今回、U-NEXTで見返したら、結構、カットされてて・・・。見比べまではしてませんが、エピローグは丸々なかったりするので、ショック!この部分ないと面白さが伝わらないのに・・・。

 

『星から来たあなた』

【3話あらすじ】

ミンジュンは、ソンイが落とした財布の中から1枚の家族写真を発見する。そこには朝鮮時代に出会ったイファと瓜二つの少女が写っていた。あわててソンイを探し出し、「おまえは誰だ」と問い詰めたミンジュン。

~朝鮮時代~

婚家では、すでに、イファを自決した烈女として、役所にも届け、墓まで用意済み。生きていることがわかれば大変なことになると、密かに実家を頼るイファ。

 

~現代~

夢で見た銀色のハイヒールをソンイが履いていることに気づくミンジュン。

予知夢であれば、持ち主が死ぬことになるかもと、チャン弁護士に指摘され、固まる。

 

夕方6時になると、さっさと退社しようとするフィギョン、就業態度からソンイの写真をPCのデスクトップに置いていることまで、先輩に注意される。普通は、業務に関係あるものか、家族写真だといわれ、先輩たちのコーヒーも素直に買いに行く。

フィギョンの家族写真にうつる会長、常務の姿を見て驚愕し、以降、フィギョンに対し。腫れ物扱いな上司・同僚(笑)

典型的な“金持ちけんかせず”な、お坊ちゃんって感じがいいです。パク・ヘジン!

今クール、MAN TO MAN(jtbc)を見てると、すっかり大人になっちゃって、やたら、色気のある“ちゅー”してるような気がするけど(笑)

 

自室で、右腹の激痛に襲われたソンイ。今は、大学講師だけど、医師をしていた時期もあるミンジュンは、ソンイの呟きだけで虫垂炎を疑う。

帰省中のボム(マネージャー)に頼れず、女優の意地で救急車も呼べず、痛みをこらえながらも、化粧と洋服をバッチリきめて、フラフラ出てきたソンイ。夜中の2時にもかかわらず、偶然を装い、病院に連れて行くミンジュン。

待ち構えていたくせに、あくまでも、頼まれてしかたなく・・・といったテイは崩さない(笑)

当然、盲腸の手術で緊急入院することに。

深夜に、トップ女優が男性に付き添われて来院したとあっては、またスキャンダルになると、とっさにミンジュンを、マネージャーに仕立てるソンイ。

「手術が終わるまで、ぜったい帰らないで」

悲痛なソンイの言葉に、心情的にも対外的にも、全部付き合う羽目に(笑)

術後のガスの確認まで。。。

その晩は初雪。

朝鮮時代のイファの、初雪の日は、嘘をついても赦される日だからと、「実を言うと、私は若様のことが好きです。早く大人になって、綺麗な姿をお見せしたい」と言いながら、ドギマギして何もいえないミンジュンに、「うそですよ。驚きました?」と笑顔を見せた、健気な告白を思い出すミンジュン。

 

「初雪の日は・・・チキンとビールよね。」

次々と浮かんでくる高カロリーな酒の肴の妄想がとまらないソンイ。盲腸を取ったから、すこしは体重が減ったかな、と言い出す始末。

ソンイがイファの生まれ変わりだとするならば、十分、綺麗な姿で大人になったわけですが、そこに情緒など、ひとかけらも無く、目を閉じるミンジュン。

 

一人になるのが不安なソンイに、帰らないといい、安心させるミンジュン。新聞の星占いにかこつけて、水難の相が出ているから、船には乗るなと忠告する。愛だわ・・・(笑)

 

セミとともに、病院に駆け付けたフィギョンは、ソンイに付き添うミンジュンを、ストーカー呼ばわりで憤慨する。

 

翌日、家族に連絡がいき、オンマ(ナ・ヨンヒ)と、弟で高校生のユンジェ(アン・ジェヒョン)が病院にやってくる。すべて、イメージ作りの一環で、テレビクルーの前で演出するオンマ。

