■ 第14話 夢から醒めるとき

 

吸血鬼化したハギョンに、とどめを刺そうとするソンヨル。

「殺さないで!!!」

そう叫んだあと、ヤンソンはショックで気を失う。なんとか 思いとどまるソンヨル。

 

多くの死体が横たわる華陽閣を、悠然と歩くクィ。

意識を取り戻すノ・ハギョン。← 意識が戻ったといっても、まだ、人間としての意識ではなく、あくまでも 吸血鬼としてです。

まるで、狂犬のようにガルガル言ってるハギョンを見て、

「どうだ、楽しめたか?キム・ソンヨルと戦っても生きていたとは、結構使える奴だな。」

見ると、ソンヨルの道被の一部を引きちぎって、手にしていた。

 

目を覚ますと怯えた様子でソンヨルを避け、部屋の隅に座るヤンソン。

頭では理解していても、吸血鬼としてのソンヨルの姿に強いショックを受けてしまったのね。

悲しそうに、部屋をあとにするソンヨル。

 

イノ「ジンを見つけたのか。」

ソンヨル「ああ」

王に知らせるというイノに、別室で話をするソンヨル。

「確認したいことがある。その答え次第で、あなたをここから出すことはできない。あなたは王の命令なら、命を投げ出せるか?」

「もちろんだ。王の臣下だ」

「では、もし、王様があの子を殺せと命じたら、従うか?」

「王が、なぜ、そのような命令を?」

「答えてください。」

「ならば、いっそ、私が死にます。あの子は、親友から、私が預かった子供だ。自分の子供同然だ。命にかえても守る。」

「もし、クィに差し出すことが、あいつを消す秘策だったら?」

「そんな馬鹿なことが。それなら、吸血鬼がしていることと変わらない。」

「私もそう信じたいが、殿下は違うかもしれない。しかし、私はあの子をそんなふうにはさせない。」

力なく、椅子に座りこむイノ。

「・・・ソ・ジョンド殿が、なぜ、あの子を男の子として育ててきたのか、わかった。」

「秘策だと知っていたのだろう。」

「他の方法はないのか。」

「備忘録には確かに 3つの方法を集めなければならない、とあった。しかし、母系ひとつで クィを倒せるのなら、他の二つはなぜ、必要なのだ?秘策を使う方法を知る時間が必要だ。」

「私も殿下が間違いをされないことを信じたい。あなたの判断にお任せします」

「とにかく 今は、クィからも王様からも、あの子を守らなければなりません。誰も知らないところにあの子をうつさなければ・・・。それまで、あの子を守ってください。」

イノにヤンソンのことを託すソンヨル。

 

部屋の前で、障子戸を隔てて、相手の気配を感じるソンヨルとヤンソン。

どちらも 戸を開ける勇気がでない。

背をむけ、部屋の明かりを消すヤンソン。

とうとう、夢から醒めるときが来たのだ、と辛い決断をするソンヨル。

 

黒い道被の袖が引きちぎられたことに気づくソンヨル。

ヤンソンを心配するホジンに、「子供のころの記憶が一部戻り、私をあのときの吸血鬼だと思い出したようだ」と話す。

「もうすぐ満月です。血を飲む旦那様の姿を見たら・・・」

「いや、むしろ良かったのだ。」

 

~地下宮殿~

ハギョンを棺桶に閉じ込めるクィ。中で暴れているらしく、時折、ドンと揺れる棺桶(涙)。

怯えるスヒャンを前に、クィは、「お前の香りに、誘われているようだな」

「お前に申し訳ないことが起きた。こいつが大暴れしたせいで、華陽閣が滅茶苦茶になってしまった。お前には大金をやるから、一旦 帰りなさい。また、遊びにくればよい。」

 

「私を助けてくださるということですか?このまま、なにもせず?」

「そう言わなかったか。ゆっくりと運命を楽しめと。」

まだ、ここを出るわけにはいかない、と判断するスヒャン。

「華陽閣は、もうどうでもいいのです。どうせ、酔客相手に酒をふるまう毎日に嫌気がさしていたところです。もうすこし、あなた様のお側にいてもよろしいでしょうか。」

スヒャンの視線から、この黒い切れが特別なものであると気づくクィ。

「これがなにか、そなた、知っているのか」

「絹の服の切れ端のようですが・・・」

「ああ、キム・ソンヨルのものらしい」

「では、ついに、その者の命を・・・」

「いや、今回はしばらく様子をみようと思っている。」

 

