果たして、秋夕のせいなのか・・・?

他局は映画だったそうですが・・・(苦笑)

でも、25ー26話、ラストのラスト 、びっくりした!とりあえず、25話いきます。

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 

 【Ep.25】 

 順調に進む撮影。

ところが、助監督から、台本がまだ上がってきていないと言われるソンジュン。

「オ作家様にお願いしてもらえますか?」

「ん、わかった」

ちょうどそこに、キ・ウニョンから電話がかかってくる。

「もしもし」

「イPD、14話の初稿があるの。すこし話しません?」

「14話?それなら、オ作家様がもう書いてますよ」

「だから、話したいって言ってるのよ。読んでみて、判断して、オ作家のを止めてちょうだい」

「キ作家様!」

「とにかく来て、直接話しましょう」

相変わらず強引なウニョン。

 

~ウルスンの自宅~

「ユ・フィリップさん・・・」

「運命やオンマなんかを信じず、俺を信じろ!幸運だとか不運なんかを信じず、俺たちを信じろ!」

「それで、ユ・フィリップさんは本当に後悔しないの?」

「後悔しない」

「私たちのうちのどちらかが死ぬとしても?私たちの交際を後悔しない?」

「ああ、後悔しない」

(後悔しない、もし、どちらかが死んでも一人は生き残るということだ。俺が君を助ける!ウルスン)

ただ、フィリップを見つめるウルスン。

微笑むウルスン。

 

~ウニョンの部屋~

ウニョンのグラスに、さっきの注射器を使って、薬を盛るユナ。

 

立ち上がると、数歩、歩いたところで倒れるウニョン。

「キ作家様、どうしたんですか?やはり、飲みすぎたみたいですね」

 

「・・・私、あなたを見たわ」

意識を失うウニョン。

 冷たく見下ろすユナ。

 

~ウルスンの執筆ルーム~

ウルスンに続いて、フィリップも入ってくる。

「何するの?」

「締め切りは明日だろう?俺の言いたいことはすんだが、聞きたいことがたくさんある。だから、まず、台本を終わらせよう。さぁ」

自分がパソコンの前に座り、ウルスンにはここに座れとばかりに、隣の椅子をポンポン。

「ねぇ、何をそんなに聞きたいの?」

「34歳になったら、オ・ウルスンに起こること。イPDに話したこと。俺には聞く必要がある。でも、台本が先決だ。さきに終わらせるぞ。さぁ、座って。よし、話せ。」

タイプライターの時と同じことをするつもりね。

あまりに、ウルスンの顔が近くて、ドキドキしちゃうフィリップ(笑)

よりによって、濃厚な“エレベーターちうキスマーク”を思い出しちゃって、ゴクリ( ゚ε゚;)

「何よ、仕事を手伝うために、ここにいるんじゃないの?」

「どういう意味だ?俺をなんだと思ってる?」

「こんなんで、どうやって仕事するのよ。出てって!」

「な、何で?前にタイプしたとき、助かったって言ったじゃないか」

「あれは・・・通常の状態とは違ってたっていうか、とにかく出てって。自分でやるから」

「まったく、わかったよ。早く終わらせろよ」

「はいはい」

「外に出るだけだからな」

「早く終わらせるわよ」

「ウルスン」

「はい?」

「もう、なにも乗り移ったりしないんだよな?」

笑顔で、してない、と答えるウルスン。

「ごめん。乗り移られるときは、歌が聞こえてくるって言ってただろ?未来の出来事も見えるって。うちの母親もそうだったんだ。音楽が聞こえるって言ったときに気づくべきだった、ごめん。」

「何が、ごめんなのよ。私、全く辛くなかったもの。」

「また、霊気が来たら教えてくれ。一人で対応しようとするな。その時は俺が・・・」

「ユ・フィリップさん」

「ん?」

「どうか、出ていってくれませんか?明日までに終わらせないといけないので。」

「あ、ああ」

今度こそ出てきたフィリップ。

 

