■ 第7話 父との決別

 

宮殿の爆発事故の時、イノク&ハラボジは、橋の上で、のんびり薬を実演中。

商売は相変わらず、うまくいかず、今後の話をするうちに、イノクは、ハラボジにギルトンが好きなことを打ち明けてしまう。

可愛い~♪

今のギルトンの状況をおもうと、諸手を挙げて賛成できないハラボジ。

 

若君たちのねらいが、謀反だということに気づいたギルトンは、いづれ、自分の身が、窃盗・殺人の上、さらに、爆弾騒ぎの犯人にされてしまうと予想し、「だんな様に会う」と決意。

スグンたちの協力で、おびき寄せたイニョン(バカ兄)の口から、すでに、夷曹判書である父はすべて知っていて、息子である自分のために、ギルトンを犠牲にするつもりだと聞かされ、大ショック。

「俺を見捨てた・・・」

いつもの布倉庫で、その内容を、物陰で聞いてしまうイノクと、スグン。

茫然自失のギルトン。

気を利かせて、そっと立ち去るスグン、すぐさま、外にいたイニョンをブッ飛ばす。

やっぱ、義に厚い奴だね、スグン。。。

 

ギ「なんだ。・・・なんでここに」

イ「・・・私はただ・・・」

ギ「探し回るなとあれほど言っただろう」

イ「なぜ、殴らなかったの?」

ギ「さあな、下僕だからか?気性の荒い犬も、飼い主はかまないだろう。」

イ「自分を貶めないで」

ギ「なら・・・、俺は何なんだ?」

はは、と自嘲気味に笑う

イ「ギルトン、笑わないで。余計辛くなる。だから、笑わないで・・・。」

ギルトンの正面に正座するイノク。見えないように、ギルトンの顔の前に両手をかざし、顔を隠す。

イ「私も見ないから。」

両手をギルトンの前にかざし、自分は下を向く。

イ「だから、泣いて。・・・泣いていいよ、ギルトン。」

真下を向いているイノクの目から、大粒の涙が落ちる。

その仕草をみて、ギルトンの瞳からも涙が。。。マフラーを噛みしめ、嗚咽をこらえるギルトン。

声をださずに、涙する二人。

ここのシーンも好きです。

 

◆コム山

身を隠すチャンフィ。

 

◆王子の存在に気付いた現王ガンフィ。

 

◆麻谷寺の食糧を食べつくす勢いの盗賊たち

ホント、このメンバーでいる時って、なごむわ~~~。

 

「兄貴も仲間になるの?」

「知ったことか・・・」

「子ジカになぜ、一緒にいるのか、聞かれたが、何も言ってないのか?」

「何も言うなよ。考えなしで動く奴だ。知ると面倒だ」

「くく、自分の女を危険な目に遭わせたくないだけだろう?」

離れるギルトン

「否定しなかったわね」

「マルニョや、小ジカに酒を飲ませろ。面白くなるぞ」

イノクを好きなくせに、素直になれないギルトンを、からかい気味のスグンたち。

マルニョがギルトンと一夜を共に???

お風呂も、お酒も、必死で阻止するイノク。

 

お風呂を沸かしながら、マルニョと話すイノク。

マルニョに「I love you」の意味を知っているか尋ねる。

「どこの言葉?」

「清にいたときに、西洋の男女が見つめあいながら言ってたの」

「好きって意味かしら?」

「ただの好きじゃなくて、もっと遥かに好きなことじゃないかな。ジャガイモのことは好きだけど、ジャガイモに、アイラブユーとは言わない。」

「なるほどね」

「それで・・・私、ギルトンにI love youなんだ。」

首をすくめるマルニョ。

なんて、素直な子ジカ(소록 오지카 saseum)。よしよし、したくなります。

彼は清に行くって言ってるわよ。後悔しないように、一緒に行こうと、ダメ元で伝えてみなさい、、、って、マルニョ、イノクのことが妹みたいにかわいいんだね。

 

◆寺の庭

お酒も入って、ちょっと強気になったはずなのに、ギルトンに話しかけようとして、何度もためらう。

ギ「何だ?」

イ「ええと、その・・・あいらぶゆー・・・(独り言)こっちを先に行ってどうするの」  

ためいきをつき、ギルトンの隣に座るイノク。

イ「だからね、あんたは清にいくでしょ。だから、私はただ、・・・」

言いたいことが全然まとまりません。

ギ「酔ってるのか。酒臭いぞ」

イ「お酒の勢いを借りて話そうと思ったのに・・・(独り言)恥ずかしい。酔ってるのに、なぜ恥ずかしいのかしら。・・・もう!」

自分がかけていたサングラスをはずし、イノクにかけてやるギルトン。

ギ「これなら平気だろう?」

イ「これいいわね。これなら、平気だ」

ギルトンが矢じりのようなものを作っているのを見て、

イ「なにを作ってるの?また、何か捕まえるの?」

ギ「一緒に行くか?」

イ「うん、行く」

イノクの即答に、一瞬、止まるギルトン。

ギ「トラ2匹捕まえに行くんだぞ」

イ「それでも、一緒にいく」

ギ「なら、清に行こう」

は?