師匠のヘソが大切にしていたものだと思い出すクィ。

これだったのか。昼間、あいつが出歩けるわけは。師匠が私にくれなかったものの一つだ。

 

国葬の相談をしていたユン、ヘリョン、左相にむかって、王の葬儀は出せない、と告げる領相。

クィの意思だ。この国の真の王はクィだ。世孫殿下も もうおわかりでしょう。

父である領相をにらみつけるヘリョン。

 

おじい様 お許しください。いつか この屈辱を必ず晴らしてごらんにいれます。

 

~地下宮殿~

領相は、はやく世孫を排除し、自分が王になりたくて仕方がない。

「今回の件に、世孫が絡んでいないなどと、本気でお考えなのですか?」

「どっちでもかまわぬ。もう王は死んでいるのだし、あれだけ 命乞いをするのだ。」

「では、世孫を王にすると・・?」

「差し出たことを言い出すお前より、従順でいいではないか」

領相に釘をさすクィ。

「申し訳ございません。」

 

「人間は それほど弱くはない。私を殺し、一度 王になってみるがよい。万民が発起するであろう」

王の言葉を思い出し、何かを考えたクィ。

「王にしてみてから、民たちの意志で、その王を捨てるように仕向ければいいのだ」

 

~巷の噂~

華陽閣は閉鎖と決まった。吸血鬼に殺された死体が山積みだったとさ。

王も殺され、そのあとを世孫が継ぐことになったらしい。それもこれも、吸血鬼の指示だと。

 

祖父ヒョンジョを失ったユンは王位を継ぎ、クィを倒す秘策であるヤンソンを捜し続ける。

 

~ソンヨルの屋敷にて~

先王の国葬をしないことで、ますます 吸血鬼が国を牛耳っていると人々が噂をしていると、ソンヨル、イノの両名に報告するホジン。

ソンヨル「ヤンソンを清に行かせることにする。」

ホジン「どうしても、そうしなければなりませんか?」

ソンヨル「私のそばにいるほうが危険だ」

イノ「しかし、ジンも、そう簡単には、ここを離れるとは言わないだろう。情を絶つのは、想像以上に難しいからな」

ホジン「なぜ、そこまでして(ヤンソンを遠ざけようと)されるのですか?」

ソンヨル「心底から優しい娘だからだ。あの子が自分を秘策だとしったら、みずから、クィに身をささげると言い出しかねない。」

ミョンヒの二の舞にさせるわけにはいかないと苦渋の決断をするソンヨル。

 

~屋敷の庭~

「私の気持ちは、絶対にかわりません。」

ソンヨルに言った自分の言葉を思い出すヤンソン。

そこに、ソンヨルが現れる。

「お出かけですか?」

「こんなところで、なにをしていた?私を見なさい。しっかりと。私が怖くないのか?」

一歩近づくと、一歩下がるヤンソン

「言っただろう。私の真の姿を知れば、お前の小説の夜士とは違うことがわかると。お前と私は、一緒にはなれない間柄だ。だから あきらめなさい」

袂から、奴婢の書類を取り出し、破り捨てる。

「これで、お前は自由だ。私から遠く離れなさい。」

「そんな学士様こそ、なぜ こんなことをなさるのです。」

ソンヨルはクィからヤンソンを守るために自分のもとを去れと告げ、わざと吸血鬼としての姿を見せつけて冷たく接する。

 

~ユンの居室~

領相がユンをたずねる。

「大反逆人キム・ソンヨルをとらえて来い、とのご命令です。」

「あの者の住み処がわかっても、人間の手で捕えられるとお思いか。」

「吸血鬼でありながら、人の心も持っている。どこかに弱いところもあるはずです。居場所を知るだけでも、クィ殿はよろこばれる。クィ殿に忠誠心を見せなくてもよいのですか?」

 

