長くなりましたので、分割してます。

『力の強い女ト・ボンスン』第14話(1)』はこちらから

 

■第14話(2) 戦いへの前兆

  

~再開発工事現場~

上機嫌なペク・タク。

「承認おめでとうございます。」

「20%!」

「それは20%になります。 20%!」

「アガリ。やぁ!」

電話に出るアガリ。

- もしもし?

「クァンボックのことを思い出すな。奴の退院はまだか?」

「はい。彼は退院したがっていて、医師を悩ませています。ともかく彼の尻部を切り離したいとか言い続けています。あいつの脳は壊れたんですかね?」

「すぐに彼を癒してくれる薬用酒があるが。それはすぐに入手できるわけでもない。毒される可能性がある。僧侶Nizamuddinは自分のエネルギーを回復するための治療も提供される。退院したら、彼に治療を受けさせてみよう。」

アガリあての電話は、そのインドの僧がNizamuddinでした。

サウナに行く約束の確認でした。

 

~トボンナッツ~

アジュンマ3人組は、自分たちの請願が認められず、再開発に関して承認されたことが大不満。

占い師のいう黒幕って誰なのかな。

黒幕を買収しなかったからだと悔しさがこみ上げる。

「…あ、チョンさんよ。」=グクトゥオモニ

「 ようこそ。」 「いらっしゃいませ」

「こんにちは。」「こんにちは。」

「クルミのお粥を作りたいんです。いくつかのクルミを購入したいと思いますの。」

「クルミのお粥ですか?」

「グクトゥは最近彼の食欲を失ったようなんです。失恋したみたいなの」

立て続けにね。

「ここでお待ちください」

 

「グクトゥオンマ」

「あら、ボンギオモニ」

「私は私達の商品を販売することを拒否します。あなたは十分な教育を受けているので、ご存知かもしれませんが、店の所有者は、顧客選択する自由を持っています。従業員ではなく。私はあなたにそれらを販売しません。私はあなたに私達の商品を販売しません。」

「まぁ、私はこれをどのように理解すればいいのかしら」

父「ちょっとすみません。よくもそんなことをいえるな?ここは、お前の店じゃない。ここは私のものだ。少なくともそんなことをいえる立場じゃない。

なぜ私たちが、お得意様である彼女を拒否するんだ?なんの権利でそんなことを。外出ばかりしてるくせに。」

 

「あなた、気はたしか?」

「クルミをお包みしなさい。急いで。」

「かしこまりました」

店の女の子に指示を出すアッパ。

「ねえ、チルグや」

「グクトゥオンマ。あなたは、これを見て面白いと思います?」

結構、本気で怒ってます。

「ねえ、チルグや」

  

~社長室~

ボンスンのデスクで、キャラクターデザインの作成中のふたり。ほとんど、ボンスンをバックハグ状態で抱え込んでるミニョク。手取り足取りって感じです。

「これはそうじゃないな。眉毛をもっと太く描いたほうがいい。見て。こうすると、悪役が一目で伝わるだろ。な、こんなふうに」

「なぜそれが見覚えがある?」

「でしょ?」

「これは誰だ?」

そこへ入室してきたゴン秘書、2人の視線に驚く。

「社長様。スタッフミーティングがあります」

「……あ、行くよ」

ゴン秘書が居なくなってから、声が揃うなかよしさん。

「そっくり!」

「そっくり!」

 

退勤後のデート、チョコレートショップの前を通りかかる。

「あー、チョコレートはおいしそう」

「どれ?」

ショーケースをのぞく2人。

「これです」

「これか?」

「うん」

はい、ご購入。

ああ、目の毒、ホワイトデー以来、二度目のロイズのチョコ♪

「 1つ食べます?こうやって食べさせてあげる」

ピックにさしたチョコレートを

「あ~~ん」と言いつつ、自分でパクリ。

「すごい柔らか~~い」

「わざとしただろ。」

今度は、ボンスンに軽くキスしてから、自分でパクリ。

 「ああ、旨い」

「わざとしたでしょ?」

「もっと食べたいな」

 

~チムシルバン~

「アガリ…、ト・ボンスンの近況、何か知っているか?彼女についてのニュース、噂、または話題?」

「ああ、彼女はアン・ミンヒョクと付き合ってるらしいですね」

「何だと?ト・ボンスンとアン・ミンヒョクが交際してるだと?」

大声を出して驚くペく・タク。

「それは困ったことになったな」

まさかまだ諦めてないとか?

