべての失敗をお前のせいにした。
私は打ちのめすことができなかった自分自身を殺したかったんだ。すまない」
~KBC~
局長と会うウルスン。
『幽霊を見る少年』
副題:僕にはここに残っている人々が見える
局長「なんで、私にこんなことするんだ?」
ほとほと困り果ててる(笑)
すでに、嫌がらせの域だと思ってるっぽい。
ウルスン「JRのCEOは、すでに興味を持っていると言ってくれてますよ」
局長「いい加減にしてくれよ。オ作家、病気じゃないのか?結局のところ、 "幽霊の愛"のドラマの次は、子供が幽霊を見る話なのか? オ作家、それはだめだ。」
次回作の打ち合わせね。
彼も『幽霊の愛』では、打ち切りにさせないように、それなりに苦労したよね、きっと。
ウルスン「私はこれを書くように、身体の中で沸き上がるものを感じたんです」
さすがのソンジュンも・・・
ソンジュン「オ作家様。それはあまりにも僕しかできないというか・・・」
ウルスン「イPD様が、誰よりもよく理解していると確信しています。私、間違ってます?」
とりあえず、打ち合わせを終え、エレベーターに乗るウルスンとソンジュン。
ウルスン「まあ、多少はあなたから得る必要があるけど、ある時点で、ソンジュンのことは外すつもりよ。」
ソンジュン「ヌナ・・・」
ウルスン「ん?」
ソンジュン「ヌナは本当に怖い人だな。僕と同じ立場にたってみる?6歳の時以来、他人には見えないものが見えると分かったとき、どう感じたか?」
ウルスン「ああ、6歳だったのね?最初にそれらを見たとき、どのように感じた?怖かったよね?それは奇妙に感じたの?あなたのご両親は、どのように反応した?あなたが最初に彼らに言ったとき。」
「彼らは、そう、眼鏡を買ってくれた」
「ああ、メガネね。あなたが変なものが見えるって言ったからよね?」
質問攻めにして、早速取材するウルスン。
ボールペンを持ったまま、髪をかき上げた時、顔に線が入る。
「まったく、不器用なんだから。これ、一体なんですか?」
クスッと笑うソンジュン。
「え?私の顔になにかついてる?なに?自分で消すわ」
「いいから、じっとして」
「平気だって」
「僕がやるからじっとして」
「大丈夫よ」
そんなやりとりをしていると、エレベーターの扉が開き・・・
「フィリップさん?」
なんで、首をかしげただけで、こんなに甘くなるの(笑)
「どうして、こちらに?」
「局長に呼ばれてきたんだ」
二人を分断するように、真ん中に立つフィリップ。
「ヌナ、降りないの?」
「ああ、降りないと・・・」
エレベーターちうの時の二人を思い出すソンジュン。
《オ作家様・・・》
実際のところはは見てないけど、明らかに、わざとらしく離れ、動揺していた二人。。。
さっきのフィリップの慌てふためいた顔を思い出し、「悪くないな・・・」と呟くソンジュン。
意図しなかったけど、小さな報復ってところかな。
ああ、もう何回も言ってますが、やっぱり、いいわ~。
~フィリップの家の前~
『幽霊を見る少年』の台本を持ってる(笑)
やっぱりやるのか(笑)
「まったく、あいつら、俺をバカにしてるのか?俺にどうしろって言うんだよ、畜生」
縁台で飲んでいるスミン。
「夜はサングラス外したら?」
「誰かと思えば、白虎スーパーの相続人か」
「ええ、ウルマンドゥの相続人さん!」
「俺も一緒に飲んでもいい?」
飲み始めるスミンとフィリップ。
この二人がお酒を酌み交わすこおになるとはね。
「500ウォンいただきます」
「え?」
「冗談ですよ。あなたからお金を取ったら、オンニから何されるか・・・」
「君が誰について話しているのかわからないが、我々を一緒に結びつけようとしないでくれ」
「オンニは、あなたが死ぬかもしれないから、気を付けてやってくれって私に頼んだんですよ。岩底にぶつかって、劇的なことをするかもしれないからって」
「さすが、なんて思慮深い。俺は投げ捨てられただけだから、死んだりしませんよ」
「なんの話?私は、ユ・フィリップさんが事務所に違約金を支払ったことを言ったつもりですけど。破産して、いまは、バスに乗ってるとか。ああ、(オンニ)振られたんだ」
ムッとするフィリップ。
「酒、ありがとう」
家の中に入ろうとするフィリップを引き留めるスミン。
「なぜ、そんなに簡単にあきらめるの?」
いいぞ、スミン!
「え?」
「オンニはあなたの命を8回も救ったのに、あなたはたった2回で諦めるんだ・・・」
「別に、俺が諦めたわけじゃない。」
「別れようとする誰かのために、宝くじを噛みちぎったりする?私にくれればよかったのに」
「なに?」
「だから、宝くじよ。最後の一つの番号は見てないけど、4つまでは当たってた。少なくとも、2等だった。ユ・フィリップさんが撃たれて、昏睡状態になったとき、文字通り、その宝くじを食べちゃったの。オンニは、自分が幸運になる訳にはいかないと言ってた。」
「まったく・・・スンミさん、車ありますか?」
スミンの自転車で、ウルスンの家に向かったフィリップ。
「それじゃ、俺はウルスンのおかげで、回復したことになる。彼女は、自分が不幸になれば俺が幸福になること、オンマ、ネックレス以外の他のことについては知らなかったはずだ。それなのになぜ?」
《家の前にいる。 まだ起きているなら話そう》
メッセージを送ろうとして、家の前に車がおいてあるのに気づく。
「これはなんだ? イPD(の車・・・)?」
ソンジュンの意図しないちっちゃな報復シリーズ第2弾?(笑)
(15話の時は、本当に辛かったなぁ・・・)
★最終回 Ep.32に続く★
まぁ、事件の真相としては、そうだろうなぁと思っていた流れが、ドンチョル本人の口から聞けて、ようやく、終息にむかってますね。
って、もう最終回だって(笑)
でも、まさか、スジョンとドンチョルがあんなに、つながりがあったなんて・・・。
そっちに驚きです。
単なるウニョンのアシスタントで、よく知らない仲だとしても、殺害はありえないけど、あんなに自分を慕ってくれてたスジョンを・・・。
どうして、あそこで踏みとどまれなかったのかな。
ウニョンを殺すほうがまだ、説得力がある。。。
あ、いけない、こんなことを言っては・・・。
やっぱり、彼の罪は大きい。
スミンもGoodJob♪
彼女、スタイルもいいし、今後も見かけることになるのかな?
あとは・・・主役カップルの行く末に、明るい未来を持たせないとね~~。