「ところで、ヨンマンの奴、どこに行ったんだ?」

その頃、ヨンマンは・・・ウニョンのオフィステルにいました。

正確には、部屋のドアが見える共有廊下です。

ユナが出てきたところを少し離れたところで目撃。

ユナが立ち去ったところで、フィリップの電話を受けるヨンマン、

「あ、ヒョン、戻られたんですか?」

「今、どこだ?」

「ああ、なんかスッキリしないんで、サウナに来てますよ」と誤魔化したところを、後ろから来ていたソンジュンに聞かれる。

相変わらず、来訪者が重なるウニョンのおうち。

「ええ、もうちょっとで戻りますよ、はーい。ヒョン」

これで、フィリップと話してたことが確定ね。

「ヨンマンさん」

急に声をかけられて、驚くヨンマン。

「イPD様・・・」

「こんなところで何してるんですか?」

「ああ、このオフィステルに友人が住んでるんです。」

「ああ」

そのまま、ウニョンの部屋に向かおうとしたソンジュン、ドアからすり抜けて出てきたラヨンの姿を見てしまう。

固まるソンジュンに、どうかしたんですか?と、声をかけるヨンマン。

まっすぐに、ソンジュンに向かってくるラヨン。

「あなた、私が見えるの?そうなのね」

ソンジュンを避けて去っていくラヨン。

「イPD様、どうしたんですか?」

ラヨンの気配が消えて、すぐにウニョンが気になったソンジュン。

「イPD様!!」

あとを追うヨンマン。

 

~ウルスンの執筆ルーム~

快調に進めていたところに、また、あの歌が聞こえてくる。

「オンマ・・・」

交通事故のような映像が見える。

ソンジュンから電話がかかってくる。

「キ作家様のオフィステルの暗証番号、知ってますよね?」

「どうして?ウニョンに何かあったの?」

「会いたいと言われたので、来てみたんですが、出てこないんです」

「ウニョンが?」

隣にいるヨンマンに聞こえないように、「それに変なものも見かけて・・・」

「何を見たの?」

「とにかく、前にも特別なことが起きた家なので、何かあったのは確かだと思うんです。暗証番号わかりますよね?」

「メッセージで送るわ。で、今から私もそっちに行くわ」

出掛けようとして、フィリップのことを思い出すウルスン。

《また、霊気が来たら俺に教えるんだ。一人で対応しようとするなよ》

部屋の中に逆戻り。

「ああ、全く!絶対、危険だからって、自分も行こうとするわ。どうしよう!」

巻き込みたくないウルスン、窓から抜け出す。

 

~ウニョンの部屋~

「キ作家様、キ作家様」

部屋に飛び込むソンジュン。倒れているウニョンを発見。

ヨンマンったら、机の上の原稿を物色中。

「息があります。ヨンマンさん、早く救急車を呼んで!」

「ああ、はい」

「キ作家様、キ作家様」

 

病院に駆けつけるウルスン。

《病院に連れてきました。こっちに来てください》

病室には、ソンジュン。

「どういうこと?何が起きたの?」

「まだ、目覚めないんです。医者も待つしかないと。」

医師が入ってくる。

「どうでしたか?」

「急性アルコール中毒のようですね、正確には、血液検査の結果によりますが、自殺を試みた可能性もありますね、もしかして、患者さんは、睡眠薬を常用してますか?お酒と一緒に摂取したのかもしれません。意識不明の状態を見ると、そういったことも考えられるようです」

「自殺を試みた・・・」

リストカットの痕を見ながら、呟くウルスン。

 

*****

キ作家に薬を盛って、14話の原稿を持ち出したユナ。

扉の1枚に火をつける。

 

あなたみたいな人はオッパのそばに立てないわ。

あなたにオッパの愛を受けとる価値があるとは思えない。

そんな価値なんてないのよ!

彼なしで生きられないなら、今すぐ死んで!

 

「どうかしてるわ。どうやって、こんなことが書けるのよ。本当にあの日、私を見てたの?それとも・・・」

火のついた紙を燃やしていた缶のなかに、ラヨンの顔が浮かび上がり、悲鳴をあげるユナ。

「キム・ラヨンは死んだのよ」

息を整えながら、死んだ人間に何ができるのよ、と嘯くユナをじっと見つめているラヨンの霊気。

 

