うわ、20話見た後、寝ちゃってました!(-_-;)
こんな時間に目が覚めた!やばい! 真夜中です(笑)(笑)(笑)
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
【Ep.17】
♯22:道(夜)
(ラヨンは、逃げるシンを追う。)
~灯台~
「それって、これのせいだってこと?」
ネックレスをフィリップに差し出して見せる。
「俺に渡すなよ、受け取らないからな。二度と犠牲になんかなるな・・・」
それを聞くと、渾身の力で、ネックレスを海に投げるウルスン。
投げる前に、一瞬浮かべた、いたずらっ子みたいな笑顔が可愛い、ウルスン
ポシャン・・・・と海に落ちていくネックレス。
「おい、なんてことしたんだ!なぜ、こんなことをした?」
悲壮な表情で、ウルスンに怒鳴るフィリップ。
ふう、と息を吐く。
「ただのネックレスでしょ。こんなもので、自分の生死が決まるなんて信じられないわ。」
「それじゃ、俺たちの間で起こったことはどうやって説明するんだ?」
「それは・・・自然の摂理?」
「え?」
「水は上から下へ、空気は冷たいところから暖かいところへ、恐れを知らない人間は恐ろしい人間の前へ。それに、誰が運命を止めるですって?あなたは私を救ってくれる人じゃない」
「俺が?俺が何を?」
ふっと、笑ってしまうウルスン。
「作家になる後押しをしてくれた。警察に疑われたときも助けに来てくれた。それに、サ・ドンチョルさんのところで危険だった時も。いつでも、私を助けてくれた。だから、私には、ユ・フィリップさんは、とてもありがたい人なんです」
「オ作家は、君はあの占い師に会ってないからだ」
「なによ、占い師って。知ってるとおり、私は音楽を聞いたり、変なことを書いたりしたときは、亡くなったオンマが私を助けてくれていると思うようにしているの。それで、いつも、思い出していたの、オンマが言ってたのを。
~回想~
学校帰りに、ウルチュクオンマと餃子(マンドゥ)を食べるウルスン。
「もっと食べなさい」
「うん」
餃子(饅頭)を入れたお皿がす~っと動く。
「あ、オンマ・・・見た?お皿が勝手に動いたわ。幽霊なんじゃない?」
「まぁ・・・ほら」
笑いながら、ティッシュを折りたたみ、皿の下の水をおさえて見せる。
「見てごらん。この水のせいで、すべったのよ。ね?ウルスナ。この世に幽霊なんていないのよ。だから、心配しなくていいのよ」
「ウリオンマは、この世に幽霊なんかいないって言ってた。」
《この世に幽霊なんていないのよ。だから、心配しなくていいのよ、ん?》
自分の母親も同じことを言っていたと、思い出したフィリップ。
「さ、ごはん食べに行きましょう。ユ・フィリップさんもおなかがすいてるから、変なこと言い出したんでしょ、奢るわよ、行きましょう」
「約束してくれ。もし怖くなったとしても、それを苦しむな。俺といるのが怖くなったら、いつでも逃げるんだ。それだけは約束してくれ、いいな?」
真剣なフィリップに、微笑むウルスン。
「約束する、もし、怖くなったら振り返らず逃げるわ」
episode17:私たちの幸運な日
~ウニョンの部屋~
ドンチョルからの留守電を聞いてるウニョン。
《警察が来た。あいつも生きてた。連絡しろ!わかってるよな!俺は一人じゃ死なないぞ》
― メッセージを消去するには3を押して下さい。
― メッセージを消去しました。
何かを考えているウニョン。
~警察署~
ウニョンが出演した番組を見ている刑事。
「ええ、サ・ドンチョルの捜索に焦点を当ててますが、遺体の発見はまだです」
「どうも、この事件は何かがおかしい」
「何がですか?」
「何もかもが整いすぎてる。イ・スジョン殺人、キウニョンの拉致、そして、ユ・フィリップの銃撃まで。15年の刑事生活で、今までこんなの見たことがない、すべての証拠や動機までも、こんな風に一ヶ所に集まるなんて」
「確かに変なことばかりです」
「なぁ、なぜ、奴はキ・ウニョンを殺さなかったんだ?彼女は顔を見たのに」
そうそう、その調子!
