こんにちは
検査・比較できるホイールは一度で3つまでです。
ハブはシマノハブを使うことを想定して、P.C.D.に45mmと44mmを入力します。フランジ幅もそれぞれ入力します。
早いものでもう11月になるところです。。自分で書くのもヤなくらいやる事が山積みです。困ったもんだ。
今日はといえば、以前発表はしてみた「アノ」計算機に関してです。
どうにか公開できる様になりましたのでお知らせです。
公開はできるようになりましたが、数値の自由な入れ替えが全員にはできませんので、まだ途中の経過報告という事で、、、。
↓こちら↓
追記
ここからは開けない場合があるようなので、その場合リンクを長押しもしくはダブルクリックで、urlをコピーしてSafariやGoogleなどで再検索してください。
再び追記
ガッツリ個人情報が掲載されてるようなんで(名前や誕生日レベルじゃない)、それらを非公開にできるまで公開停止します。うーむ、申し訳ない!
ただ、残念ながら事前にページを開ける事は確認できましたが、数値を操作する事はできませんでした。調べてみたところ、どうにかすれば操作できるようになるらしいです。ページを公開にしてURLが分かれば操作可能になるらしいので、どうしても使ってみたい方はお調べください。
「Numbers 共同作業 方法」みたいな感じで検索すれば多分出てきます。
Apple使いの人はNumbersのアプリをインストールすると操作できるようになると思います。Appleの純正アプリなので広告等はありません。
このNumbersのアプリはMacやiPad、iPhoneなど、Apple系の方しかインストールできません。すみません。
ひと通りの使い方はURLのジャンプ先の計算機の上に書いてあります。用語の解説も下部に書いてありますので、適当に組む予定などのパーツの寸法をテキトーに入力して遊んでみてください(笑
良さげなホイールの傾向がつかめると楽しいですよ(^^)
と、これでは記事としてちょっとビミョーなんで、詳しい解説をここでします。
検査・比較できるホイールは一度で3つまでです。
まずは設定が狂っていないかを確認するために、「各寸法」の3つそれぞれに同じ数値を入力しましょう。
結果が3種とも一致したら大抵の場合問題ありません。
計算機の検証が済んだら、数値の入力です。
28hのホイールの方は28hのリム、ハブ、そして28本のスポークを使ったごく普通の真っ当なホイールを検査します。24hの方も特にヒネリを加えずに検査します。
普通の28hや24hなんで、スポーク本数はフリー側、反フリー側で、全体のスポーク本数の半数を入力します。リムやハブのホール数も同様に全体の半分の数をフリー側、反フリー側に分けて入力します。
ヤマアラ本数というのは、ヤマアラシ方向のスポークの本数、つまり、リムを引っ張る側のスポークの数のことを指しています。(僕の造語ではありません)ほとんどの場合、フリー、反フリー側それぞれのスポーク数の半分となり、スポーク全数の1/2となります。
ハブ組数、リム組数を分けて入力してください。(ハブ組数/リム組数の概念については過去記事を見てください。)また、組数は、組数の可変見性を用いて、ハブ組数を最大に変換してから入力してください。
今回は、28hの方を4363組、つまり普通のヨンロク組、24hの方を同様にしてヨンロク組とロクロク組を検証します。
ハブはシマノハブを使うことを想定して、P.C.D.に45mmと44mmを入力します。フランジ幅もそれぞれ入力します。
リムは、ERD600mmのものを使うこととします。オフセットは無しを想定します。
当然検証なので、必要部分以外は条件を統一します。今回は変更する要素は組数と本数のみです。(それに付随する他の要素を含む)
数値が入力できたら結果を見てみましょう。
重要な結果の箇所にはグラデーションで色をつけておきました。左から、結果 1 2 3です。
変化する結果の要素が緑のセルに書かれていますが、主に必要となる結果の数値は右側の緑のセルの方です。↑写真のように、スポーク長が分かっても、実際に組む時以外はあまり関係ありません。
(現時点で、スポーク長にオフセットの寸法を計算に入れていない事を思い出しました。お気をつけて)
赤のグラデーション部の数値は、スポークが横向きにリムを引っ張る力の大きさです。これのバランスにより、リムのセンターズレの大きさが決まります。つまり、これによりリムのセンターを出した時のスポークテンションの差の大きさの傾向がわかるのです。
よって問題は、この大きさのバランスと、力の差です。
青のグラデーションは大きさの差を出しています。この大きさは小さい方がバランスが良く、左右スポークテンション差が小さくなり、駆動剛性が高くなることを示します。
結果1〜3を見た時に、
24h ヨンロク組
28hヨンロク組
24h ロクロク組
の順にテンションバランスが低下することがわかりました。やはり左右異組組(左右異数組)は効果があるようです。
また、異なるスポーク本数で、同じ組数だった場合は、少ないスポーク本数の方が異組組のバランス是正の効果が高いこともわかります。(理屈を考えれば機械を通さなくとも分かりますが)
テンションバランスの他に大切な要素は、駆動剛性です。
旧駆動剛性指数はアテになりませんので見てはいけません。(今回のように、新指数と傾向が一致していることが多いですが、厳密には不正確です)
新駆動剛性指数は、スポークのリムの引っ張りやすさを示します。これは単純にスポーク本数が多い方が有利ですので、28hに分があるのは当然です。
24hどうしのヨンロク組とロクロク組を比較しますが、ロクロク組の方が優れています。ヨンロク組は片側が4本組なので、両側6本組に対して駆動に弱いのはご存知でしょう。(1番右の「結果 4」に常軌を逸した数値がありますが、コレについてはまた今度)
ま、こんなとこですか。。Android使いの人でも計算機が使える、、と調べたら出てきたのですが、いかんせん僕には理解不能で説明ができません。
テキトーに数値を入力して遊ぶだけでも面白いのでよければお試しください。
最後に、前々から、左右異組組(左右異数組)はスバラシイ!と書いていますが、是正効果に関してはそんなに大きくはありません。実際組む方はご存知でしょうし、この計算機でしばらく遊んでいれば分かります。
組数を変えるだけで是正効果がある事を絶賛してはいますが、2:1などと比べると比較にならないほどの是正効果です。(2:1も計算できるので是非やってみてください)
やらない理由が無いので当然行いますが、異組組でテンション差が無くなるわけではありません。過信してはいけません。(異組組を過大評価する人に出会ったので書きました)
早いとこ皆さんに試していただきたいところです。
そんでは!