別に、ブルゴーニュ産のワインなら、なんでも良かったんですけど、ジュブレ・シャンベルタンより、文字数が少なかったので(笑)、タイトルに深い意味はありません爆弾
 
今、PCに触れないため、とりあえず、キャプチャー画像無しでアップします。
9話も入れ終わりましたが、元の動画ファイルの質がよくないので、ボケボケしてます。
(ようやく7話の画像は入れ終わりました照れ)
 
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 
【9話】
前回のおさらい・・・ミソの渾身の告白→トラウマ封じ込めの女神降臨キスと続き、克服キスへと発展しました。
 
「ちょっと待て。まだ、明確じゃないようだが?」
「?」
「俺たちは、サムから、本当の恋人どうしになったんだよな?」
「正解です」
「正解って・・・他人が聞いたら、クイズ番組の司会者みたいに思うだろう」
「・・・・」
「その堅苦しい言い方、なんとかならないか?」
「でも、合ってますから」
闊歩するミソ。
「一緒に行くぞ。ネヨジャ(俺の彼女)~」
わざと大声で何度も呼ぶヨンジュンに、赤面するミソ。
 
さて、ミソの自宅前での別れ際、
「お気を付けて。・・・なぜ、そんな風にみてるんです?」
「離れたくないんだ。」
ドストレート!
「キム秘書、前にも言ったように、俺は、イケメンで健康で、金持ちで、有能だ。だから、結婚してくれ。できるだけ早く」
「付き合い始めて、1時間もたってないのに、プロポーズなんて、少しいきなりすぎませんか」
 
ミソに聞こえないように呟くヨンジュン。
「もっといきなりだったのは誰だよ!」
爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑
ああ、今日のヨンジュン語録ね。
 
「え?」
「何でもない。」
 
帰る車中で、5才の頃のミソを思い出し、微笑むヨンジュン。
監禁されてたのに、どうして、外でおもちゃで遊べてたのかという疑問はありますが、とにかく、当時のミソは、自分の見初めた王子様に多少強引に(笑)結婚を迫ってた強気女子でしたおねがい
 
「また、会いたくなった」
Uターンさせると、ミソの自宅へ。
「なんで、戻ってきたんです?」
「キム秘書が一晩中寂しがるかと思って、戻ってきた。」
誰にもセカンドチャンスをやらない自分がミソには、何度でも、自分だけを見るチャンスをあげたいそうです。
「どうだ?俺の特別な人になって光栄じゃないか?」
「ええ、光栄です。」
離れがたく、ミソを抱き締める。ヨンジュンの夢を見るとか、なんか、もう全てが初々しいね。
 
帰宅したヨンジュンが、自然と口角上がっちゃったり、悪夢にうなされずに、眠りにつけて、こっちまで嬉しい!
 
かたや、眠っていたミソは、はっきりと、あの時、一緒だった少年の名がソンヨンだったことを思い出してしまったね。
《オッパの名前、絶対、忘れない。イ・ソンヨンオッパ》
「そうよ、確かに、ソンヨンって名前だった」
 
翌日、パク社長がそーっと副会長室から出てきました。
「あいつ、どっか具合でも悪いのか?ミーティングの間も居眠りしてたし、今も昼寝中だ」
今朝は寝坊もして、重役ミーティングに遅刻したんです、とミソ。
「全能イ・ヨンジュンがガードを下げることなんか決してなかったのに、一体、どうなってるんだ?」
「確かにおっしゃるとおりですね」
 