「ドンチョルがフィリップを殺そうとしていることを知って、仕方なく、イ・スジョンを殺した・・・。」
「その通りですね」
「あ、サ・ドンチョルの携帯の通話記録は手に入れたか?」
「まだです」
がっかりする刑事。
「手に入れ次第、教えろ」
「はい」
******
連れ立って歩いている2人。
「大丈夫なの?」
「何が?」
「ウニョンの番組・・・。ユ・フィリップさん、ちょっとは傷ついたでしょ。」
「そうだけど、変なんだ。あまり、気にならない。前だったら、世界が終わったように感じてただろうけど。オ作家こそ怖くないのか?キ作家は、冗談でやってるわけじゃないぞ」
「ううん、怖くない。私にも考えがある!」
たくましいウルスンを微笑んで見つめるフィリップ。
「ところで、なぜ、ウニョンはフィリップさんが入院してる同じ病院に現れたのかな。なぜ、みんな同じ場所なの?それに、1ヶ月も監禁されてたと言ってるけど、キョングァンホテルに現れたわ。ユ・フィリップさんも見たでしょ。」
「キ作家が嘘をついてるのは確かだが、なぜなのかはわからない。それを俺たちが把握しないと」
~ウニョンの部屋~
ユナが怒鳴りこんで来る。
「ちょっとやりすぎじゃない?フィリップオッパが、他人の女を盗ったみたいに言うなんて。どういうつもり?」
「どういうつもりですって?『幽霊の愛』をやめさせろと言ったのは、あなたでしょ?」
「そうよ。『幽霊の愛』のことよ。フィリップオッパのことじゃないわ」
「ドラマをキャンセルさせるために、それをしなければならなかったのよ。私はやるときは徹底的なの。だからあなたもよ。一緒にやると決めたのなら、もっと叩きのめす準備をすべきでしょ。でも、気を付けなさい。運命は愚かじゃないのよ。チャンスを失ったらダメ。あなたが運命の彼を獲得したいなら、持っているものすべてをあきらめる覚悟が必要ね。」
「構わないわ。長い間、望んできたのよ、他のことなんて諦められるわ」
幽霊より怖い、悪魔と契約を結んだみたいな二人。
~海産物屋~
「ここが、私が言ったお店よ・・・閉まってる」
あきらかに、がっかりするウルスン。
「店はここだけじゃないだろう、行こう」
息子が入隊しただの、改装中だの、旅行中だの、材料が切れただの、色々な理由により、軒並み、閉まってる(笑)
「はぁ、お腹すいた」
大変だ!(笑)
フィリップには、突然、こんな風に見え始めた。
「ウルスンね、お腹すいちゃったの♪お腹ちゅいた♪」
デレるフィリップ。
こういうのがいいのか・・・。ちょいロリ入ってることが露呈したトップスター。
ハッと我にかえるフィリップ。
「なんでそんな風に見てるの?」
現実のウルスンの声の低いこと(笑)
ようやく、お店に入れた二人。
「わー、美味しそう!」
手を叩いて大喜び。
「お腹すいただろう、たくさん食べよう!」
「ありがとう」
大興奮のウルスン。
「これ。これ、裏返して!こっちも。」
「うわー、本当に美味そうだ!」
「こっちも焼いて!スッゴク美味しそう!」
!!!