~病院の廊下~

力が抜けて、長椅子に座り込むウルスン。

隣に腰を下ろすソンジュン。

もう、なにも書けない、何度も死のうとしたけど死ねなかった、と、すがってきたウニョンを思い出すウルスン。

「ウニョンは、前にも死のうとしたの。」

驚くソンジュン。

「最近もここ数日、眠れていないみたいで、台本に取り憑かれて神経質になってるのかと思ってた。本当に死のうとしたと思う?」

「いえ。キ作家は、僕に、14話の台本を読みに来いと言ったんです」

「14話?」

「それに、なんだか、妙に決めつけたような感じでした。自殺しようとするような雰囲気じゃなかった。それ以上に、あの廊下で会った、以前に見たものが気になるんです。」

「本物の幽霊だと言うの?」

「はっきりはわかりませんが、あの部屋から出てくるところを見たんです」

「ソンジュア、実は、私もあるものを見たの。」

「何を見たんですか?」

「誰かが危険にさらされるのを見たんだと思う。どうも、本当に起こりそうな気がするの。」

なんと言うべきなのか、少し躊躇うソンジュン。

「心配しないで。もし、何者かがヌナに言ったとしたら、それは、(その事態を)避けてほしかったからです。避けられるんですよ。」

「そう・・・そうよね」

ふと、ウルスンの足元をみるソンジュン。

「ところで、ヌナ・・・、履物が・・・」

窓から抜け出してきたので、スリッパです。

「ああ、慌てちゃって・・・」

「足にケガしますよ。ちょっと待って」

自分の靴を脱いで、ウルスンに履かせるソンジュン。

フィリップはサンダルだったし、ソンジュンは自分の靴だし・・・。

なかなか、いいところには行けない靴ばかり履かされるシンデレラみたいです。

「ちょっと大きすぎますね。大丈夫ですよね?」

いたずらっぽく笑い、自分はウルスンのスリッパを履くソンジュン。

うーん、全然2番手ナムジャパワーが落ちないね(笑)

 

~ウルスンの自宅~

そう~~~っと戻ってきて、出てきたときと同じく、窓から、部屋に入るウルスン。

くるりと、椅子が回転。

信じられないものを見たのは、この人の方です!

「あ・・・・びっくりした。風が・・気持ち良かったのよ。」

「風?」

「ああ、仕事してたら、煮詰まって来ちゃって、ちょっと外の空気を吸いに行ってたの。」

当然、足元の男物の靴に目が行くフィリップ。

 嘘はすぐにばれます(笑)


「友達が危なかったのよ。見過ごせないでしょ。」

「キ作家が友達か? いつから?」

「10年前からよ。いくら、嫌いでも、友達は友達でしょ。」

コーヒーを注ぎにきたウルスン。

 

「よし、それはいいだろう。だが、俺が、君を病院に行かせないとでも?俺に言えばいいだろう?なんで、窓から出て行ったりしたんだ?」

「それはね・・・窓のほうが玄関より近かったからよ」

「なんだと?」

「とにかく、早く少しでも近道を・・・行きたかったのよ。私の気もしらないで。」

「ちょっと待った!オ・ウルスンさん」

「オモ! 締め切りに遅れちゃう。ユ・フィリップさん、これでも飲んで。終わったら、ぜ~んぶ話すから。ごめんね」

「逃げるつもりだろう、俺に話す時間もないのか?」

 

~バー~

局長とカン社長が飲んでます。

局長「キ作家は、相当評判が悪いな。中国から100億ウォンの投資を受けているし、“幽霊の愛”のための著作権取得のために、5億ウォンのローンを組んだらしい。」

「それなのに、どうして、税金を払わないんでしょう?」

「俺が知るか?とにかく、出国禁止だ。おそらく、共同脚本を引き受けたのもそれが理由だろう」

「ああ、なるほど」

「彼女が失踪したときでさえ、現場に債権者が訴訟のために押しかけてたらしい」

「死にたくなるのも無理ないですね」

「どっちにしろ、彼女は、勇気があるよな」

カン社長の肩に、白い汚れがついているのを見つける局長。

「なんだ、これ?ちょっとトイレに行ってきますよ」

「ああ」

トイレで肩をぬぐうカン社長。

「こんなの、いつ、ついたんだ?」

その時、ハイヒールの足音が聞こえてくる。

「なんで、男子トイレなのに、女性の靴音がするんだ?」

恐る恐る顔をあげたとき、鏡に映った白い服の女性。。

「ラヨン・・・」

腰を抜かし、失神する社長。

 