「あ、そうだ。面白いものを見せてあげようか」
寝ているヨンジュンに、話しかけると寝ながら返事をする。
「気づいたときには信じられなかったよ。思うに、イ・ヨンジュンの脳は1日24時間フル稼働なんだ」
「わかります。」
「どっちにしろ、こんなにリラックスして寝てるこいつを見るのは初めてだ。重要な人事異動でもあるのか?」
電話で呼ばれ、退出するパク社長。
起こさないように毛布をかけながら、寝顔を見つめるミソ。
(いままでは、不眠症でほとんど眠れていなかったのに、今はこんなにリラックスしてるみたい。)
自席に戻ろうとたちあがったところで手を捕まれる。
いつから起きてたの?
見てないのに、よく手を掴めるものだと、いつも感心する!
「眠ってる恋人を残してどこに行くつもりだ?」
ヨンジュンの膝に座らされ、すっぽりとバッグハグされるミソ。
「誰かにみられたらどうするんです!」とドキドキするミソ。
「ここに、いきなり入ってくるような奴はいない。心配するな」
「心配なのはそんなことじゃありません」
「じゃ、なんだ?誰かの眠っている欲望を目覚めさせたのなら、責任をとる準備をすべきだ」
「眠っている・・何を」
「欲・望」
飛び退くミソ。
オモオモオモ。
「欲望なんて、どうやって、そんな恥ずかしいことを・・・いくら完全にノーマルだとしても」
ははは、もしかして、ちいちゃいオンニの言ったこと、気にしてるとか?(笑)
「覚悟しておけ。もうぐずぐずしないから」
 
「ところで、どこか具合が悪いとかじゃありませんよね?以前には、こんな風に居眠りなんかなさらなかったので、気になったんです。」
「昨日まで、俺の肩に乗っていた大きな重石がとれたせいだ、もう悪夢を見ることもないだろう」
「え?」
「チョ医師に電話して、いつも俺に処方していたクスリは必要なくなったと言ってくれ」
「本当に良くなったんですか?」
「もう、どこも悪くない」
( もう?)
「どうした?そんなに見つめて」
「お伺いしたいことがあったんです。私がずっと探してきたオッパは、本当にソンヨン作家様なんでしょうか?」
目を逸らすヨンジュン。
「なぜ、そんなわかりきったことを聞く?」
「変に思われるかもしれませんが、私の記憶の中の少年は、副会長様だったという気がしてならないんです。長い間、トラウマになるような経験をして、足首にも傷がありますし。」
「君が探していたオッパが自分だったら、すごいことだが、俺は違う。悪夢も傷もその事件のせいじゃない。それに、俺がそのオッパであろうとなかろうと、なにか問題か?俺への感情がなにか変わるのか?」
「いいえ、そんなことはありません。それに関わらず、好きですから」
微笑み合う二人。
 
隠し事は増えていく
ユシクのアドバイス通りです。
ミソが去ったあとのヨンジュンから、笑顔が消えました。
 
ジアの引っ越しの日。
平日は料金が安いし、勤めはじめたばかりで、保証金も引っ越し費用も親に頼ったから、少しでも節約したいジア。
「ご両親と離れて独り暮らしなんて、大変ね」
ミソのようなキャリアウーマンになりたい、仕事に集中できるように近所に引っ越したというジア。
「ところで、会議の時間じゃないの?」
あわてて向かうところは、まだまだ新人ちゃんです。
 
その時、ソンヨンから電話が。
ちらりとヨンジュンを見て、電話を伏せるミソ。
暗い表情のソンヨン。
編集者(このチョン・スヨンさんも七変化女優さん。好きです)との打ち合わせで、カフェにいたのね。
話題はブックコンサートの時の公開告白に。
「その彼女、あの場所にいたんでしょう?きっと感動したことでしょうね」
直後に、好きな人を追いかけて、途中退席しちゃいましたけど。
 
いつもの随行秘書が不在のため、ソル秘書を運転手に指名するパク社長。
笑顔で張り切る(超方向音痴の)ソル秘書。
 
ミソを、ランチに連れ出そうとするヨンジュン。
今日は特に、どの企業ともランチミーティングは入ってないので可能だと答えるミソ。
付き合って初めての食事とか、色々数えることがあって、大変だなぁって、全然イベントごとに重きを置かない私は、いつも感心する!
「かしこまりました。特別な感じのお店を予約いたしましょう」
いつも行ってるところではなく、新しいお店を開拓したいのね。
「では、新しいレストランのリストをお持ちしましょう」
ケーキも準備したいとか、期待値ましまし。
「では、副会長様のお好きなレアチーズケーキをオーダー致します」
これじゃ、恋人同士のワクワクな会話じゃなくて、完全に業務だって気づいたわね。(笑)
 
