こんにちは





新たなカテゴリーを作り、「機材」カテゴリーを「コンポーネント」と「ドライブトレイン」に分けました。
日本ではコンポーネントがドライブトレインを指しますが、ドライブトレインは飽くまでドライブトレインであり、コンポーネントはハンドルやステムなど、自転車の構成要素を指します。

ただ、大半の閲覧者が日本人であろうと予測し、ブレーキはドライブトレインに分ける事にしました。



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今日のハンドルの話の前に、
僕は基本的に、自転車の良し悪しは1500kmは乗らなければ分からないと思います。ただ、その中でハンドルバーだけは、ドロップとリーチ、その形状から、自分に合うか合わないかが乗らずとも、ある程度分かると思います。何故ならば、ハンドルという要素は、モノの善し悪しでなく、好き、嫌いだからです。いくら良いものでも嫌いなもんは嫌いなんです。
よって、これから書く批評(判?)は良い、悪い、ではなく、僕の好き、嫌いである事を知っておいてください。


さて、「〜のハンドルバーたち」第2段、controltech編です。別に連載モノにする予定はありませんでしたが、同じような記事なのでこうしました。
(第1段 「デダのハンドルバーたち」はこちら)



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私が好きなコンポーネントメーカーのひとつ、コントロールテックですが、昨年のカタログを発見したので紹介します。


今日の記事ですが、ただハンドルについてドータラコータラと話すだけですので、このメーカーのハンドルが欲しい方以外は、ただのつまらない記事だと思います。ご了承した方のみお読みください。


コントロールテックの製品については以前「かっこいいステムがあるゾ」でお伝えしました。

このメーカーですが、

・誰もが考えそうだが、利益の見込みが少なく誰もやらない
・思いっきりニッチ
・割りかし低価格

を全て実現している、広大な市場を持つアメリカならではの会社です。(アメリカは、個人のクロモリフレーム自作用のジグのみを販売する会社が成り立つ国です笑)





さて、製品を見ていきましょう。あまりにラインナップが多いので、ドロップハンドルのみに絞ります



fulcon
timania
tux
elx
sla
sla ergo
cls
one
mono comp
carbon comp
escape
razor edge
razor alloy
vient hms
vient cl
vient sc
formidable
formidable cl
fuego hms
fuego cs



多すぎんだよ笑!!

はい。なんとドロップハンドルだけでこのラインナップ数です。その数20!!
しかもその内、半数以上の11種に380mmの展開がある神メーカー!




デザインを確認してから形状の説明をしてると、このブログの写真制限14枚に引っかかり、なおかつ日が暮れるので、まとめて見ていきましょう。






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左より、

falcon

size  400〜440mm
327g (420g)  
D(drop)125mm
R(reach) 70mm
(素材) アルミ 6061

ファルコンは2017年のユーロバイクで発表された新グレードです。位置付けとしては、かなりの廉価グレードで、それなりに重量もあります。
ハンドル形状としてはデダのrhm形状と非常に似ていますが、リーチが少し短めですね。
ステムが極めてかっこいいのでステムと合わせて使いたいところですが、やはり重量が気になります。




Timania

size  400〜440
235g
D 130
R  75
チタン・カーボン

私の知る限り唯一のチタン・カーボンハイブリッドハンドルです。というか、チタンハンドルをほとんど知りません。個人的には、リーチ頂点の「ツン」がちょっとキツイので使いたくありません。
ハイブリッドだけあり、それなりに軽いですが、チタンバイクに乗ってない限り、どっち付かずのハンドルになる気がします笑
ちなみに、現在日本の代理店(?)で投げ売りされており、20000円未満で買えますよ♫





Tux

size  400〜440
186g
D 140
R  78
カーボン

この形状!!本当に好きです。また、ドロップの割にリーチが短い点も見逃せません。タイプとしてはフィジークのカメレオンとスネークを合わせた感じですかね。このゆるーく円を描く感じ、大変好みです。
でもカメレオンには380の展開が存在します。もし400を使う時が来たら使ってみたいです。







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elx

size 380〜440
220g
D 124(380〜400)    126(400〜420)
R  70
カーボン

 僕はドロップがそんなにないのに、リーチの最頂点がハンドルクランプ部と同じ高さにあるのが嫌いなので正直この形状は好きではありません。
しかし、メーカーの観点でいうと、誰かにとって好きなものと嫌いなものを作れると言うのはニーズの点から大変優れているので、これは賞賛ポイントだと思います。
形状の方に戻りまして、なんだか間延びしたハンドルだと思います。へんにリーチ伸ばすならステムを長くした方がカッコよう見えると思うのですが、、。
形状はボントレガーのコンパクトハンドルに似てますね。




sla  (カッコ内  sla elgo)

size  400〜440   (380〜440)
235g     (270g    400mm)
D 130    (125)
R 82    (70)
アルミ 7050

