とうとう(2)に分割です(笑)
保存できないので仕方なくです。いつも長くてすみません!
もちろん、ネタバレです。
【11話(2)】
ミソの失神は一時的なもので、医学的には、なにも心配なことはないと医者に言われるヨンジュン。
廊下で、人形遊びをしている親子連れを見て、あることを思いつく。
「医師と話をされてから、どこかに出かけられたんですか?ずいぶん、長く戻ってきませんでしたね?」
「重要なゲストに来てもらおうと、ここに呼んできたんだ」
「お客様?」
「1994年から2018年にかけて、タイムスリップしてきた女性だ」
思いつかないミソ。
「彼女は少しも変わっていないから、すぐに気づくと思うよ」
ナナちゃんハウス(ナナちゃん入り)を手渡すヨンジュン。
歓声を上げるミソ。
「事件のあと、このメーカーは短期間だけ操業して閉鎖したようだ。見つけられたのはこの一つだけだった。で、ずっとこれを今まで持ち続けていたんだ」
「うわ~」
感動するミソ。
「夫になる人間としては、十分じゃないか?」
「夫になる人?それって、どういう・・・」
「覚えてないのか?君が俺に、ナナちゃんハウスを買う余裕があるのか、聞いてきたんだぞ。もし俺が金持ちだったら、自分と結婚するべきだと言って、俺を悩ませたじゃないか!」
「私が?全然、覚えてません」
「ああ、いいよ、理解したよ。俺の両親は、俺が、9歳の少年が、ナナちゃんハウスを買ってくれって頼んだから、パニックを起こしたんだからな。“幼児期に退行してしまうようなトラウマがあるの?もしくは性的な自我が崩壊しちゃったの?”ってさ。この人形を手に入れるまで、俺の両親は相当、心配したんだが、別に構わないよ。記憶があろうとなかろうと、君への贈り物だ」
拗ねてるヨンジュンに、小さな頃は本当に欲しかったのだとお礼を言うミソ。
「今みても、彼女の顔はとっても可愛らしいし、お洋服も大きなリボンがついてて、とってもゴージャスですもの」
「本当はダサいと思ってるんだろう?」
「ちょっとだけ・・・」
ま、そういうものだよね。
「でも、副会長様、これって知ってます?ほとんどの犬用のガムは牛の皮から作られるですって。だから、副会長の犬が地面にそれを埋めたとしても、今はもう完全に土へと還ってしまってるでしょうね。つまりビッグバンのガムみたいに、記憶だって完全に消すことだってできるんですよ。私たち、悪い記憶は一緒に土の中に埋めてしまいませんか?」
そうやって、少しでも前向きになろうと、自分を励ますミソにぐっときたヨンジュン、後ろに回って抱きしめる!
腕のアップだけでも十分感じる超密着型バックハグです。
「副会長様が私が探していたオッパで、本当に幸せです」
「俺も、こんなふうにまた、ミソに会えて、本当に嬉しいよ。君に気づかれそうで、自分が抑えられそうになかったよ」
ああ、ここも、ユミョングループの病院でしたのね(笑)
「大丈夫ですってば」
いくら、ミソが会社に出勤すると言っても、全然、聞かないヨンジュン。
「ちょっと気絶したくらいで、精密検査を受ける人なんかいます?」
こうなったら、根比べ。
今までは、キム秘書の仕事に対する驚異的な責任感と熱意を9年間高く評価してきたが、これからは、自分の彼女だから駄目だ!と引導を渡すヨンジュン。
ヨンジュンの甘い言葉に、指先がガシガシ、ワナワナ、ムズムズするミソ(笑)
「ちょうどいい。こんな手じゃ、仕事にならないだろう。今日は休まないとな」
ミーティングが終わったら、すぐ戻る、なにかあったら、連絡しろ。何もなくても連絡していいんだぞ、と言い終えて、副会長様、ご出勤です。。。
特急スピードで、会議を巻く副会長様(笑)
パク社長の報告の言葉をさえぎって、結論ば~ん!