「彼は彼女のボーイフレンドですからね。彼女が彼を倒すことはないでしょう。」

「本当か?」

急にむっくり起き上がるインド僧。

アトピー性皮膚炎が悪化したらしく、背中を掻いてくれと要求され、仕方なく掻いてあげるアガリ。背中に、中途半端なタトゥー(故郷と記された)を発見する。

 

~転落事故現場~

水辺で、キム・チャンヒョンの衣類が発見される。

駆け寄る警察官たち。

「ここです。」

「どこだ?」

「それは、こっちです。」

 

~強力3班~

「遺体は」

 「彼らは遺体を発見できませんでしたが、周辺で服を見つけました。」

「崖は、どのくらいの高さだったか?」

「少なくとも50メートルの場所から落ちたんですから、生存の見込みはありません。」

「なぜ遺体があがらないんだ?」

「時間がたってから見つかるか、浮いてきますよ」

報告書作成中というか、苦慮しているグクトゥ

「グクトゥヤ、……イン・グクトゥ!」

「はい」

立ち上がるグクトゥ。

「よくやった。みんなもお疲れ。みんな徹夜したうえにまだ働く気か、誰も咎めんぞ。外に出て焼酎でも飲みに行こう」

「いいですね。」

「何を食べたい?」

「肉!」

「行くぞ」

まだ、報告書がまとまらないものの、あとに続くグクトゥ。

 

~ト家リビング~

アッパとオンマの夫婦喧嘩勃発。

「もう、あなたと一緒に暮らせないわ。離婚しましょうムキーッ

「何だと?離婚をしたいだって?後悔しないんだろうな?」

「後悔ってどういう意味?どうやって、女好きなあなたを信じたらいいの?」

「何って言った?俺が女好き?おまえが、そんなことを言うなんて」

「何故?どうする気?」

「なぜ、けんかしてんの?」

ボンスンが仲裁に入る……も、聞いてない夫婦。

「あなたがそんなに彼女を好きなら、その後、彼女と一緒に生きて行きなさいよ」

「何?」

「私をぶつの?やってみなさいよ。そして、私をなぐりなさいよ。」

「ちょっとやめて」

押しのけられて、倒れこむボンスン。

「おお、大丈夫か?」

「ボンスン」

「なぜ、強く押すんだ?ムキー

ボンスンには、ことのほか、甘いアッパ。

「あなたのせいでしょ。静かにして!」

「おまえが叫んでるだけだろ。静かにするのはお前だ。」

あきれて、黙って自室に戻るボンスン。

「誰にむかって言ってるの?」

「俺を叩くな。痛いだろ」

「そんなにグクトゥオンマがいいなら、彼女の夫のところに行きましょうよ」

「よし行こう。」

「行きましょう」

 「うるさい」

売り言葉に買い言葉(笑)

 

暗い部屋の中で考え込んでいるボンスン。

ふと思い立って押入れの『力量記』を取り出す。

「ずっと何も書いてなかったな。もうこれを使うこともないのね」

 

<明日ピクニックに行くこと忘れるなよ>

ミニョクからのメッセージ。

 

朝、ご機嫌でお弁当を作るボンスン。洋服選びも余念なく。

 

迎えに来たミニョク。

「いい天気だな」

そこへ現れたのは、籐のバスケットに、藤色?薄いピンク?の花柄ワンピース…、かなり乙女ないでたちのボンスン。

前々から思ってたけど、ボンボンのファッションコンセプトって独特だよね。

パク・ボヨンちゃんだから、かわいくまとまってるような気がするけど、かなり、ローティーンテイストか、アジュモニテイストなのを着てるとき、ない?(笑)

それを見て、口元が緩むミニョク。

「いきましょ」

「ん?そうだな、行こう」

 

定番の公園デート。膝枕は必須。

ミニョクの顔にかかる日差しをブロックするボンスン。

「光合成してるんだから、日光が必要なんだよ。おまえの腕が疲れるだろ?」

そのまま手を握るミニョク。

シートに寝転んで漫画タイム。泣いてるミニョクをからかうボンスン。

お弁当タイム。じゃ~~ん!力作の披露。

「一生懸命、作ったのに~」

「どうした? 」

「こんなになってる」← 豆で作ったハートが崩れている。

「これ、ハートか?」

「うん…」

「よし、俺が治してやる。俺は心の専門家だから」

だいぶ前から気づいてたけどと、ボンスンの料理の腕を褒めるミニョク。

 