~フィリップの家~

クッションを抱えて、ショック冷めやらぬ社長。

社長「次は俺の番だ」

フィリップ「どういう意味だ?」

ヨンマン「ああ、酒臭いですよ。幻覚を見たんじゃないんですか?」

社長「俺はな、幽霊を見たあとに飲んだんだ。どうしよう・・・。ドンチョルも死んだ。キ作家に起きたことを見ろ。周りをお守りでかためても、役立たずだ」

フィリップ「一体、どうしたんだよ」

ヨンマン「そうですよ。どうして、そんなに怖がるんですか?社長、なにか悪いことしたんでしょ?」

社長「実はな・・・」

フィリップ「実は、なんだよ?」

社長「8年前、ラヨンの妹だとかいう人間は来たんだよ」

フィリップ「え?ラヨンの妹?」

ヨンマン「その方には妹がいたんですか?」

フィリップ「きょうだいがいるとは聞いたことがあるが・・・。なんで、オレに言わなかったんだ?」

社長「脅迫されるのを恐れたんだよ。二人の交際を知ったら、お前が彼女とのことをいろいろ言うかもしれないだろう?」

フィリップ「少なくとも俺には言うべきだっただろう!」
社長「なんでもかんでも、お前に言うことなんかできるか?お前はラヨンのために、よくやってた。彼女は、キム室長を通じて、会いたいと言ってきたんだが、俺は避け続けた。もしかして、あれは、彼女の妹だったのか?白いドレスの偽物幽霊をお前も見たんだろう?彼女だと思うか?」
ヨンマンが、その時の女性の写真を見せる。
ヨンマン「もしかして、昨日、見た幽霊って、この女性ですか?」
社長「違う・・・。幽霊に間違いない。ラヨンの幽霊だ」
フィリップ「いつ、彼女の写真なんか撮ったんだ?」
ヨンマン「ああ、もしかして、こういうこともあるかと思って。その後もいたずらをするかもしれないし、一応、証拠として撮っておこうかと思ったんですよ」
社長「怖いよ~。雷にあたるかもしれないから、雨の日は外出できないぞ。毒を飲まされるかもしれないから、昼食の間も、一人で食事もできない」
フィリップ「どうして、毒なんか飲まされるんだよ。」

社長「お前は不運だから、食べて死ぬかも」
フィリップ「毒入りランチだって?」
ヨンマン「毒なんて、どこで手に入れるんですか?ばからしい」

それでも、一応、キスンとチョニュルに話を聞きにきたヨンマン。
キスン「平気だよ。カン代表はときどき、幽霊や怪物を見るんだ。怪物と住んでるんだぞ。奥さんは、社長の金を見つけだす怪物なんだ」
自分で言って、自分で笑うキスン。
ヨンマン「いえ、今度のは違うように思うんです。ラヨニヌナを見たって言うんです」
キスン「ラヨニヌナ?」
チュニョル「どこで、彼女に会ったんだ?」
ヨンマン「トイレの外の洗面スペースで・・・」
チュニョル「ヌナが・・・どうして、男性トイレに?」
なぜ、チュニョルはこんなに足りてない子のように書かれるの?まがりなりにも、パン屋の経営者でしょ?
ヨンマン「いいですか・・・。カツンカツン・・・靴音も聞いてるんです。振り返ったら、」
キスン「なんだ? どうしたんだ?」
ヨンマン「足がなかったんです・・・」
キスン「足がなかったら・・・・どうやって、靴を履いたんだよ!」
ヨンマン「ああ、もう! だから、彼女が幽霊だってことでしょう。それで、ヒョンたち、ラヨニヌナは・・・」
キスン「それなら、足の匂いもしないだろうな」
ヨンマン「いえ、そうじゃなくて・・・」
チュニョル「足の匂いは深刻な問題だよ」
キスン「彼女、足の匂いなんてしたか?」
チュニョル「ときどき、ブルーチーズみたいな匂いがしたような気がする」
ヨンマン「一体、なんの話をしてるんですか?イライラさせないでください」
キスン「カン社長は、ラヨニヌナに本当にひどいことをしたんだ。彼女の幽霊を見るのはそのせいだ」

一応、真面目に答えるキスン。

ヨンマン「ひどいことをした?」

キスン「社長が、フィリップとヌナを別れさせた一人だからだ。」

チュニョル「もし、フィリップヒョンが彼女と結婚すると主張しなかったら、そんな目に遭わなかった。」

ヨンマン「結婚?フィリップヒョンは、結婚したかったんですか?」

キスン「ラヨンヌナが不安になってたから、ヒョンは、少なくとも、婚約したかった。でも、JumpFiveが売れ始めた時だった。そんなことできるか?」

ヨンマン「もしヒョンがそこまで考えていたのに、なぜ、彼女はフィリップヒョンを殺そうとしたんですか?」

キスン「さぁな、見当もつかないよ。ついには、フィリップヒョンが気持ちを変えたのかもしれないし、裏切ったのかもしれない」

ラヨンの納骨堂にやってきたフィリップ。
(お前なのか?)
(何が言いたいんだ?)
振り返ると、ユナが立っている。

 