レストランにて
「幼稚なようだが、ろうそくでもたてようか?」
出されたチーズケーキを見て、提案するヨンジュンに、速攻で辞退するミソ。
私の鳥肌を、ミソがいい感じで消してくれるの(笑)。
 
「俺たちのロマンスの始まりを祝って、まだ準備したものがある」
「あなたが準備したとおっしゃるのは、私が予約したものですけどね」
「・・・・」
気まずくなって、グラスを持ち上げると、さっとお水が注がれる。むせれば、パッと男性物のハンカチが差し出される。
あー、ダメだ。笑いすぎてお腹いたい。
 
シェフが挨拶に来る。
(『冷蔵庫をよろしく』のミカエルシェフよね?ドラマにも出るの?)
素敵なカップルだ、彼女はまるで秘書のようだ、と、今の二人に、一番言っちゃいけないことを投下するシェフ。(笑)
 
これは何とかせねば、の緊急課題。
会社に戻らず、散歩したり、映画をみたり、このままデートを続けようと言い出すヨンジュン。
「だめです」
「そんなおっかない顔しなくてもいいだろ。午後は特に予定もないし。」
「それでも、仕事に戻るべきです、勤務時間内に、デートでなくても、プライベートなことをするのは間違っています」
「混乱するんだ」
「え?」
「こんなときでも、君は秘書みたいだ」
だって、秘書だもん。
手を繋ぐヨンジュン。
「こうすれば、恋人に見えるだろう。俺たちは、少し、はっきりさせた方がいいようだ」
「どういう意味でしょうか」
「君は長いこと、俺を自然にサポートしてくれた。それが今は、俺を悪い男のように見せているようだ。どうにも居心地が悪い。例えば、さっきのように、君が水を注いだり、ハンカチを渡したことだ。普通の恋人はあんなことはしない。」
「手助けじゃありません。副会長様がなにかをされる際に快適でいられること、それが私の仕事ですから。」
「それが、はっきりさせようと言った理由だ。これからは業務に関することのみ、サポートしてくれ。それ以外の個人的なことは自分でやる」
「それはちょっと・・・」
「言った通りにしろ。俺は君のわがままな上司かもしれないが、わがままな恋人にはなりたくないんだ」
ああ、ぐっと来る。
 
ソル秘書運転で、取引先に向かうパク社長。
男性と親しげに歩く元嫁をずっと目で追ってしまうユシク。
なんと、パク社長の元嫁を、ソ・ヘリョンがカメオで演じるなんて。拍手拍手拍手拍手拍手
ちょっと気の強い、でもその率直さがどこか可愛い女性役が多いものね、うまいところをついてくるドラマだと今更ながら感心します。(もう出ないのかな)
 
「ああ、私が(いつもみたいに)道に迷ってたら、社長もあんな姿見なくてすんだのに、なんで、今日に限って間違わなかったのかな。なんかすみません」
ちょっと、とんちんかんだけど、性格はいいソル秘書。
「なに、平気さ。気にしなくていいよ」
といいつつ、落ち込みが隠せないユシク。
 
いつもなら、すぐに頼むコピーも自分で取りに行こうとするヨンジュン。
それは業務だから、やってもらってもいいんじゃないの?
死ぬほど暇ならいいけども。
とにかく、自分でできることは自分でやろうとしてるのね。
秘書室に衝撃が走りまくり!
コピー機の使い方をマスターしたって、嬉しそうなヨンジュン。
関係ないけど、ミソのピアス、かわいくて、揺れるたびに目がいっちゃう(*≧з≦)
 
俺様がコピーしたったぜ♪
得意気なヨンジュンに、お愛想笑いで応えるミソ。
 
「なんか、このイラッとする状況、どうにかしないと」
同じシチュエーションでも立場が違うと、全然違って見えるものです。
 
副会長自ら、“お紅茶とお高いクッキー”をセッティングなさっているところを目撃したチャン部長とボン秘書。
「食べる?」
 
リストラ前の無言の圧力かも、と疑い始めるチャン部長以下、秘書たち。
「そんなことはないと思いますよ」
ミソだけは同調せず。
「でも、それ以外に、副会長様の変な行動の説明がつかないわ」
ボン秘書の言葉で、秘書室大パニック。
これは、わたしが何とかせねば、と(若干)責任を感じるミソ。
 
