ここに来て、放送終了後の興奮状態が収まり、

かなりずっしりと『月の恋人』ロス状態が来てます。

これを書き上げてしまうと、本当に最後になってしまいそうで、

それでいて、実は空っぽで、なかなかエントリー出来ませんでした。

 

第4皇子 即位後 光宗 ワンソを 最後に取り上げます。


私が、韓ドラ歴の中でも『一枝梅』が大好きで、主人公ヨンのことも大好きで、

ペンとまではいかないけれど、俳優イ・ジュンギssiに好感と信頼を寄せていなかったら、

ワンソはもっと違って見えたのでしょうか。

私の見ていたワンソは、余計なファクターがかかっていたのか否か、それが、最終回を迎えた今でも、よくわかりません。

他の登場人物のように、スムーズに想いが溢れないというか、ワンソだけを見失ってしまったようです。

もしかして、私は、ワンソが苦手なのか?とまで、考えましたが、いやぁ、それはないな、と即否定。

孤高、ツンデレ、実は道理をわきまえ、優しい、一途。

むやみやたらに、動物を殺生しない。

植物に愛情をかけると よく育つことを知っている。

友情も愛情も区別しない。多くを望んでいるわけじゃない。

誰が何を言おうと、例え、ス本人が拒絶しようと

欲しいものは、ただ一つ、スの心だけ。


ひたすら愛を求め続ける、真っすぐな「オオカミ皇子」をずっと見守った20回でした。

 

 

なんだかんだ言っても、自己分析/管理能力の高いワンソは、ふりかかる難題にも、実力で切り開いていくので、当初、スが考えたとおり、スの助けがなくても、皇帝の座についたのは必然だったように思います。

 

重要なのは、ワンソ本人が、そう思っていなかったこと。

 

「皇帝の星」のもとに生まれたとやらの運命により、神に選ばれたわけじゃない。

スこそが、「皇子」としての新しい道を切り開いた絶対的な存在であり、「わたしの人」であると決めたのだから。

 

他に好きな人がいると、はっきり宣言するスに対して、

「逃げてみろ=絶対逃がさない」

相当な執着の強さですが、さすがのワンソでも、スの心を手に入れるのは、一筋縄ではいきません。

その背後には、ワンソの関知しないライバル ワンウクがいました。

 

まさか、長年にわたるウク様の「許すまじビーム」↓を気づかず、受け流していたとは・・・。

(こんなの、ほんの一部ですから~~~)

 

一方が無自覚なのに、これだけ張り合えるなんて!

 

このときの「(ヘスの不幸は)おまえのせいだ」合戦は、なんだったのだろう・・・((゚m゚;)

親戚のよしみとか、本気で思ってたのかしら。。。

 

ま、これだけ異種類の「もっちんナムジャ」二人が ヘスを挟んで、本気のさや当てや皇位争いを序盤からぶっ通しで続けていたら、

「(ペクアでなければいい。)他の奴なら、殺してしまうかもしれないから」の言葉どおり、
早々に、ウク様の命がなくなって、ドラマ的に破たんしたかもしれないので、仕方ないかもです。

結局、この三角関係は、ソが勝ち取ったというより、ウクとスの間の二人の問題で、ウクが退場したような形なので、ソは何も知らないまま、自分の思うがまま、スに接し続けたってことになるのでしょうか。

 

その後、恵宗の娘との婚姻やジョンの茶美園忍び込み騒動のおかげ(?)で、せっかく想いが通じ合っても、

定宗即位、ウンを失うことにより、ソは皇位を手に入れることでしか、スや スが気に掛ける兄弟たちの命が守れない状況に。

 

ここでまた「何を捨てるのか、見せていただきましょう」と、娘を亡くしたばかりの将軍から、皇帝擁立の代償を求められるソ。

ひたすら、スを遠ざけ、冷たい態度を続けても、スをねらったヨの矢に、咄嗟に反応してしまう。

ヘスも相応の覚悟をもって、ワンソの胸に飛び込み、ようやく結ばれた二人。

蜜月がはじまるかと思いきや、短かったですね。

短くても、濃かったら、完全燃焼できてたのかな。

あ、私のモヤモヤの原因は、もしかしたら、ここなのか。。。

 

 

光宗としての功罪は、二の次のドラマなので、

ぶったぎっていただいて、なんら問題はありませんが、そのぶん、彼の魅力が・・・。

 

 

一人にしてごめんなさい・・・。

ヘスでなくても、そう謝りたくなる構図です。

(在位26年間、これは辛いな。。。)

 

ここに至るまでに、彼の何がいけなかったのか、このあと、彼がどのくらい、耐えて過ごし続けたのか、本当に考えさせられます。

 

余韻を残す作品でした。

しばらくは、見返しながら、新しい解釈や発見を楽しみたいとおもいます。

 

※写真は、SBSさんからお借りしました。