ヘリョンと二人、話をするユン。

「どうして、そのように、深く悩まれていらっしゃるのですか。お体に障ります。」

「私の心配は無用だ。」

「心配せずにはいられません。王が正しくあれば、国もそうなる、以前、おっしゃっていたではありませんか。あのときの殿下のお気持ちは どこにあったのでしょうか。このまま、あの獣のような者に国をまかせてしまうおつもりですか?」

 

「幼友達がいた。長い年月探して、ようやく見つけたが、また別れることになった。私が、その友にぬぐうことができない罪を犯したためだ。」

奴婢となったヤンソンを前にしたユンの様子や、以前、ヤンソンが世孫を訪ねてきたときのことを思い出し、その友達が チョ・ヤンソンだったと知るヘリョン。

「ですが、今は、その友を探すことよりも もっと重要なことがあるのでは?」

「その友を クィに差し出すことが 国を守ることだとしたら。その友が秘策なのだ。」

「では、すぐに 居場所を探しだし、その者を捕えるべきでは。」

 

「居場所はもう知っている。私がこの手でクィを倒そうとして、多くの犠牲を払ったこのたびの失敗で、得たのは、この空っぽのような王座だ。今度は、友の命を差し出しても すべてをなくすのではないかと思うと 恐ろしい」

「殿下のお側には、私がおります。ここまで払ってきた多くの犠牲、おじい様やノ・ハギョン校理、淫乱書生についてきたもの、それ以前にもクィの犠牲となった者たち、その意志が残っています。そのお友達が殿下にとって、どれほど大切なのかは存じませんが、その者たちの恨みを晴らすこともまた、大切なことではありませんか。」

「そうだな。 左相に会わねば」

そうやって、すぐにコロコロと気持ちが揺れ動き、結局は、誰かの言葉で行動に移すから、簡単だと思われるのよ、ユンちゃん。

 

一人になって考えるヘリョン。

人間と吸血鬼の子供。昔から、吸血鬼を殺すことができると言われている存在だとクィも言っていた。ヤンソンがその末裔なの?

配下を呼び、命令を下す。

「陛下が 秘密裏に人を動かすかもしれない。特に、左相の周囲を警戒して、チョ・ヤンソンの居場所を調べなさい。」

 

~左相と会うユン~

むしろ クィの監視が厳重で、簡単には宮中に出入りできない今でよかった。クィの命令であることを理由に、ソンヨルを討つ必要があります。

ですが、陛下、あの者がクィより弱いとしても、あの者も強い力を持った守護鬼です。もし、本心から、あの者が我々に背をむけることになったりでもしたら・・・。

では 我々は、どうすべきだと?

今、我々の目標となるべきは、キム・ソンヨルではなく、ソ・ジンです。下手に、ウムソク谷を攻めて、あの子を連れて逃げでもしたら、最後のチャンスもなくします。

それでは、とにかく、今は、ウンソク谷を見張らせましょう。

 

~ソンヨルの屋敷周辺の森の中~

ホジンが 邸に近づくものを撃退する仕掛けをする。少しでも時間稼ぎをしなければ、と施すものの、それを見ているイノも、なんとも心もとない。

「誰だ?」イノが気配を感じ、追いかける。

 

「見張られています。」

「やはり、ここは危険です。」

「そうだ、早いところ、どこかに移さねば。しかし、問題は、長い間、生き血が飲めず、私の力が弱まっている。」

イノに説明するホジン。

「今までは、スヒャンが 新鮮な血を調達してきていたのです。血がなければ、死ぬか・・・」

「私が野獣を捕まえてきます。おまちください。」と席を立つイノ。

 

「ヤンソンの行方はわかりました。」

配下から 報告を受けるヘリョン。

~地下宮殿~

カヤグムを奏で、クィに聞かせているスヒョン。ほらね、寂しがり屋なのよ、ウリクィは。

ヘリョンがいぶかしげにみる。

「いつまで、その者をここに?」

「きれいな花をおくのが悪いか?」

「いえ、ただ、私がここに来ることを他人に知られたくないのです。生きたまま、帰すおつもりですか」

「ほぉ、あいつの心を失うのが そんなに嫌か?俺は、お前を生かして、結婚までさせた。この女をどうするかは お前のしったことではない。それより、中殿の座はどうだ?初夜はどうした?ああ、まだ喪中だったな