皆を病室から追い出すソンイ。

お前の金のせいで家族がバラバラになったとというユンジェの言葉にショックを受け、失踪した父親のことを思い出すソンイ。ニュースで知った父親も病院の外から、ソンイを案じている。

 

S&Cグループのファン理事が、インスリンの過剰投与が原因で事故死する。

古くからの友人でもある会長は悲嘆にくれるが、実は、用地買収をめぐり、反対していた相手側の突然の事故死を不審に思ったファン理事を、ジェギョンが事故に偽装し、殺害したのだった。

 

ソンイの退院当日、履いてきた銀色のパンプスが消え、すっかり、靴フェチの変態扱いされるミンジュン。(笑)

韓国未入荷な靴を再空輸して取り寄せたことを、携帯を持たないミンジュンにポケベル経由でメッセージを送るソンイ。

秘密で、ジェギョンと交際しているハン・ユラ。またも、ソンイと美容院で鉢合わせで大喧嘩となる。

 

外出先で、ソンイのメッセージを聞きながら、街頭ビジョンで船上パーティーに、あの銀色のパンプスを履いたソンイが参加しているのが映し出され、愕然となるミンジュン。

 

【エピローグ】

別々のインタビューなのに、妙にシンクロする真逆のふたり。

ミンジュン「どうして愛を信じないか・・ですか?」

ソンイ「いいえ、しっかり、信じてますよ」

ミンジュン「愛しているなら、身分など関係ないという人々が、当時もたくさんいましたよ。お金持ちのマダムと下男の不倫の末の夜逃げとかね。でも、人生をかけた愛は3年ももたなかった。結局、マダムは一日中下男を働かせ・・・」

ソンイ「プロポーズですか?私のためだけに歌ってほしいかな、ひざまずいて・・・」

ミンジュン「地球人が、ひざまずいて結婚を申し込むのは、なんて幼稚なざまだろう」

ソンイ「幼稚なことを承知で味わいたいのよ。それが愛ってものよ」

ミンジュン「愛は時間の前では無力だ」

ソンイ「愛はすべてに勝つわ。すぐに、そんな人に出会えそうな気がします。そんな人にめぐり合ったら、結婚します。それが、私の結婚のタイミングです」

 

【感想】

韓国ドラマを複数みていくと、「初雪」に対しての様々な描写に遭遇します。朝鮮時代のイファの健気さと対比して、ソンイには「チメ(チキンとビール)」とコメディ扱いのようで、実は、父親とつながる大事な言葉でもあり・・・。

ソンイの家族もなかなかです。初見のときは、もっと後半になってから、アン・ジェヒョンに着目したのですが、こうしてみると、最初からいい役じゃんって感じです。

 

望むと望まざるとにかかわらず、起きてしまうことを運命という。

靴泥棒の汚名をきてまで(笑)阻止したかったのに、抗えないことを悟るミンジュン。

 

エピローグの ソンイの「恋愛至上主義」が頼もしいです。

 

【4話あらすじ】

銀色のハイヒールを履いてクルーズ船の結婚パーティに向かったソンイ。

チャン弁護士と会ったミンジュンは、そのことを告げる。

助けに行かず、こんなところにいていいのか、と問うチャン弁護士に対し、ミンジュンは400年前、イファを失ったときの想像を絶するほどのむごい出来事を思い出す。

~朝鮮時代~

実家に戻ったイファは、実際は死んだことにして逃亡させる意で母親からクビを絞められる。イファの恩人として立ち寄ったミンジュンは、牛も即死するという猛毒を盛られ、瀕死の状態のときに、仲間の宇宙船が飛び立つのを見てしまう。

 

~現代~

これ以上ソンイに干渉しないことを心に決めるミンジュンに、人間は死ぬとわかっていても懸命に生きる。いつか別れるとわかっていても、愛するときは明日などないかのように愛する、その愚かさがまさに人間だ、未来も大切だが、今も大切では?と忠告するチャン弁護士。