「え、もう終わったのか?」
怪訝そうな重役たち&悩んでいる自分のためを思ってくれたと勘違いするパク社長。
元嫁に彼氏ができてから、落ち込んでるのに、全然フォローされないの(笑)
副会長室に戻ってきたところで、ミソが出勤してきているのに気づくヨンジュン。
会いたい気持ちが強すぎて幻覚を見てるのか、だって(笑)
とにかく、ミソのことが心配で仕方がないヨンジュン。
そこへ、ジアがやってきて、
「副会長様、なんだか機嫌悪そうでしたよね?」
「さぁ、どうしたんでしょうね」
「キム秘書でさえ、わからないことがあるなんて・・・。副会長様って、結構、繊細ですよね。自分の上司だから、彼の完璧主義を受け入れようと思いますけど、彼みたいな人とお付き合いするのは無理ですね。あ、だから、独身なのかな?」
「え?」
「副会長様が今まで誰とも付き合ったことがないって聞いちゃったんです。確かに、彼の性格に合わせられるって誰がいるんでしょうね。あんなに繊細で、自分が一番大事な人なのに」
うわ~、ジアちゃん、そろそろ空気読もうかな。
ジアのやるべき仕事を、容赦なく、どんどん指摘するミソ先輩。
「もし、また、ミソが気絶でもしたら、俺は確実に殺されるかもしれない。もし、俺が死んだら、韓国のいや、世界の重大損失だ」
ガラス窓から、ミソが首を押さえているそぶりが見えただけで、もう動揺。
「どうすれば、彼女を休ませることができるんだ?」
考える人。
あ、途中、勤務中に、お菓子と漫画読み放題のソル秘書っていいなぁ、な場面もあり、ユシクの高価な漢方薬とソル秘書のダイエットジュースを取り違えるというお約束のようなドタバタは発生しますが、肝心なのは、今日が、パク社長の元嫁スジンのお誕生日だということです。
一応、秘書なので、関係者の誕生日も含めて、予定のリマインダーを設定しているようです。
「この方、どなたですか?お花でもお送りしておきましょうか?」
「必要ないよ」
「でも、こうして、申し送りされてる人なので重要な方だと思うんです、誰なのか、気になるんですけど」
「以前は重要だったんだ、元嫁だから」
「あ・・・申し訳ありません。」
まだ、気持ちが残っているなら、やはりお花を贈るべきでは・・・と、なかなかいい感じのアドバイスをするソル秘書。
君も見ただろう?もう彼女には彼氏がいるんだ、彼氏がなにかしてやってるはずだ、と心にもないことを言うユシク。
「気にしなくていいよ」
あら、ソル秘書が退出するときに、ユシクを振り返ったわ。
現代屈指の人間コンピューター=イ・ヨンジュンがはじき出した答えは、これ。
↓
視察と称し、エステで休ませる(笑)
特別扱いを嫌がるミソのために、ジアやセラもいます。
こんなときの女子の話題と言えば、好きな人のことに決まってますがな。
セラは完全に、ヤン秘書想定。
ジアは、困っているときに助けてくれる人は、子ども扱いされているみたいで好きじゃないときっぱり。それだけ若いからよね(笑)
好きな男性のタイプを聞かれたミソ。
「思慮深くて、温かい人が好きよ」
「ああ、副会長・・・副会長様とは真反対の人ですね」
ジアちゃん、また、地雷を踏みそうだよ。
結局、ジア達そっちのけで、メッセージを送り合う二人。
あくまでも、仕事がらみ(ホテルの品質向上)だと思ってるミソ(笑)。
報告は必要ない、ミソに休んでほしくて、そこに送ったと正直に暴露するヨンジュン。
前半のシビアな雰囲気はいずこへ?(笑)
元嫁との思い出のレストランで、ステーキを食べるパク社長。