自分で淹れた紅茶の香りを楽しんだヨンジュン、これは記念すべき第一号だから、ミソに飲ませようと思い立つ。
紅茶のおもいがけない熱さに、舌先を火傷したミソ。
熱がるミソと慌てて心配するヨンジュンの様子が、他の秘書たちに目撃されてしまう。
 
副会長室に集められるメンバー。
今年から、『チームコミニュケーションの日』を導入したと発表するヨンジュン。
アイコンタクトで、感謝の気持ちを伝えるという第一号がミソだったと説明する。
なんだそりゃ。
困ったときのアイコンタクト(笑)
ワークショップでも、この手を使ったよね。
実際には、ミソの機転で、もっと収集がつかなくなるところを中断したんだけど。
「残念だが、残りは来年まで待たせてしまうが、期待しててくれ」
 
拍手して出てきたものの、やはり腑に落ちない面々。
ボン秘書が、眼光鋭く、ミソを追求する。
「なにか、私たちに隠してることがあるでしょう?正直に言ってよ」
内心、ドキドキのミソ。
「私たちのために、副会長に進言してくれたんでしょう?(副会長は)こんなこと、思い付くような人じゃないもの。」
架空のリストラ話もなくなり、一気に、さすがキム秘書、というムードに包まれる。
 
「コミュニケーションの日か・・・」
苦し紛れの割には、いいことを思い付いたとご満悦なヨンジュン。
そこへ、固い表情で入室してくるミソ。
ヨンジュンに、業務以外の細かい仕事をされてしまうのは、自分にとって快適なことではなく、かえって、秘書としてのプライドが傷つくと訴える。
「私たちが付き合ったからと言って、特別扱いをしてほしくないんです」
ヨンジュンの考える些細な仕事も、完璧にこなし、仕える上司を満足させることが自分の仕事であり、プライドなのだと主張を曲げないミソ。
「どんな思いで、俺が自分のことをやろうとしたのか、本当にわからないのか?やってもらうことに慣れてしまった自分が、自分のことをするのが簡単だと思うか?」
大変だが、ただ、ミソによかれと思ってやったのに~と、逆に訴えるヨンジュン。
もちろん、内心では、ヨンジュンの気持ちも感謝しているミソ。
「それでも、今後はなさらないでください。ここは職場です。」
あくまでも、副会長秘書のキム・ミソとして、線を引かないと混乱すると、姿勢を崩さない。
「理性的すぎる」
 
一人悩むヨンジュン。
「彼女のいうことは、もっともだ。だが、なんで、こんな気持ちになるんだ?」
それはね、二人にとって『この人生状況ははじめてなので』だからです。←10話にかけてみました(笑)。
 
二人の間の超緊張状態に、耐えきれず、困惑するジア。(笑)
副会長に謝った方がいいのでは?とジアに言われても、別になにも悪いことはしていないと返すミソ。
「でも、今までも決してキム秘書が悪くなくても、仰せのままにと腰を屈められてきたのに。」
「え?」
意外そうなミソの表情に、言い過ぎたかな、と恐縮するジア。
後輩に教えられたね。
気負いすぎて、いつもと違っているのは自分もだったって。
 
ミソの前を一瞬立ち止まり、黙って行きすぎたヨンジュンの行き先は、悩み相談所じゃなく、パク社長のところ。
「なんであんなに、四角四面なんだ」
「9年かけて、彼女を、そんな風にしてきたのはお前じゃないのか?」
聞いちゃいないし(笑)
ミソが男の気持ちを理解できないのは、今まで誰とも付き合ったことがないからか、と妄想が始まるヨンジュン。
そう言うあなたはどうなのよ?
「それはお前もだろう?」
あはは、ユシクと突っ込みが重なって、なんか嬉しい!
 