「もし、その方に何かあったとき、平気でいられる自信がありますか」

考え込むミンジュン。

 

自宅で、ソンイのスペシャル番組をみて、子役時代のソンイがイファに瓜二つであること、ミンジュンの顔は覚えていないが12年前の事故を覚えていて、今でも心の中で慕ってくれていることを知り、クルーズ船に向かうミンジュン。

 

~60時間後~

河口近くの川べりに、船上パーティーから姿を消した女優、ハン・ユラの死体があがる。

抵抗した痕跡も無く、向精神薬を服用し、精神的にも不安定だったユラを、自殺で片付けようとするパク刑事に対し、事件を担当することになったユ検事(オ・サンジン)は、納得できない様子。

ユ検事は、セミのお兄ちゃんです。中の人:最近結婚したよね?

 

船内の監視カメラ映像を詳しく確認しはじめたユ検事とパク刑事。

このふたりのコンビがいいんです。。

 

~事件当夜~

財閥御曹司と女優の結婚式ということもあり、セキュリティー上、厳戒態勢で、マネージャーも入れなかった船内。

フィギョン、セミらは当然招待客。その席に、姿を見せるフィギョンの兄ジェギョン。

「オッパ、ハン・ユラの付き合ってる人知ってる?」

ケンカの際、近々 S&Cの身内になるようなことを、ユラが口にしていたことが気になっていたソンイ。

心当たりがないと答えるジェギョン。

 

花嫁(パク・チョンア)に挨拶にいき、そこでも、花嫁そっちのけで張り合い、ユラと一発触発。しかも同じパンプスを手に入れていたユラ。

似たもの同士・・・

ユラの忘れたハンドバッグを持ってきたソンイ、会場で、酒のつまみに、ケブル(ユムシ)を頼み、セミやフィギョンを呆れさせる(笑)

 

行方不明者が出たことで、予定より早く寄航したクルーズ船。

最後の乗客は、酔っ払って船室で寝ていたチョン・ソンイと、彼女を探し回っていたフィギョン。

ユラだけがどこを探しても見つからなかった。

 

もともと犬猿の仲であることも周知の事実だったうえ、ソンイとトイレで口論していた姿が、ユラの最後の目撃情報であると、マスコミが一斉に報じると、世論は、ソンイを責め立てるようになる。今までの無知やわがまま発言とは違い、人の生死に関わることだけに、一気にイメージダウン。

弟ユンジェもあまりの悪質な噂にネットカフェで切れまくり、ボクチャも貸し漫画屋で心配そうにテレビを見つめる。記者に追われるソンイ。

セキュリティーはどうなってるのか、心配になるマンション

逃げ場を失い、ミンジュンの家に逃げ込むソンイ。

 

セミの母は今がソンイに取って代わるチャンスだと、発破をかける。

 

ミンジュンの家で隠し書庫に入り、古い書物や骨董書画などを見て、どうせ偽物だろうが、大学講師にしてはいい生活のミンジュンを骨董品で財テクに励んでいる人だと勘違いするソンイ(笑)。

勝手なソンイを問答無用で追い出そうとするミンジュンに、記者たちが待ち構えている今、この部屋から出れば、チョン・ソンイの愛人扱いされ、私生活は暴露、静かな生活など望めないと、半ば脅迫するように、ミンジュンの家で過ごす交渉に勝ったソンイ。

1、   何も触るな

2、   何も質問するな

3、   1メートル以内近づくな

こうして、同居生活が始まる。

 

ジェギョンは、ユラがジェギョンとの交際の証拠ファイルを入れたUSBが無くなっており、結婚式に持参したようだとの報告を受ける。持ち去った人間を探すよう、命じるジェギョン。

自殺という形で終結させたいジェギョンのもとに、何も知らないフィギョンが、このままではソンイが、ユラを死に追いやった犯人扱いされたままだと助けを求める。いずれ真実は明らかになると宥めながらも、フィギョンの力になるつもりは一切ないジェギョン。