絵に描いたような幸せを二人が満喫していたそのころ。

キム・チャンヒョン、フラグどおり生きてました。

 

「くそ!」

ここは、ギョンシムを最後に監禁してた場所ね。

ミニョクのインタビュー記事を読む。

 

(人々は私を勝負好きだと言う。私は生まれつき負けず嫌いなだけ。)

(ジャーナリストデイリーニュースメディアのキム・ヒョンジュン)

鏡を見ながら、髪を切り始めたチャンヒョン。

 

~社長室~

ミニョクの写真写りを誉めるゴン秘書。

ジロリとにらむミニョク。

「企画・開発のミーティングはいつだ」

「ああ、そう。ええっと…」

 

~運転中のグクトゥ~ 

電話の相手はボンスンです。

「ボンスン。ギョンシムから全部聞いたよ、大丈夫か?」

「わたし?大丈夫よ」

「よかった。今、おまえの職場の近くなんだ。会おう。しばらくの間、会ってなかったし。」「うん。」

「もうすぐそこだよ」

「わかった」

カップが落ちて割れる。

不吉な前兆。。

 

リュックを背負って、記者に扮して、ミニョクの会社に現れたキム・チャンヒョン。

受付。

「どのようなご用件でしょうか?」

「デイリーメディア・ニュースのジャーナリスト、キム・テヒョンと言います。CEOとの取材で伺いました」

「お待ちください。」

「デイリーメディア・ニュースからのジャーナリストの方がいらっしゃってます」

「はい。かしこまりました。すみませんが、彼は、現時点ではお会いできないようです」

「中でお待ちすることはできますか?」

「申し訳ありません」

「先日、取材したインタビューが読者の方に好評でしたので、新製品に関する追加インタビューをさせていただければ、と伺ったんです」

「ちょっとお待ちください。……記者の方はは、追加のインタビューの希望だそうです。かしこまりました。私がご案内いたします。」

「わかりました」

 

「こちらのエレベーターより、おあがりください」

楽勝で入れてしまった。アインソフトのセキュリティー大丈夫?

 

エレベーターホールで、すれ違うグクトゥ。

雰囲気違うのに、よく気づいた! さすが!

「キム・チャンヒョン?」

「お前」

「おい!」

ちょうど開いたエレベーターに乗っていた女子社員を人質に取るチャンヒョン。

「こいつ、殺すぞ」

「卑怯者」

手が出せないグクトゥ。

上階に上っていくチャンヒョン。

 

会議出席中のミニョク。

「最近、当社のサーバー上の接触不良がありました。当社は、利用者からの苦情の多くを取得しています。一時的な方策として、サーバーの安定化を早急に図る予定です。今後、モバイルフレンドリーをユーザーに提供しようとしています…」

報告中に、<迷惑な刑事>← グクトゥの登録名(笑)

一度切っても、再度かかってくる。なかなか鳴り止まない。

「ちょっと失礼」

離席するミニョク。

「もしもし?」

「 キム・チャンヒョン。今、おまえの会社の中だ。玄関のドアをロックしてくれ」

 

社員に紛れ込み、上階を目指すキム・チャンヒョン。

 

「警備室!すべての玄関ドアと通用口をロックだ。誰もビルから出すな。いますぐだ!」

 

ロビーも大騒ぎ。

「申しわけありません。ただいま、全館、ビルをロックしております」

「何が起こっている?」

「ただいま、ご入場できません」

 

キム・チャンヒョンを探し回るグクトゥ。

 

司令室のモニターを確認するミニョク

「ズームインしろ。……キム・チャンヒョン。生きていたのか。くそ!」

 

~社長室~

ゴン秘書が入ってきました。

「不審者が建物内に侵入したそうです。」

ボンスンが不安げに立ち上がる。

 

館内放送に耳を向けるボンスン。

『Ainsoftの全従業員にお知らせします。現時点で、我々はすべての出口を封鎖しています。セキュリティの警告が作動中です。不審者を見た場合、警備課担当に報告してください。』

 

- 私たちは出ることができませんか?