あ、と声をあげるまもなく、ウルスンの手に当たった卓上の油が・・・全部、焼き網めがけて流れだし、せっかくの海産物大量焼死。
うなだれて言葉もないウルスン。
「すみません」
「はい」
「貝を焦がしてしまったので、また、注文したいんですが」と店員さんに声をかけるフィリップ。
「申し訳ありません。もう、全部売り切れなんです。すみません」
「え、でも・・・」
「すみません」
泣きそうなウルスン。
「ああ、お腹すいた」
「1時間くらい待てば、家につくよ」
なぜか、大人なフィリップ。(笑)
突然、会話が途切れ、フィリップが振り向くと。
犬の糞を踏んづけたウルスン。
靴の裏だけじゃなく、尻餅までついて、太ももの脇にもついてしまい・・・、泣きっ面に🐝。
久しぶりのウルスンの不運っぷり(笑)
再開したのね。
「大丈夫か?」
「近くに来ないで!絶対、来ないでよ!」
ようやく、犬の糞を踏んだのだと気づいたフィリップ。
道に座ったまま、自分を置いて帰ってくれと懇願するウルスン。
「そんなことくらいで、置いてかえるわけないだろう。きれいにすればいいんだから」
またしても、ウルスンちゃん登場(笑)
「ウルスニ、どうしよう・・・う○ち、踏んじゃった、う○ち、う○ち」
う○ち連発でも、ウルスンが超絶、かわいく見えてるフィリップ。
ちなみにさっきより、長め(笑)
現実に戻ると
「どうするもこうするもないだろう、さ、立って。おお、アイグー」
恥ずかしがって逃げ出すウルスンを、更に笑顔で追いかけるフィリップ。
ジャケットで腰回りを隠してもらいながら、お腹が鳴っちゃうウルスン。
サンダルを置き、履き替えるように促すフィリップ。
これでも、ヒロインが靴履かせてもらうロマンチックシーンなの(笑)
いろんなバージョンがあるね。
「ほら見ろ。なんで、ネックレスを捨てたりしたんだよ。なんで、すぐに後悔するようなことをするんだ?」
「もしかして、ユ・フィリップさん、泳ぎ方知ってます?」
「なんで?」
「私、他のスポーツはそこそこ上手なんだけど、泳ぎだけはダメなの」
「もしかして、今、この俺にネックレスを取りに行けって言ってるのか?今ごろは釜山あたりかもしれないぞ」
「なによ、知らないの?潮のせいで遠くまでいかないかも。」
「ここは海で、波があるだろう?」
「はぁ、そうよね。幸運な海だわ」
「いいか。俺のためにネックレスを捨てたんだ。だから、今日は、オ作家の人生の中で最も幸せにしてやる。好きな食べ物はなんだ?乗って」
海とフィリップを見比べるウルスン。
ウルスナ、そっちを見ても無駄だよ。
ネックレスを取りにいこうとするのは、さすがに諦めなさい(笑)
~フィリップの自宅前~
記者たちが殺到し、通行人などにコメントを求めている。
「ご覧になりました?」
「ええ」
口々に、好き勝手に噂している人々。
家のなかでは、社長、ヨンマン、そして、ユナ。
「ヒョンはこのメッセージのあと、電源切ってます」
携帯を見せるヨンマン。
《記者が静まった頃、戻る。心配するな。》
「まぁ今はそれがベストだ。どこかに隠れてたらもっといいんだがな」
ヨンマンを見る社長。
「記者会見を開こう。我々の見解を発表するんだ。そして、キ・ウニョン作家を名誉毀損で訴えてやる」
「会見は開いたらダメよ」
「なぜだ?」
「それこそ、キ作家の思う壺よ。闘って、ことを荒立てたいのよ。相手にしたら、被害を受けるのはこっちよ。社長も大痛手を食らうわよ」
「くそっ」
「じゃ、ウリヒョンはどうなるんですか?落ち込んでるに違いないです」
「どこかで泣いてないといいがな」
「もしや、変なこと、考えてませんよね」
ぜ~んぜん(笑)
普通に、ウルスンとデートしてます。
ちょうど、彼女のおうちに到着です。
車を降りるなり、感激した様子のウルスン。
「うわ、本当にそれの作り方も知ってるの?料理も上手なのね」
「今まで見せてきたことも、そんなに驚いたか?考えても見ろ。俺にできないことはなんだ?」
「うーん、謙虚さ?」
「それは、もうちょっとしたら、マスターするつもりだ」
相変わらず、躍り狂ってる人影。
通りに出てきたウルチュクオンマ。
「お客さんが来てるようね」
細かいようだけど、霊気と同じような赤紫っぽいライトを当ててる。。。
二人が家のなかに入ってくると、自然に閉まる洗面所のドア。
「偉大な幸運は、かなたから来るかもしれないが、小さな幸運は、君の隣人たちからもたらされるんだ。それが、俺が君に幸運を与える理由だ。さ、手を洗ってくるから、着替えておいで」
「はーい」
洗面所に向かいながら、
「食材を出しておいて。あとは俺がやるから」
― まだ大騒ぎだろうな。でも、ここにいてもいいのかな?