 

食べ散らかしながら、だらしなくテレビを見ているソンイからリモコンをとりあげ、「ハン・ユラを死に追いやったのは君なのか」と単刀直入にたずねるミンジュン。

美容院で見たとおり、彼女は私に何か言われて漢江に飛び込むようなタイプじゃない、絶対自殺なんかするはずない、ユラと最後に会ったとき、もうすぐ結婚すると自慢気だったと、様子を聞かせる。

 

トイレで手を洗っていたソンイは、外の話し声を聞き、ドアの隙間から、ハン・ユラとジェギョンの会話を目撃し、それをユラに気づかれる。ジェギョンには、自分から関係を公にできない事情があるから、自分が結婚の発表をするのだ、というユラ。言い争いになり、クラッチバッグを置いたまま、出て行ったユラを探したけど見つからなかった。

その後は酔っ払って、記憶が曖昧だというソンイ。

 

船内の監視カメラの全映像を隈なく見ているうちに、とうとうユ検事が、リストに名前のない人間が、急に現れ、またすぐに消えたことに気付いてしまう。そして、その男性が消えたのと同時に、チョン・ソンイが消えたことにも・・・。

 

酔っ払って、船室で寝てしまったソンイ。

そのとき、見た夢があまりにも鮮明で、夢じゃないようにも思えるくらい。その夢にミンジュンが現れた。

「もしかして、あの日、来た?」

そんなことあるわけないだろう、と一笑にふすミンジュン。

 

あの日、クルーズ船に現れたミンジュンは、cctvの映像を次々と消していたのに、ユ検事に見つかったあの瞬間の映像は、酔ったソンイに気をとられた痛恨のミスだったのね。

 

時間を停め、海に落ちそうになったソンイを救い、空いている船室に寝かせるミンジュン。酔ったソンイはミンジュンを抱き寄せ、キスをする。

 

【エピソード】

「キスですか?機会がなかったわけではありませんが、一度もありません。正直、この外見ですから、いろいろな誘惑がありました。」

~朝鮮時代~

「私に話したいこととは何でしょう?」

「学士様・・・これを。ダンウォン(檀園)のことはご存知でしょう」

巻物の書画を見せる女人。

「キム・ホンド 王宮で王族の肖像画も手がける、当代きっての人気画家でございます。これは私の気持ちです。お受け取りください。 それとともに・・・」

キスを迫る女人をすんでのところで止めるミンジュン。

「ハニャン(漢陽)で一番美しいあなたの依頼をかなえて差し上げたいが、私がどこから来た人間だと思われますか」

「え?」

天を指し示すミンジュン。

「私は星から来ました。それでも大丈夫ですか?」

困惑する女人。

「だめでしょうね。我々は違う惑星のもの同士ですから」

「私のことがお嫌いなら、なにもそのようにおっしゃらなくても・・・。どうして、そのような愚劣な作り話をなさるのですか。そのような嘘を・・・とても酷うございます」

家の中に駆け込んでしまう女人に、ほっと一息つくミンジュン。

 

【感想】

チャン弁護士の、「人間とは・・・」っていう彼の持論に大いに頷かされました。

人間が刹那的に生きるだけの動物だったら、いま、ここに人類はいなかったかも。

懸命に生き、誰かを懸命に愛す、宇宙人のミンジュンが、このチャン弁護士の言葉の真理を受け止めようとするところはじーんとします。

ここにも、一見、無駄なように見えても、懸命に生き、職務に忠実な地球人が1人・・・。

仕事とはいえ、膨大な防犯ビデオ検証という、忍耐試しの拷問に耐え抜き、ようやく糸口を得たユ検事(セミ兄)。

 

ソンイを思って、陰ながら行動するミンジュンに、く~く~言ってます。

そして、頭では気付いてないのに、心は確実に、ミンジュンにむかっている本能の女、ソンイ(笑)も、可愛いです。