とにかく、些細な喧嘩を長引かせるな、俺のように別れることになるぞ、といつになく、侘しげな風情のユシク。
元嫁ショックでかし!
私で良ければ話を聞いてあげるよ!
「なんかあったのか?」
ようやく気づいたオノちゃん。
 
終業時間を過ぎまして・・・。
仲直りしたいのに、なぜか「一緒に帰ろう」の一言を、相手に言わせたい、相手から言われたい意地っ張りカップル。
似たもの同士。
心の声が見事にシンクロしてる!
《言えよ》
《言ってください》
これもまた、恋人同士の通過儀礼よね。
 
引っ越しのために定時で上がったジア。
持ちきれなかった扇風機をオフィステルの前に残し、戻ってみると、もうない。
「すみません。ここにあった扇風機、知りませんか?」
「ああ、あれ、アガシ(お嬢さん)のだったの?屋上部屋の人が持ってたわよ」
見られてるし(笑)
 
早速、扇風機をつけて、縁台で勉強しているギィナムに怒り心頭なジア。
別に盗もうとした訳じゃなく、捨ててあると思っちゃったんだよね。
 
一段落し、中華の出前を取ったジア。
食べる直前、チャイムが鳴り、出てみると、庭でとれたプチトマトを5個入れた袋を差し出すギィナム。
「さっきは悪かった」
謝られて仰天するジア。
引っ越し祝いって(笑)
「さっきは言い過ぎたかな」ちょっと、見直すジア。
出前のお裾分けをもって屋上を訪問。
そこでも、図々しく次の出前のリクエストをしてくるギィナムと小競り合い(笑)
プチトマトじゃなくて、大きいトマトが好きとか、結構、言いたいことを言えるようになってきたジア。
だんだんラブコメテイスト入ってきました。
 
ミソに渡そうとしたサイン入りの本を手にとって見ているソンヨン。
ブックコンサートの時の、自分の告白を聞いた直後、ヨンジュンを追いかけて会場を出ていくミソを目で追っていたのね。
ミソに電話をかけようとして、躊躇うソンヨン。
 
「副会長ったら、電話もくれない」ショボーン
ショボ~ンとベッドに横になっていると、そこへ、ピンポーン!
えらいぞ!ヨンジュン。
本当に好きで好きで仕方がないのね。
わざわざ、ミソと行ったコプテギ(豚皮)屋で、自分で焼いたコプテギセットをテイクアウトしてきたヨンジュン。
想像するだけで、笑ってしまうミソ。
ミソと一緒だったのを覚えていたコプテギ屋の主人から、ミソの好物だからと昆虫を持たされたと、恐々袋から取り出すヨンジュン。(笑)
「昆虫?・・・あ、ポンテギ(蚕の幼虫)だぁ!」
声が2オクターブくらい、はね上がりました。
「豚皮に昆虫、俺の彼女の味覚はすごいな!」
 
「ありがとうございました」
「君の好物を届けに来たから言ってるの?」
「いいえ、副会長の方から、ここにこうして、来てくださったからです。会いたかったです」
照れまくるヨンジュン。
「じゃ、会社ではなんで、あんなに融通が利かないんだ?」
「会社では、あなたは副会長様で、私はその秘書だから、ちゃんと線を引いて、気を付けないと。でも、副会長様の気分を害させたことは謝ります」
仲直りで、さらに、甘くなる・・・と思いきや、
「気に入らないな」
オッパと呼べと。(笑)
堪らなく恥ずかしがり、なかなか呼べないミソ。
次回持ち越しって、業務タスクか(笑)
「ゆっくりすすめていきましょう」
ミソの本音です。
 
そこへ、姉ちゃんたちの来訪というか、急襲。
すっかり挨拶する気満々のヨンジュン。
焦りまくって、ヨンジュンをクローゼットに閉じ込めようとするミソ。
「ちょっと待て。仮にも、ユミョングループのイ・ヨンジュンだぞ」
「今は、私の彼氏でしょうが!」
こうやって有無を言わせず、黙らせるところ
「大きくなったら、オッパが私を愛せばいいじゃない!」と言い切った5歳児のミソを彷彿とさせるよね(笑)
暗所閉所恐怖症はないのかな?
 