ギ「一緒に清にいこう」

うんうんうん

ギ「おじいさんに話さないと」

イ「大丈夫よ、もう話してあるもの・・トラを捕まえなくていいわ お金も用意してある」

ギ「誘ってよかった」

イ「いやね、恥ずかしいわ」

行きかけて、また戻ると

イ「あのね、ギルトン、アイラブユー」

ギ「なんだ? 意味は?」

イ「清に行ったら教えてあげる」

恥ずかしそうに、でも、うれしさが大爆発なイノクはご機嫌に立ち去る。

飛び跳ねっちゃったりして、すごく可愛い。

 

ギ「一緒に行けて、俺もうれしいよ・・・」

その後ろ姿につぶやくギルトン。

ちゃんと本人に伝えてあげられればいいのにね。

自分の口からは、清に一緒に行こうなんて言えないって、マルニョに言ってたイノク。

ギルトンから誘われてよかったね。。

単純に喜ぶイノクを見ていると、本当は、このまま、二人して、清でもどこでも行っちゃえ、行っちゃえ、って気分になってきます。

でも、イノクの気持ちもわかって、幸せなはずのギルトンの寂しそうな表情を見ると、たぶん、このままってわけにはいかない、というのを感じます。

 

まったく、なんて似てない似顔絵でしょう。ギルトンは、もっと男前です!

 

やはり、疑いをもたれてしまったギルトン。

街の人の評判では、逆に、ギルトンを称賛する声があふれるも、結局は、ギルトンの仕業として受け入れられてしまっている。

 

このままでいいのか、父親を見捨てられるのか、罪のないものが代わりにひどい目にあっても、その事実を抱えて生きていく覚悟があるか、と、和尚がギルトンに問う。

 

ギルトン実母のお墓に、ひとりでやってきて、挨拶するイノク。

ちゃんと、りんごを備えている。

「ずっと、ギルトンのそばにいますから」

お母様と呼んで、照れながらも、清に行っても、お母さんを思い出せるように、お墓の土を、ギルトンに持って行ってあげるつもりです。

 

考え込むギルトン。

和尚に言われたことの意味、自分の行く末、等々、いくら考えても、自分の気持ちに答えはでない。

中断して、歩きはじめるギルトン。ギルトンを待ち受けていたイノク。

イ「ギルトン」

サングラスをかける。

ギ「夜は、はずせよ」

イ「(独り言)まだ、照れくさくて・・・ねえ、ギルトン、はい、これ」

ギ「これは?  雑巾?」

ちょっと、ギルトン、あんまりじゃん

慌てて訂正するイノク。

イ「雑巾じゃなくて、きんちゃく袋よ。花の刺繍も入れたわ」

(@_@;) 刺繍?糸が・・・糸が、飛び出てるように見えて、斬新な立体感のあるデザインです。

ギ「中身はなんだ?」

イ「あんたのお母さんのお墓の土よ。」

イノクを見つめるギルトン。

イ「清でもお母さんのこと、思い出せるようにと。私が作ったの、へたくそでしょ。破けたら繕うわ」

イノクの最大級の思いやりに、言葉を失うギルトン。

イ「行こう」

足元がふらつくイノク。サングラスのせいで、暗くてよく見えない

ギ (独り言)「モンチョンイ」

イノクの手をとり、「恥ずかしくないだろ・・・」

「もちろんよ」といいつつ、恥ずかしさMax

「これ、いいわね」サングラス様々~~~

手つなぎに照れまくりのイノク。。。中学生みたいだ~~~

ギ「明日、都に行く」

イ「一緒に行こう」

ギ「ここにいろ。帰りが遅くても、探し回るなよ。」

イ「いつも探し回ってるわけじゃない。私も忙しいの」

強がるイノク。

ギ「なら、いい」

手をつないだまま、麻谷寺に戻ってくる二人の様子をみて

「ギルトンよ・・・手放すべきものが実に多いな」とつぶやくヘミョン和尚。

 

四寅剣の文字の部分を紙に写し取り、市中にばらまいた ノ尚宮。

現王を刺激する。もちろん、町中、大騒ぎになる。

ギルトンもこの拓本の文言を読み、若君が謀反を企てた理由を知る。

 

離宮建設に携わった村の男たちが、拷問にかけられることになる。

彼らに、何の罪もないことは、誰も知っているというのに。

チャンフィの影におびえ、正気を失い始める現王

 

宮殿に留められている科挙の受験者(役人の子弟)に拷問が及ぶことを心配し、役夫による暴動ということで収めようとする役人たち。

即日、処刑が始まる。

和尚の予言どおり、罪もない人が犠牲になるのを目撃し、激しく動揺するギルトン

そこへ、父である夷曹判書が通りかかる。役夫たちに、罪を着せたのが、夷曹判書と知り、ヨンムンの策略のせいだと気づいたギルトンは、怒り心頭で、ヨンムン商団に乗り込む。

 