 

『そのまま、オフィス内に留まり、安全と周囲に注意を払ってください』

 

社長室にとびこんでくるミニョク。ボンスンの姿を見て、少しだけ安堵する。

「大丈夫か?」

「はい。もしかして…」

「そうだ。あいつだ。奴は死んでなかった。行こう。」

 

そのとき、スピーカーから、キム・チャンヒョンの声が!

『ははは。アン・ミンヒョク。そんなに、勝負好きなのか?それじゃ、俺と一緒にやってみるか。俺はお前に多くの時間を与えないぞ。15分だ。お前が15分以内に俺をキャッチできなかったら、この建物を爆発する。バーン!爆弾

 

ざわつく社内。

「奴は、放送ブースだ」急行するグクトゥ。

 

「ト・ボンスンを一人にするな」

「了解!」

ゴン秘書に命じるミニョク。

ミニョクの手を握り締めるグクトゥ。

「社長様。気をつけて」

「心配するな」

強く握り返すミニョク。

社長室をあとにするミニョクを見つめるボンスン。

 

15分をカウントダウンに、時計を合わせるミニョク。

 

それぞれ、放送ブースに到着し、縛られていた女性スタッフを救出するグクトゥとミニョク。

「建物から避難しろ」

 

ミニョク自らマイクを取る

『これは、現実の状況です。全員、作業中のファイルを保存し、コンピューターをオフにしてください。迅速に建物から避難してください。もう一度繰り返します。全員、作業中のファイルを保存し、コンピューターをオフにしてください。迅速に建物から避難してください』

 

非難する人の波に逆行するキム・チャンヒョン。

 

 「整然と移動してください。」

「注意してください。」

「何が起きているの?」

「急いでください。」

「建物から避難します。」

 

ミニョクとグクトゥ。

グクトゥ「なにか、策はあるのか」

ミニョク「俺はあいつをつかまえる。しかし、奴はどうして、あえてここに来た?」

それを聞き、急にグクトゥがボンスンの行方を気にする。

グクトゥ「ボンスンは今、どこだ?」

ミニョク「社長室だ」

走り出すグクトゥ。

 

社長室から出てくるゴン秘書とボンスン。

ゴン秘書「出ましょう。エレベーターの代わりに階段を利用したほうがいいですね」

後ろからゴン秘書を殴り、ボンスンを拉致するキム・チャンヒョン。

 

「みんな、外へ!」「気を付けて!」

「こちらにまわってください」

「行こう!」

「警戒してください」「注意してください」

「もう上がるこ​​とはできません」

「建物から避難してください」

「どうしたの?」「何が起こっていますか?」

 

気絶したボンスンを担ぎ上げるキム・チャンヒョン。

ゴン秘書は倒れたまま。

非常ブザーを、その場に落とすチャンヒョン。

 

「制御室か?今から、すべての電源を遮断しろ」

真っ暗になるビル内。

「これはどうしたの?」「真っ暗だ」

 

「何だ?くそ!」

暗闇の中、懐中電灯を取り出すキム・チャンヒョン。、

 

「あっ。」

気がついたボンスン。屋上のボイラー室に縛られている。

 

あと6分。

焦るミニョク。

 

さっさと自分を開放しろ。お前は、以前 鋼棒を曲げることができた、ティッシュペーパーのような車も投げた!前と同じようにすればいい。さっさとしろよ!

 

ゴン秘書が倒れているのを発見するグクトゥ。

「秘書さん、秘書さん…」

声をかけても反応なし。

「ボンスン、ボンスンは?ボンスン。ボンスン」

フロアー内を探し、ミニョクに連絡するグクトゥ。

 

「奴がボンスンを捕まえた」

壁を叩くミニョク。すぐに、ボンスンの位置を確認する。

「彼らは屋上だ」

 

「あんた、俺と結婚すると言ったよな。約束を破る場合はどうなる?あんた、死ぬよ」

爆弾をセットし、高笑いするキム・チャンヒョン。

 

「ボンスナ!ボンスナ!」

屋上に向かいながら、ずっと呼び続けるミニョク

 

「これで、本当におしまいだ」

ボイラー室の扉をチェーンでグルグル巻きにして施錠するキム・チャンヒョン。

 

「ボンスナ!ボンスナ!どこだ?」

 

階段にも爆弾らしきものが、置かれているのに気づくグクトゥ、

 

 