見たところは、特に変わっていないようだが、やっと、王の行動を報告にきたのか。

「ヤンソンを隠している場所がわかりました。」

「ついに突き止めたか?どうやってわかった。」

「私を取り込んだ理由は忘れません。」

ヘリョンのことを おそろしくみるスヒャン

 

「そうか、居場所がわかったら、それほど急ぐこともあるまい。」

「だからといって、このままに?」

「(あいつを)動けなくするのは、どうだ?」

黒い切れ端を見せるクィ。

「これは、あいつを日差しから守るものだ。ソンヨルをだまして、この黒い衣を奪って来い。そうすれば、あいつをとらえることなど、ネズミを捕まえるよりもたやすい。」

 

「どうやって盗めと。」

「お前を何のためにおいていると思っている?そんなことも考えられないようであれば、これ以上、おいておく理由もないな。お前の座は、そうだな、この女にでもつけるか。」

「ですが、キム・ソンヨルは もう 私が 昔の婚約者ではないことを知っています。」

「信じさせればいいだろう。」

ヘリョンの首を軽くかむクィ。

ええっと、この状態はどういう状態なの?

ヘリョンは、吸血鬼になっちゃうの? ただ、傷をおっただけなの?

「ちょうど満月前だ。腹を減らして、正気をなくしているだろう。だますことは簡単だ。」

 

ソンヨルのために、鹿を仕留めてきたイノ。その血の跡を辿り、鹿の血をすするソンヨルをみてしまうヤンソン。

それに気付くソンヨル。わざと見せつけるように飲干す。恐ろしさに後ずさりするヤンソン。

自分たちには未来がないという意味をお互いに感じ、絶望するふたり。

「見たか。これが俺の本当の姿だ。わたしが いつ お前の血を求めるかわからない。」

「今までは、こんな姿をみせなかったのに、今になって、ここまでする理由はなんですか」

「見た通り、人の血でいきる獣だ。」

ヤンソンの首元に噛みつきたい衝動を、必死で こらえるソンヨル。

「学士さま とても辛かったのですね。」

目をとじ、自分の首をソンヨルにむけるヤンソン。その姿が 自分の命を差し出したミョンヒとかぶる。どうにか、理性を取り戻し、その場を離れるソンヨル。

 

一人になり、辛さは変わらないものの、少し、気持ちを取り戻したヤンソン。

今までの ソンヨルの姿を思い出す。

(回想)「私にできることは これだけだ。その理由は、いまにお前も知ることになるだろう」

そう、ソンヨルは いつも このことをずっと 告げていたのだ、と思い当たる。

 

外に出て、血を捜し求めるソンヨル。

やっぱり、満月の前は、鹿の血とかだけじゃ、ダメなのね。

 

そこへ現れる、ミョンヒの振りをしたヘリョン。

「オラボニ・・・」

「ミョンヒや」

手を差し出すミョンヒ。その手をとり、立ち上がるソンヨル。 

「違う! お前はミョンヒじゃない。」

首の噛み跡を見せる。

「オラボニ・・・」

「どうして お前が・・・」

信じちゃった。。。

ミョンヒが生きて、自分の前に現れた、そう思ってしまうソンヨル。

「では、お前も 私とおなじように、獣のような人生を歩んだのか。」

立っていられないソンヨル。

一番弱っているときに~~。

道被を確認するヘリョン。

すまない、ミョンヒ、他の女性の心を寄せてしまった。お前をなくしたように、あの子まで なくすことはできない、と言い、気をうしなってしまう

 

「ご指示どおり、あの者を日の当たらないところに置いてきました。」

「私にかみつくどころか、昔の恋人を思い出させてすまない。」

氷の女の心が、すこしだけ、溶けた瞬間。

あのまま、置いておけば、命はなかったのに、とヘリョンの指示をいぶかる配下の者。

「いつか使い道があるかもしれないからよ。」

「これが 道被です。これをどうされるおつもりですか。クィに渡されるのですか?」

 

ユンが左相と話しているときに、入室するヘリョン。黒い道被を ユンに見せるヘリョン。

これは?