テーブルの上の料理を見つかり、
「まさか、また副会長が来てたんじゃないでしょうね」とおっきいオンニに咎められる。
ただ、食べてすぐに帰ったと誤魔化すミソ。
「金持ちなのに、他に行くとこないの?この前もあんたにラーメン作らせたじゃない」
小さいオンニ、初耳。
「ちょっと、ケチ臭いわね」
「今日は、私はなにもしてない。副会長が買ってきてくれたの!」
今度は、副会長が買ってきた割には、部位がケチ臭いみたいになってる(笑)
「住む世界が違うって言ったでしょ」
財閥側の母親に封筒渡されて、水をぶっかけられるっていうのは、定番のネタになってきたのか?(笑)
「向こうのおうちが許しても、私は許せないわ」
大きいオンニ、頑なです。
「あんただって、ナルシストの自分勝手って言ってたでしょう」
「い、いつ、そんなこと言ったのよ」
「それ以上のことも言ってたじゃん、キスもできない性的不能かもって。うちのクリニックに相談に来るように言いなさいよ」
クローゼットの中のヨンジュン、メンタル崩壊中。(笑)
一杯だけ飲ませて、姉たちを追い出すミソ。
すぐに、クローゼットを開け、ショックを受けて膝を抱えるヨンジュンを見て、いたたまれない。
「キム秘書、君はお姉さんたちに、俺のことをなんと言って説明してたんだ?あのブロックバスター級の出来事ではなく、ここでラーメンを食べたことだけか。それから、自分勝手だとも言ったのか?それなら、コプテギや昆虫なんて買ってくると思うか?」
「ごめんなさい、ショックを受けたのはわかります。」
「やめよう」
え?もう破局宣言?
「また喧嘩なんかするのは・・。仲直りしたばかりだ」
ミソを自分の膝に座らせるヨンジュン。
(ここ、す~っと、ミソの腰がヨンジュンの膝の間に滑り込むところ、なんかツボラブラブ
「それに、かわいくて、そんなに怒り続けていられないんだ」
ソジュニのキスシーンは、濃厚っぽいのに、なんか品がいい。完全、贔屓目です。
『花郎』の腹筋キスもおすすめです。。。
( 〃▽〃)、人の恋路って、なんで、こんなにワクワクするの!
 
翌日、ソンヨンからメッセージが。
《この間は君の立場も考えず、唐突なことをして申し訳なかった。後で会社に行くから、少し話そう》
ヨンジュンに、そのまま、文面を見せ、説明にいってもいいかと許可を取るミソ。
「私の本心をちゃんと明確にさせたいんです」
 
待ち合わせ場所に先に来ているミソ。
「元気だった?」
「ええ」
「何回か、僕の電話に出てくれなかったから、胸が痛かったよ。来てくれてありがとう。会えて嬉しいよ」
なんと言っていいのか、言葉に詰まるミソ。
「あの日は、あんな風に自分の気持ちを、突然告白してすまなかった。ただ、僕の心からの気持ちを伝えたかったんだ。すごく驚いただろう?」
「はい、このような状態で、もうお会いすることはできません。幼かったとき、辛い状況のなかで守ってもらったことには、とても感謝しています。いつの日か、あなたを探しだしたいと思っていたのも本心です。でも、それ以上の気持ちはありません。ですから、オッパの気持ちを受け入れることはできないんです」
「もしかして、ヨンジュンのため?」
「はい」
毅然と答えるミソ。
「君は、あいつのせいで、どれだけ僕が辛い目に遭ったか、知ってるのか?あいつのせいで患い、あいつに全部譲り渡して、外国に行かされたんだ。その時の気持ちがわかるか?」
「また、その話か?」
ヨンジュン登場。
「いつまで、そんな話をし続けるつもりだ?まだ、治療が終わってないのか?」
「治療だと?あの事件のことは、はっきり思い出した。だが、まだ、ずっと痛みのなかにいるんだ。それでも、良くなったと思ってるのか?お前は、お前にとって都合の悪い記憶を全部消したくせに。」
「勝手に話を作るな!ミソに連絡するのも、バカな話をするのもやめろ。また、一度でもミソにこんなことをしたら、家族といえども、容赦しないからな」
ミソの手を取り、あとにするヨンジュン。
 
「副会長様、作家様はとても苦しんでもがいてるようです。彼に悪いと思ったことは?」
「あいつは、過去の自分の記憶から抜け出せず、被害妄想を患っているんだ。覚えてもいないことを謝るなんて偽善だと思わないか?もう二度とこの事については話したくない」
「はい、わかりました」
引きさがるミソ。
 
