こんばんは(^^)






本日は、日本人ローディーの大半が悩むであろうサイズ事情。。

僕、背は大きくありません。168cmの僕は、日本人男性の平均身長に届いて居ないのです。







自転車、今回はロードに限りますが、今主流の700cのロードバイクってのは、背が低くても大抵の方は乗れます。いえ、乗る事は「可能」です。

しかし、ロードバイクってのはそれだけで良いのか、、。乗れればいいって事ではないと思います。
チェーンステーや各種寸法の違いによる様々な弊害がありますが、今日はロードバイクの「美しさ」に重点を置きたいと思います。






ロードバイクは基本的に、サドルが高くてフレームサイズが大きければカッコよく見えます。



しかし身長が低いのは仕方がない。どうにかならないものなのか。。


まず一つ言えるのは、ホイールがデカイ事です。こんなサイズの車輪、誰が考えたんでしょう。






これは平均身長を国別に表したものです。



おのれ〜ヨーロッパ人ども!
オマエら巨人かぁ〜!!


自転車の発祥はヨーロッパですんで、要するにこれらの人に規格が作られました。

ホイールサイズは、当然見た目だけではなく、機能的に優れたサイズに作っているはずです。






要するに、我々低身長種族のアジア人は、そもそも700cのホイールに乗る事自体、見た目はもちろん、自転車の性能を発揮する事さえ出来ないという事です。



これは大問題です。

我々がバイクに感じるバイクの「よさ」というのは、実はヨーロッパ人からしたら、かなり矮小された感覚なのかもしれません。





では、カッコいい見た目や本来の性能を発揮させるにはどうすればいいか、、。



うん。もうこうなったらホイールサイズを変えるしかないと思うんですよね。


つまり、700cを捨てて、それ以外に切り替えるという事です。








これはサドル高685mmの650cのバイクです。(出典)



しかし、どこからともなく滲み出る「ナンカチガウ」感、、、。

サドルが上がったからと言ってカッコ良くならない感、、。コレはなんなのか。




ちなみにこちらの方は700cのロードとの比較もやっています。出典





同じハンドル高、同じサドル高です。
この方の元の記事でも言ってますが、もしこの二台を比較するのなら、700cの方がカッコいいという事です。


僕はその理由として、
・ヘッドチューブが短い
・チェーンステーがムダに長い

ってのが挙げられると思います。

実際、変速性能は置いておいて、チェーンステーは短くて悪くないと思います。



そこで試しに、僕が自分の理想とするポジション、ジオメトリーで、650cのバイクを1/10で描いてみました。

それがこちら


この絵は、

ホイール 650c
サドル高   685
サドル後退幅   50
サ-ハ高低差  90
サ-ハ距離  520

トップチューブ   500
シートチューブ   520
チェーンステー   370
ヘッドチューブ   132
ハンガー下り   50
シート角   73.5
ヘッド角   72.5
オフセット 45

のものを忠実に再現した絵です。(スポーキングがメチャメチャですが笑笑)


自分で描いた絵ですが、メチャメチャかっこいいと思います。
しかも、チェーンステー370mmは未体験ですが、bb下りなど、僕の理想ジオメトリを汲んでいて、ポジションもバッチリです。




つまり、もし僕がこのサイズでオーダーをしたなら、低身長の僕が、このカッコいい自転車に乗れるって事なのです。ポジションもバッチリで!


こんなのを一度見てしまったら、なんだか700cに乗る気がメッキリ失せました。



当然650cというのはマイノリティ中のマイノリティ。選べるホイールやタイヤは日本では殆どありません。

しかし、650cも使われるトライアスロンが人気のアメリカの需要のおかげか、実はコンチネンタルのGP4000には650cがありますし、tufoのチューブラにも650cがあります。

zippは完組ホイールを出してますし、コリマやtniからはカーボンホイール、マビックからはオープンプロのリムが出ています。


もしかしたら650cを敬遠する理由はあまりないのかもしれません。



問題は、フレームがほぼオーダーに限られ、同時にクロモリに限定されてしまう事でしょう。



恐らく来年あたりに、クロモリのオーダーを一台頼みますが、よくよく相談した上で、650cも視野に入れて見たいところです。


なにしろ、チェーンステー400mm以下は700cでは不可能(タイヤと干渉する為)ですんで、300mm台はかなり楽しそうです。
楽しそう、、と言うか、欧州人はサドル高の比率的に、685のサドル高で370くらいのチェーンステー長ですので、もしかしたらそれが正当なのかもしれません。

ちなみに、

650cでツールのステージを優勝したジャラベールのバイクはチェーンステーをギツギツに詰めてますんで、恐らく370mm程度だと思われます。

よって、チェーンステー300mm台は、あながちおかしい数字ではないのかと思います。







不可能を可能にし、見た目もバッチリ!

日本人こそ650cを選ぶべきではないのでは、、
と、思ったりします。





追記
よく考えたら、MTBでは29とか27.5とか選択してんのになぜロードでは選ばない?って話だよなぁ笑笑
どこかに統一も便利でいいけど、もう少し「ヒト」に合わせることもした方がいい気がするな、、。
「女性用○○」とかの前に、まず自転車のサイズ合わせでしょ。。