これは、守護鬼キム・ソンヨルが師匠より譲り受けた黒い道被です。いまから私のいうことを信じてください。これがなければ、クィとおなじく、昼間 あの者は動けません。

どうして そなたの手元にあるのか聞いておるのだ。

 

~地下宮殿~

キム・ソンヨルの居場所がわかり、王が官軍を率いて出兵したことをクィに報告する領相。

クィ「なんだと。なぜ、中殿はそれを先に知らせてこない?」

「道被を盗み出すのに、手間取っているからではないですか?」

「そうだな、あれはどうしても手にいれねばならぬ。」

スヒョン「あなた様は、この国の王を手玉にとってもなお、まだ、足りないのですね」

何をしったような口をきいているのだ、と領相がとがめようとも、

「たかが、人間が作った王という制度。どうして、欲しがられるんです?王座に座れば、面倒なことばかり。そんなものに縛られず、血と色にまみれて、自由にお過ごしになればいいのに」

ふたりをさげさせるクィ。すごいわ~~。スヒャン。

「お前、次は命がないぞ」

「私は、大監様があの方に差し上げられないものを手にしております。私を敵にしないほうが得策かと」

 

~市中の往来にて~

官軍に追われているヤンソンの話をしている高利貸しコンビ

イノ「誰が、誰が捕まえに行っただと?」

だれだ お前?誰がって、王らしくないけど、王になった奴さ。

急ぎ、追いかけるイノ。

 

 

~森の中~

意識を取り戻すソンヨル。太陽のまぶしさに、道被をきていないことに気づく

やられた!

 

ウンソク村にむかうユンを、イノが身を挺して とめる。

「ソ・ジンにあわなければならないのだ」

「本心ですか?こんなことはしてはなりません。キム・ソンヨルは、あの子を救いたいという思いだけでなく、人間以上に、この国を憂い、人々のことを思い、クィを倒そうとしています」

「行くぞ」

とめられないイノ。

 

日差しと戦いながら、なんとかヤンソンのもとに戻ろうとするソンヨル。

ヤンソナ~、

 

ソンヨルの危機をしり、馬で急ぐスヒョン。

「何事だ?」

驚く高利貸しコンビ。

 

呆然としたままのヤンソン。ホジンも いろいろと取り成そうとするが、なすすべがない。

屋敷の外が騒がしい。

「絶対、ここにいてくださいよ 出てきたらダメですよ。」

官軍が ソンヨルの屋敷をとりかこむ。驚くホジン。

「ソ・ジンをだせ。」

「お許しください。主人は おりません。」

剣をホジンに向けるユン。

そこに、屋敷の中から 飛び出してくるヤンソン。

「なにをされているのですか?」

ホジンをかばう。

「ジナ・・・」

「殿下 思い出しました。私が 世孫様の友人だったということを。」

「ジナ、お前は私を決して許してはいけない。クィにお前を差し出さなければならない。」

「何をおっしゃってるんですか?」

「おまえが クィを倒す秘策だったのだ。」

「なんですって?」

 

そこへ、ふらふらな状態で戻ってくるソンヨル。

気力だけで、官軍を追い払おうとする。顔から 白い煙が出てる(泣)

切りつけるユン。

弱っていても、ヤンソンとホジンをかばうソンヨル。

邪魔するな

私の命にかえても この子は守る。。。

 

剣をふりかざすユン。

 

★第15話に続く★

そうだったんですね。吸血鬼だったんですね。夜士様と一緒ですね~♪

・・・なんて、呑気な状態ではなくなりました。

OSTの「Don‘t Cry」が心にしみます。

さすがに、14話ともなると、お互いのことがわかりすぎるほど、わかっているので、考えることは、相手のことだけ。

 

おじいちゃんもいなくなった。ハギョンもいない。そんな状態で、動き回っても、独りよがりになりがち。無理かもしれないけど、少し冷静になろうよ。ユン。

黒い道被をソンヨルから奪ったヘリョン。クィには渡しません。それだけば、いまのところ、救いですが、ユンがイマイチなんで、やっぱり、主導権、ヘリョンが持ったほうがいいと思います。根っからの家臣イノもまだ、王に物申すには、遠慮があるからね~~~。

 

ちょいちょい、出てくる「高利貸しコンビ」が楽しくて仕方がない(笑)