車でどこかに向かうヨンジュン。
「どこに行くんですか?」
「ドライブだ。今日は俺が君の秘書だ」
思わず笑ってしまうミソ。
「やっぱり、笑ってる方がもっとかわいいな」
丘の上の王子様しか思い浮かばない!
「どこか行きたいところはある?」
「さぁ、でも、ちょっと散歩したいです」
 
きれいにライトアップされた遊歩道!
少し、肌寒いそぶりをみせるミソ。
「寒いか?」
「川沿いのせいか、少し冷えてきましたね」
車にカーディガンを取りに行ったヨンジュン。
「これを羽織ってて」
「素敵なバーガンディ色ですね。この色、副会長様によく似合うと思ってました」
※ブルゴーニュの英語読み
色に渋味と深み感あり。ボルドー色とか、ワインの色味で表すのが、ちょっと気に入りました。
「間違ってるぞ。俺はどんな色でも似合うんだ。だが、バーガンディ色は特に引き立てるようだ」
こういう時、ヨンジュンの一人称を、プライベートな場面でも、俺じゃなくて、私に統一すれば良かったって、ちょっと後悔。
なんだか、その方は、副会長感がアップする気がします。
 
「俺が思った訳じゃない。デザイナーがそう言うんだ」
「どなたですか?私の知ってる方ですか?」
「いや、母の知り合いだ。だから、会ったことはないはずだ。赤ん坊の頃から可愛がってくれて、ずっと服を作ってくれてる」
「一点物ですか?」
「ああ、彼は自分の知り合いや親しい相手でさえ、作らないこともあるんだ。でも、俺には特別に作ってくれる」
ふと、会長夫人の言葉を思い出すミソ。
《ファッションデザイナーの先生が、あの子のために作ってくれたカーディガンなの。贔屓目かも知れないけど、本当によく似合ってたわ。カーディガンを着たあの子は本当に愛らしかった》
ショックを受けるミソ。
 
あくびをするヨンジュンを見て、少し休みましょうと提案し、車で仮眠を取ることに。
ヨンジュンの寝顔を見つめるミソ。
カーディガンを見ながら、今までの話を思い返す。
《出掛けたとき、少し肌寒かったの》
《ああ、寒いの苦手でしたよね》
 
《オッパの名前は、イ・、イ・・・》
《バカだな。もう一度言うぞ。僕の名前は、イ・ソン・・・》
《うちのヒョニに会ったの?》
 
そうよ、奥様はあのとき、うちのヒョニって言ったわ。子供の頃は、時々、認識違いを起こすものだわ。似たような発音で聞き間違えたのかも。
 
意を決して、眠っているヨンジュンに「ソンヒョンオッパ」と話しかけてみるミソ。
 
「なんだ?」
眠りながら返事をしたヨンジュン、すぐに目を覚ます。
驚愕するミソと、痛恨のミスに狼狽えていることを悟られないようにするヨンジュン。
へへ、8話で、会長夫人が「ウリヒョニ」って言ったとき、ちょっと引っ掛かったんだけど、なんて表現したらいいか、わからなくて、スルーしてました。( ̄* ̄ )すみません。
ああ、韓国語がわかると、そういうヒントにも気づけるのかな。
 
おそらく、徐々に徐々に、真相に近づいて行くのでしょうが(10話も11話予告も見ましたが)、思わず、おおーと唸ってます。
 
事件がらみのシビアさと、恋愛初心者の悶々と、悩む表情を使い分けてる二人がいいです。
 
もちろん甘いシーンもですが、その前の、オンニたちとのやり取りとか、笑わせてもらいました!
まだ、顔も見てないうちから、彼女の家族の本音を聞かされ、メルトダウン。
女兄弟、容赦ないもん。
財閥がらみのドラマに欠かせない例のシーン、やっぱり、みんなお好きなんですよね?
現実世界でも、ナッツ姫も、水掛け姫もいるんだから、封筒母もいるわよね(笑)
 
逆に、会長夫人って、なんか読めない。
 
さて、引き続き、10話です。