ドアがひとりでに締まり、突然、中年女性が現れる。
「それにしても、イケメンねぇ」
「うわー」
叫びながら、飛び出して来るフィリップ。
「な、なに?どうしたの?」
つられて、着替えたウルスンも部屋から出てくる。
「怖がるな!下がってろ!」
前に一歩出るフィリップ。
「あんた、誰だ?記者か?パパラッチか?なんで、そんな格好をしてる?答えろ!」
「はじめまして。ウルスンのオンマです」
「オ、オンマ?」
お墓で泣いていたウルスン。今までも、会話のなかで、亡くなったと言ってことを思い出す。
それでも、ウルスンの部屋の家族写真をみて、確認するフィリップ。
ウルスンの家から出てきたフィリップを追いかけてきたウルスン。
「フィリップさん、待って!これ。」
腰に巻いてもらったジャケットを手渡す。
「ありがとうございました。気をつけてお帰りください」
すぐに戻ろうとするウルスンを引き留めるフィリップ。
「俺に、何か言うことはないのか?」
「何か言うこと?どんな?」
「君は母親は亡くなったと言ってた。なぜ、あの墓じゃなくてここにいる?説明すべきじゃないか?」
「どうして、うちのオンマのお墓を知ってるの?」
「君を尾けたからだ」
「え?私を尾けた?」
「問題をすり替えるな!彼女は誰なんだ?」
「ただの・・・母親よ」
「“ただの”母親って言うのはなんだ?」
「なぜ、赤の他人の家族の状況を詮索するの?」
「“赤の他人?” ああ、君は赤の他人だ。ああ、君の言う通りだ」
「じゃ、気をつけておうちに帰ってください」
話を切り上げようとするウルスン。
「俺には話せないのか?なんで、そんなに秘密があるんだ?」
「私たちは、秘密を共有するほど、そんなに親しくないのでは?」
「ああ、まったく、この女・・・。君が正しいよ。そう、たとえ、どんな人間でも助けに行こうとするし、助けるためには誰であろうとキスする人だからな。でも、俺は違うんだ。俺が、オンマやラヨンのことを話したのは、君だからだ。君だったから、どんなに恐ろしくても、ドンチョルのところに走ったんだ。君だから、気になるんだ。他の誰かのために、こんなことするか!」
告白以上の告白なのにね。
なぜか泣きたくなる。
母親のために、ベッドを整えるウルスン。
「彼は、あなたと仕事してるただの俳優なのに、どうして、一緒に帰ってきたの?」
「ちょっと変わってるのよ」
「十分、普通に見えたけど?」
「もう、休んで」
「ウルスンはどうするの?」
「私は居間で寝るわ」
「じゃ、私も居間で寝る。娘と一緒に寝たいの」
気まずそうなウルスン。
並んで寝る二人。
「いつ来たの?」
「数日前よ。リラックスしたくてエクササイズしに来たのよ」
「家はどうしたの?子どもたちは?」
「もうずいぶん大きくなったもの。ちゃんと言い聞かせてきたわよ。だって、私たちだって、年に一度は会わなきゃ」
「3年ぶりかな」
「あはは、そうだった?忙しかったのよ。でも、あんたは?なんで、連絡くれないの?」
「私も忙しかったの。どのくらいいるつもりの?」
「さぁ・・・どのくらいいようかしら」
「いたいだけ、いてくれてもかまわないけど」
「そうね。いる間に、チムシルバンに行きたいの。サンフランシスコには、チムシルバンがないのよ」
「お好きにどうぞ。それと、明日は美容院と買い物にいきましょう!」
「うん、娘とデートなんて、久しぶりだもん。でも、ウルスナ、3階に男性の服が置いてあったわよ。若い男性の・・・。」
他人のように、身構えてるウルスン。
「それは・・・」
「いいのよ、私には言わなくてもいいの・・・」
理解を示す母。
ふと、さきほどのフィリップの言葉を思い出す。
《オ作家だから、気になるんだ。他の誰かのために、こんなことしない》
******
もと、JumpFiveのメンバーとして、インタビューを受けるキスンと、チュニョル。
チュニョル、正装(笑)
インタビュアー「多くの人々が、キム・ラヨンさんのことについて、知りたがってます。彼女について、お話いただけますか」
チュニョル「ラヨニヌナのことは、僕がとても愛してました」
いきなり、話し始めるチュニョル(笑)
インタビュアー困惑。
「サ・ドンチョルさんではなくて?」
キスン「あの・・・彼が言いたいのは、みんな彼女を好きだったってことです。」
チュニョル「結婚したいと思ってました。」
キスン「彼は落ち込んでいて、治療中なんです。ご理解ください。」
仕切り直して、インタビューを受けるキスン。
「サ・ドンチョルさんは、他のすべてのメンバーをだましたのですか?」
「ドンチョルヒョンとラヨンヌナが付き合ってたなんて、私は知りませんでした。フィリップヒョンは、交際をオープンにはしてませんでしたが、我々はみんな知ってました。我々はいつも一緒に過ごしてたし、ドンチョルヒョンもそこにいました。もし、彼らが婚約してたら、奪ったりしません。」
インタビュアー「言い換えると、キム・ラヨンさんは、ユ・フィリップさんの秘密の恋人だったということですね」
キスン「ヒョンは、別に秘密にしようとしていたわけじゃありません。我々はアイドルグループでした。当時は、恋愛禁止の契約だったんです」
チュニョル「私はフィリップヒョンが憎かったです。私はラヨニヌナを自分のもの扱いする彼に嫉妬していました。」
思わず、チュニョルを叩くキスン。
「カ、カット、彼なしのインタビューでもいいですか?」
「それでは、キムラヨンさんは、サドンチョルさんの恋人ではなかった?」
「ラヨニヌナと、ドンチョルヒョンが一緒だったのを見たことがありません。彼女は、フィリップヒョンの恋人でした」
断言するキスン。
テレビで、その様子を見ているフィリップたち。
― ユ・フィリップさんの事件を見ると、本当に邪魔をしようとした男性のようですね。博士はどのようにお考えですか?