ああ、幸せだったころを思い出す。。。
一瞬、自分とのことを思い出したのかと喜ぶユシク。
この微妙な表情。
「俺たちが別れた今となっては、他の男と付き合うのはまだ、理解できる。だが、ここに連れてくるのはルール違反だ。毎年、ここで一緒に過ごしたじゃないか!俺に対しても、新しい彼氏に対しても、失礼だろ!」
彼氏じゃなくて、従兄弟のお兄さんだったみたいです。。
あんなに、彼女の家族に尽くしたって言ってたのに、この従兄弟のオッパのことは知らなかったのね。。。
大失態(笑)
でも、このオッパだって、これ見てたら、ユシクの未練に気付かないわけないとおもうけど(苦笑)「先にいってるよ」
「なんで、よく知りもしないことで、私を責め立てるの?なんで、そんなに軽率なのよ!」
「軽率?」
「覚えてないかもしれないけど、今日は私の誕生日なの!誕生日に、こんなに愉快な気分にしてくれて、どうもありがと!」
ぷりぷり文句を言いながら、店を出ていく元嫁。
「君の誕生日だってことくらい知ってるよ。だからここにきたんじゃないか」
ユミョンランドの地図と、昔の周辺の地図と首っ引きで調べているヨンジュン。
愚痴を言いにきたのに、まったく相手にされない気の毒なユシク。
「ああ、お前も俺のことを軽率だと思ってるんだろう。すまないな」
「改めて、謝るほどじゃない」
いつものことだろ的な扱いです。
偶然会った元嫁に言われてショックだったのに、ヨンジュンには伝わらないの(笑)
「オノや、絶対にお前はキム秘書と別れるなよ」
飲もうと誘っても、予定があるとけんもほろろ。
「俺か、キム秘書か?」
「お前、どうしちゃったんだよ」
寂しいと、グズるユシク。
仕事を命じて、The end(笑)
もしかしなくても、副会長付属秘書室は、完全に、キム秘書の恩恵に預かっちゃった感じ?
女性陣だけじゃなく、チャン部長たちもスパを楽しんで戻ってきたところで、更に、
「家に帰って、ゆっくり休むように」
みんなを早々に帰す副会長様。
「誤解するなよ。公私混同じゃない。みんなを早く家に返したかったんだ」
「今日は仕方ありませんが、明日もこれでは困ります!私は、本当に大丈夫なんですから」
「本当に体調は大丈夫なのか?」
「ええ、十分すぎるほど」
「じゃ、一緒に来てくれないか?」
正面玄関で待機しているヤン秘書。
「ヤン秘書も早く帰っていいぞ。俺はキム秘書と行くところがある。」
目をパチクリさせるヤン秘書。
「今日は、他のみんなも早く帰りましたから、ヤン秘書もどうぞ」
フォローするミソの雰囲気は、すでに、サモニム(奥様)。
「ああ、そうなんですね。お気をつけてどうぞ」
深々と90度のお辞儀で見送るヤン秘書。
「みんな、もう帰ったって?ボン課長も残ってれば良かったのに」
ヤン秘書って、ヨンジュンとミソのことは気づいているのかな? 今も、運転はヨンジュンだよ。お仕事なら、ミソが運転するでしょ?
ユミョンランドにやって来た二人。
「ところで、どうして、突然ここに?」
「見せたいものがある」
メリーゴーランドの前で立ち止まるヨンジュン。
「確かにここだった、あの家。俺たちが一緒に監禁されてた場所だ」
「どうやって、それを・・・?」
「突然、調べたくなって、昔の地図や航空写真、初期の頃のユミョンランドの地図を取り寄せ、見比べてみたんだ。結果的にここだった、このメリーゴーランド。」
ブロックバスターデートで、ミソが一番喜んでいたメリーゴーランド。
「これがわかって、最初に何を考えたかわかるか?