「ボンスナ!ボンスナ!」

チェーンで巻かれた屋上のボイラー室の扉を発見する。

「ボンスナ!ボンスナ!中にいるのか?」

扉を叩き続ける。

「ボンスナ!ボンスナ!中にいるなら、返事しろ!」

体当たりしたり、必死に叫び続けるミニョクの声が、やっと気絶していたボンスンの耳に届きました。

「そこにいるなら答えろ」

タイマーを見ると3分。

当然、今のボンスンに自分を縛っている鎖やロープを解く力はありません。

泣きながら、外に居るミニョクに叫ぶ。

「あなたはここにいたらだめ!逃げて。社長様」

「ボンスナ! 俺はここにいるぞ」

ボンスンの声が聞こえ、さらに声をかけ続ける。

「俺はここだ! ボンスナ!」

「お願い!逃げて!時限爆弾がここにあります!」

鎖を引きちぎろうとして、ミニョクの手も血だらけ。

「お願い!逃げて!」

 

階段の時限爆弾はダミーでした。

「くそ!」

悔しそうなグクトゥ。

ダミーじゃなかったら、どうする気だったのよぉ?(涙)

 

ビルの外では、人々が不安そうにビルを見上げている。

「何が起こってる?」「 どうしたの?」

降りて来たキム・チャンヒョンも群集に紛れ込み、様子を見ている。

 

「あっちへ行って。お願い!」

「俺はどこにもいかないよ。」

2分をきったタイマー。

「行って。お願い!」

「俺はお前と一緒じゃなければ行かないよ。一緒に行こう」

なんとか逃げだそうと、泣きながら身をよじるボンスン。

「ボンスナ~。泣くな。」

「あなたは行かなければダメなの。お願いだから!!」

「本当に、俺のいうことをきかない奴だな」

「もう、本当に時間がないって言ってるでしょ。行ってください。お願いします」

「俺はお前と一緒じゃなければ、どこにも行かないよ。」

泣き続けるボンスン。

「ボンスナ~」

「お願いします。行ってください。」

 

ボンスンの声が悲壮になればなるほど、穏やかな口調になるミニョク。

 

「お前に言いたいことがあるんだ」

「お願い。離れて。もう逃げる時間がなくなる。行って!あ~~もう!」

「行かないよ。俺がおまえのそばにいてやる。だから、怖がるな。わかったか?」

最後まで扉と格闘しているミニョク。

その音を聞きながら、号泣し続けるボンスン。

「お願いします。私に力を与えてください。彼を救う力を!」

 

そのとき、空が光り、押入れの『力量記』も光を放つ。

光に包まれたボンスン、力が戻ったことを実感すると、渾身の力で自分を縛り付けている鎖やロープ、テープなどを引きちぎる。

「どいて!」

爆弾をつかむと、ボイラー室を飛び出し、同時に、空めがけて投げ放つボンスン。

間一髪、空で爆発が始まり、すさまじい閃光と爆風からボンスンを守るミニョク。

泣きながら、ミニョクの胸に顔をうずめるボンスンの後ろでは、まるで、花火のように連鎖爆発がくりかえされている。

 

「もう大丈夫だ。もう大丈夫だ。助かったんだ」

ボンスンを固く抱きしめるミニョク。

 

★第15話に続く★

 

自分ではなく、ミニョクを救う力を願ったとき、力が戻ってきました。

ちょっと、ファンタジーが強かったですが、ボヨンちゃんの号泣演技をどこかで止めてあげなければ、ボンボンが、干からびてしまいそうで心配になりました。

ついつい緊迫感に圧倒されて、細かく追ってしまいましたが、文字じゃ限界あるし……、映像でご覧ください。

 

はぁ、盛りだくさん。

自動車事故を予告で見たときには、キム・チャンヒョン以外にも誰か乗っていた可能性を思って、ドキドキものでした。

 

ミンミンとボンボンも無事、同い年だったことが判明。

ボンスンには、状況や感情によって、あえて、あまり敬語を使わせないで訳してました。でも、肩書的には敬語にしないとですもんね。気になる方、本当に申し訳ありません。

オッパにこだわるミニョクには、いままでどおり、甘甘なシーンでも“俺様”仕様でいきます。

 

ああ、今度の土日で終わりなんて、寂しいな。

最後までお茶を濁さないで、ドキドキする展開、期待してます。

 

放送終了後の話題が続々と。

バリ島か、いいなぁ。行きたいなぁ。

4/29シンガポールファンミ? 

気持ちだけは、参戦で。