「ここまで来てくれてありがとう」

「なぜ、お前が礼を言うんだ?ここへ時々来てるのか?」

「いつも来てる。私にとって、オンニみたいな人だったから」

「彼女を忘れずにいてくれて、ありがたいよ。」

「あの人とうまくやってるの? オ作家・・・」

「ユナや。俺は、オ作家のことがすごく好きだ。ただ、うまくやってるという以上にだ。」

「え?」

「お前が、占い師について、彼女に言ったことは非難しない。本当のことだからだ。実を言えば、おかげで、誤解を解くこともできた。」

「想像以上にやるわね、彼女」

「隠れて写真を撮ったり、それを記者に持ち込んだだろう。もう分かってるんだ。俺の失策だったかもしれない。だが、これ以上はだめだ。もし、お前が止めないのであれば、次は容赦しない。」

「なぜ、そこまで、彼女が好きなの?彼女のどこがそんなにいいの?」

「俺が、世界中で、信じられる唯一の人だからだ。証拠なんてなくても信じたい人だ。いままで、こんな風に感じたことはなかった。だから、彼女といると、楽に息ができる。」

「それって、私のことは信じてなかったってことよね。知ってる?ユ・フィリップという人は、人を信じることができない人よ。そうやって生きるしかないの。誰のことも信じたりしないわ」

立ち去るユナ。

 

~フィリップ車中~

電話に出るフィリップ。

「なんだ?」

「ユ・フィリップさん、今どこ?私、14話の台本仕上がったの。ちょっとうちに寄ってくれない?」

聞いてる側から笑顔になるフィリップ。

 

結局、この家は、みんなの家なのだろうか(笑)

 

料理をしているウルスン。

「これはなんだ?」

「あ、来たのね?これ? 14話の台本を送信したの。」

「俺は、台本が上がったあとにしか会いに来れないのか」

また、そんな嫌みを言うって顔をするウルスン。

「あ、そうだ。これ、プレゼントよ。14話の完成を祝して・・・お揃いなの」

自分の来ているパーカーを見せるウルスン。

色違いのパーカー。

「センスいいじゃん。俺を夢中にさせようって魂胆か」

「ユ・フィリップさん、私たち、喧嘩するのは止めましょう。時間がもったいない」

フィリップの手を取り、微笑むウルスン。

「あとで、どちらかが残った時、その人が眉をひそめていた記憶しかないのは、つまらないでしょう。」

「誰が残るんだ?」

「もし、私が100歳まで生きたら、あなたは101歳まで生きて、いい思い出だけを思い出すの。じゃ、私が美味しいごはんをつくるから、ちょっと待っててね。いい?」

「ちょっと話をしよう」

「ごはんのあとにね」

「腹は減ってないんだ」

「食べてないのに、どうして一杯なのよ」

「俺はユ・フィリップだぞ、愛に生きる男だ」

思わず、笑ってしまうウルスン。

「ちょっとでいいから、話そう」

 

キャンドルを灯すフィリップ。

「これは、真実のキャンドルだ。」

「え?」

「この時間だけは、ここから出られない。冗談も愛嬌も、贈り物も通用しない。嘘はつくなよ」

頷くウルスン。

「君が34歳になったときに起きることを知る必要がある」

 

★Ep.26に続く★

フィリップって、今までも、ちょいちょい思ってたけど、肝心な部分を言ってもらってなかったり、知らされてないこと多いよね。
気の毒に、最愛のウルスンからでさえ、まだ、小出し小出しです。。。

なかなか、見ていてまどろっこしいというか、この二人は本当にラブラブなのか(笑)
みんな疑問に思ってないのかな?
話をしている場合ではないと思うんだけど。。。

私は、結構、ユナが言った“誰も信じてない”という部分が実は的を射ているような気もします。
ただ、ちょっと言葉が足りないと言うか、
“誰よりも周囲の人を信じたいのに、信じられない”に近いかも。
自分でもわかっているから、ウルスンに惹かれたって言ってるわけで。。。
で、それに輪をかけて、守ろうとしちゃうウルスンなので、対応の仕方は違うけど、ソンジュンへのそれと、あまり差が見られないような気もします。
ソンジュン。さすが踏ん張るよね(笑)
切実さでは、フィリップとイーブンなんだものね。

というわけで、キーマンのヨンマンですよ。← 語呂がいいな(笑)
序盤、散々、気になっていたのに、いつのまにか、鳴りをひそめていたヨンマン。
とうとう動きを見せ始めて、フィリップに嘘までついての単独行動です。

★ラブリー・ホラーブリー Ep.26に続く★