離宮爆発事件のあと、チャンフィは、他の剣士と共に、コム山に身を隠しているため、留守。代わりに、ノ尚宮に、拓本の意味を尋ねるギルトン。

「父親に聞け」と言われ、にべもない。

 

無実の村人に罪を着せたときき、商団に戻ろうと、城内へと急ぐチャンフィ。

 

◆処刑場

必死に駆けつけるギルトン。間に合わない。人々の怒号や家族の悲鳴の中、処刑が開始される。それを力なく見つめるしかない、ギルトンとチャンフィ。

誰もいなくなったとき、ギルトンが、チャンフィに話しかける。

「俺が死のう・・・(おまえなら、こんな非道を)やめさせる術を知っているだろう」

 

たかが数人の命の犠牲は、目をつぶるべきというノ尚宮の説得に対し、彼らを見捨てれば、更に、王になる資格も失う、と心を決めるチャンフィ。

 

ギルトンと取引をするチャンフィ。

「これがあれば、つかまっている人々は助かるはずだ」

交換条件として、チャンフィが提示したのは、

「四寅剣を渡し、人々を助けたあと、ギルトンには死んでもらう。」

 

「ギルトンが反逆罪って、どういうこと?」

スグンたちの話を立ち聞きしてしまうイノク。

 

父親に会いに行ったギルトンは、淡々とすべての罪を認め、自分の命とひきかえに、他のの者を助けてほしいと申し出る。

その願いがかなった時に、四寅剣を渡すが、自分が死んでも、犠牲者が出るようなら、すべてを明らかにするということを条件だとも付け加える。

ギルトンの仕業ではないことは、百も承知のアボジ。

必死に、黒幕の正体を、ギルトンに明かすよう、父親として命令する。

「私は、お前の父親だろう。なぜ、すべてを話さない。話せば、命は・・・」

私は、もう他人です。捕まっても、何も言えぬ身。殺してください。

固い覚悟で、父親に決別するギルトン。

 

なんで、こんなことになってしまったの~~~~

釈放される人々の姿を確認するギルトン。

 

ギルトンが謀反人にされたと知り、必死で、ギルトンを捜すイノク。

 

渓谷で、官軍を待つギルトン。四寅剣を持っている。

懐から、イノクの巾着を取り出し、「まぬけ・・・」と呟く。

ギルトンの唯一の未練。

「ここなら、そう悪くない」

ここを死に場所に選んだの?(涙)

そう、ここはイノクとの思い出が、いっぱい詰まっている場所。すっかり覚悟を決め、吹っ切れたようなギルトン。

 

官軍の動きから、ギルトンの居場所を確信するイノク。

イ「ギルド~ン!!官軍が来るわ」

ギ「なぜここに?」

イ「早く逃げて」必死なイノク。

ギ「なぜ、来た?」

誰よりも一番守りたいイノクが、この最も危険な場所に来たのを見て、怒鳴るギルトン。

イ「時間がないわ。私が官軍を引き付けておくから、あんたは逃げてぇ~」

負けずに絶叫するイノク。

ギ「身代わりになる気か」

イ「違うわ。私は矢より早く走れるわ。だから、早く逃げて」

 

背中の孔を突き、イノクを気絶させるギルトン。

このうえもなく、愛おしそうに後ろ手にそっと抱きしめて、

「・・・矢より早く走れるわけないだろ。まぬけ・・・」

宝物を扱うように、岩場に、静かに寝かせます。

 

「イノク、いっしょに行けなくてすまない」

官軍の足音。

できるだけ、イノクのいる場所から、官軍を遠ざかるため、必死に山中を走るギルトン。

 

意識を戻したイノク。ギルトンがいないことに気づき、半狂乱で、泣きながら、ギルトンを追うイノク。

「私も連れてって・・・一緒に行こうよ・・・」

 

官軍に、崖の淵まで追いつめられ、ふっと、観念したように、四寅剣を官軍にむけて投げるギルトン。同時に、矢が発せられ、まっすぐ、ギルトンの左胸に命中。

意識が遠のき、崖のほうにのけぞるギルトン。

 

★第8話に続く★ 

 

ここの「まにゃげ」は、もう、頭の中で、∞リフレイン。

テヨンのマニャゲも好きなのですが、実は、ソギのマニャゲもお気に入りで、よく聴いてました。

vanilla1987j さんのチャンネル ありがとうございます。

 

もう何年も前になりますが、最初に視聴したころは、家族がいないと、号泣&歌いながら・・・というのが、視聴スタイルでした。ホント、人様には見せられません。

 

ようやく、お互いに思いあっていることを認めた二人。

普通なら、幸せなはずなのに、心から喜べないギルトン。

全ての悪事に目をつぶり、新天地でイノクと一緒に過ごしたい、でも、やはりそれはできませんでした。

イノクを巻き込むことなどできず、自分からは遠ざけるギルトンに対し、一緒に行こう・・・これが、イノクのスタンスです。

ただ、黙って待ってるなんて、柄じゃない。

「カッチカジャ」

ずっと、言い続けていたのに。。。

どっちの気持ちもわかるだけに、だめだ~~~泣いてしまう。

 

枯れない涙とともに、8話 に突入します。