― サ・ドンチョルは被害妄想だったんでしょう。
彼の劣等感がそれに合わさり、自分の嘘を信じるようになったのです。彼の周りの人々の発言を見ると、彼は妄想的なようです。
― 彼が語った・・・誤りを・・
「うわー、目には目をだな、番組には番組を、だ。」
「ヒョン、元気だしてください。さすが、ヒョンの友達は最高だ!」
キスンに電話するフィリップ。
「遠くまでいかなくてもよかったのに。時間とともに静かになったはずだよ」
「そんなことより、チュニョルのせいでモザイクかけられた。8年ぶりに、髪をセットしてメイクもしたのに。それより、ヒョンは大丈夫なの?」
「ああ、平気だ。ありがとう」
電話を切ったフィリップの目に、庭に立つ白いワンピースの女性が飛び込んでくる。あわてて、庭に飛び出すが、そこには誰もいない。
~撮影現場~
「こんにちは。どうかフィリップヒョンをお願いしますね。それから、このケーキを試食いただいて、味のコメントをお願いします。ええ、どうぞ。」
「美味しいわ」
「うん」
女性スタッフの反応を喜ぶチュニョル。
先日のインタビューのお礼も兼ねて、チュニョルのお店にケータリングを頼んだのかな?
フィリップの方を振り替えると、笑顔を見せるフィリップ。
スタッフと打ち合わせ中のソンジュン。
ソンジュンが一人になったところを見計らい、話しかけるフィリップ。
「イPD様、少しの間、うちに住んでたって言いましたよね?あそこで、幽霊を見たことはないですか?」
「なぜ、そんなことを?」
「ヒョンがなにかを見たらしいんです。幽霊を」
「見たのか?」
「もし、好きじゃなければ、引っ越した方がいいですよ。」
「え?それは家主として、無責任じゃないですか」
「もし、ボイラーが壊れたというなら、修理しますよ。でも、それは・・・家の問題じゃないですよね」
「じゃ、何の問題ですか?」
ヨンマンを気にしつつ、立ち上がり、フィリップの耳元でささやくソンジュン。
「これは、あなたには言いたくなかったんですが、あなたの周囲に幽霊がいるのを、スタッフが見たらしいですよ。その人は、それが女性だと言ったと思います。」
「だ、誰だ?誰が見たんだ」
「言えませんよ。その人も気にしてるみたいで。」
「誰だ?」
周囲のスタッフを見回すフィリップ。
「ところで、約束は守ってくれてますよね」
「なんの約束?ああ、オ作家のこと?」
「ええ、そうですよ」
「でも、そう言えば、君も怪しいよな。なぜ、30代の女性をそれほど守ろうとするんだ?もしや、イPD様、もしかして・・・」
「ええ、オ作家様のことが好きですよ」
固まる・・・。
今日は、ソンジュンの出番が少ないと思ったら、最後にきました。
ラブリー・ホラーブリー砲。
フィリップが、ウルスンをかなり意識し始めた、いや、ずっと意識してたんだって自覚し始めた、このタイミングで、ぶっ放してきたソンジュンです。
そうでなくちゃ!
それ以上に、二人の進展が早いのか、遅いのか?
18話のアップは・・・とにかく急ぎます!