“ああ、本当に良かった”
あの恐ろしい記憶が、このメリーゴーランドに乗る人々の幸せな記憶に覆われているんだ」
「その通りです。今、この場所は、辛い記憶などなかったかのように、幸せな記憶で満ちています。」
しばらく、メリーゴーランドに乗る人たちの笑顔を見つめる二人。
「それから、もう1つ、見せたい場所がある」
噴水のところに来た二人。
「どうしてここへ?願い事でもあって、コインでも投げるんですか?」
「キム秘書の願いはもう叶っただろ。君が切実に会いたがっていたオッパを見つけ出した」
「ええ」
「自分の家がどこだったか、気にならないか?」
「それじゃ・・・」
「ここだ」
「本当に?わぁ、ここがうちだったなんて、不思議な気分です。副会長様がおっしゃったみたいに、トイレやオバケ屋敷でなくて、本当に良かったです!」
笑い出すミソ。
「キム秘書は知らないだろう。こんなふうに、普通に、あのときの話が出来るようになるまでに、どれくらいかかったか」
応える代わりに、ヨンジュンの手を握るミソ。
「これからは、私たち、幸せになりましょう。いつも一緒にいることができるんですから」
「今日は本当に楽しかったです、副会長様」
ミソの自宅前に戻ってきた二人。
「わかってる。俺が一緒にいて楽しめないわけがない、だから、わかりきったことを言うのはやめてくれ。キム秘書の口が疲れるだけだぞ!」
いつも通りのヨンジュンの冗談に微笑むミソ。
「じゃ、これで。」
いざ、離れるとなると、名残惜しくなるのは、ヨンジュンばかりじゃなくて(笑)
「夜気も澄んでるし、少し散歩でもしないか?願えてほしい望みはないか?」
「光栄です」
「初めて氷アイスを食べたご感想は?」
「ただ、色のついた砂糖水を凍らせただけだが、結構、うまいな。どんどん、君の味覚に引きづられてるようだ」
ハハハと声をあげて笑うミソ。
「キム秘書」
「?」
「今夜、うちに来ないか?」
「それってどういう・・・」
「一人にしておきたくないんだ。あの事件のあと、俺は深刻な幻覚に悩まされた。毎晩、あの女性が現れて、全く眠れなかった。眠っているときですら、悪夢にうなされた。キム秘書が俺のように悪夢にうなされないか、心配なんだ。だから、今夜は一人でいてほしくないんだ」
「ありがとうございます。でも、私なら平気です。実は、あの時のことはそれほどはっきりと覚えているわけじゃないんです。まだ、幼かったですし、死んだ人のことも大きな蜘蛛のように考えてしまったので。だから、そこまで耐えられない訳じゃありません。それに、これからも、過去にそうしてくれたように、私を守ってくださるのでしょう?」
「もちろんだ。俺が守る。だが、怖いときはすぐに俺を呼べ、一晩中待ってる」
微笑むミソ。
~ヨンジュンの自宅~
本当に寝ずに一晩中、待つつもりなのか、本を手に取るヨンジュン。
『すべての瞬間が君だった』
この詩集、売れてるみたいですね、韓国で。
俺のすべての瞬間が君だった
愛したときも、苦しみの中にいたときも、別れる瞬間でさえ、君は俺の世界の中心にいた
どの瞬間も君だった
君なしでは
今のところ、俺の人生の物語を語ることなどできない
なにかを決意したヨンジュンの表情。
~ミソの自宅~
普通に寝る前のスキンケアをするミソ。
こういうミソのクールなとこ、嫌いじゃありません(笑)
ベッドに入ったところで、外から異様な物音がして、怯えるミソ。
ピンポーン!
玄関の外には、ヨンジュン。
「副会長様?どうして戻ってこられ・・・」
「君が断ったせいだ」
「え?」
ミソ、絶句!
「キム秘書がうちには来たくないと言ったから、俺がキム秘書の家に寝に来た、今夜は君の隣で寝かせてくれ」
だいぶ、記憶の点と点が一本の線になってきましたが、それでも、まだ、中抜けがありそうです。
実は、ようつべにアップされたウェブトゥーンを見てしまい、当時のソンヒョン少年の心のうちを読んじゃいました。
だいぶ、補完されたような気がします。
9歳の少年の言葉だということを忘れてしまいそうになります。
ソンヨンのことも、オンマのことも気になりますが、まずは、ヨンジュンとミソに浮上してもらわないと。
軽率!
さすがに元嫁。
端的に表すキーワードよね(笑)
でも、それでも、ユシクはいい人で余りある。
幸せになってほしい人ばかりです。
リンクが変になってましたね!
すみませんm(._.)m
訂正しました!(Feb.17.2022)