アップバーが丸とエルゴノミックタイプで選択可能なモデルです。エルゴタイプの方に380がありますが、ドロップが短くなるようです、、。
形状は若干アナトミックが伺える形状です。
7000系アルミでなかなか軽いですね。




cls

size 380〜440
290g
D  124/126
R  70
アルミ  6061

これは見た感じelxをアルミで作った廉価版でしょうか?素材が変わり、重量が異なるのがポイントです。形状はさっき言ったように好きではありません。






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mono comp

size  420・440    stem 100〜120
412g
D 150
R  80
カーボン

出たー、出ました。実は重量的にほとんど意味のないステム一体型ハンドル!
一時はアナトミックが流行ってたので一体型でアナトミックはありましたが、現行品で一般販売してるもので一体型のアナトミックはこれしかないのではないでしょうか??
僕も一時はアナトミックにハマりましたが、今はあまり魅力的ではありません。
ステムのサイズを3種類づつ用意してて良心的です。しかし400の幅が無いのは感心しません。(大抵のメーカーは一体型だと420からですが、)
ボルトはチタンを採用してるらしいです。
それにしてもドロップ150はでけーだろー(^^;





順番入れ替えて、右端のから、

carbon comp

size  420〜440
254g
D 150
R 80
カーボン

これは上のmono compのハンドルのみバージョンです。サイズからなにから全て一緒です。しかし一体型と同形状のカーボンモデルを出すとは、、





escape(真ん中)

size  400〜440
325g
D 130
R  75
カーボン

一体型のコンパクトバージョンです。いやー、これには驚きです。1つのメーカーで2バージョンの一体型を出すとは、、。ドロップもリーチも控えめになってます。ついでに重量も軽くなってます。形状は先程のチタンのに似てます。
僕の意見としては、デザイン以外で一体型は不必要と思ってます。特に軽くなるわけでもなし、剛性が格段に上がるわけでもなし、何しろ角度調整ができないのがダメです。それに価格が現状では高すぎます。






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one

size  380〜440
305g
D  140
R 78
アルミ  6061

これだけ横の画がありませんでした。しかし、写真から推測するに、横2つと同形状ではないかと思います。
このoneもたしか2017年のユーロバイクで発表されたものです。ドロップ部がもっと曲がっている方が好きな僕好みではありませんね。形状は3Tのelgonovaに似てますねぇ。



razor edge

size  360〜440
217g
D 130
R  75
カーボン

希少な360のカーボンハンドルです。360・380は2°「ハ」の字にベントしてるらしく、ブラケット部分はさらに細くなっている模様。。
上ハンは楕円でニギニギしやすいっぽいです。
個人的にはハの字ハンドルは嫌いです。空気抵抗を少なくすべく下ハン握ってんのになんで広げんのかワケワカメです。先ほども書きましたが、エルゴノヴァタイプのハンドルは合いませんので、貴重な360のカーボンハンドルですが使えません。ざんねん。




razor alloy

size  380〜440
290g
D 130
R  75
アルミ 7050

razor edgeのアルミ版です。形状は同じで書くことも同じですので書きません。






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vient hms

size  380〜440
274g
D 135
R  80
ダブルバテッドアルミ 7075

うーむ、どーーーやっても、おれはこの「ツン」って形状がダメなんだよね。。だけど、そーやって敬遠してきたから実は長期にわたって(500km以上)このツンタイプを使った事がありません。ここまで散々言っておいて、もしかしたら使ってみたらいいかも知れません。




vient cl

size  380〜440
279g
D 135
R 80
ダブルバテッドアルミ 7075

clと言うのはクラシックだったと思います。ドロップ大きいですが、7000系アルミで軽く仕上がってます。曲がりの大きいドロップが好き、と書きましたが、種類によってはシャローハンドルは好きではありません。有名どこですとデダのシャローは好きではありません。逆に好きなシャロータイプはフィジークのスネークです。




vient sc

size 380〜440
235g
D 135
R  80
scandium

このハンドル、なんとscandium製です!!
スカンジウムといえばピナレロの初代ドグマやビアンキのスカンジウムフレームが有名ですよね。
ビアンキのスカンジウムフレームは乗ったことありますが、アレは凄いです。グイグイ進みますが、アルミフレームの様な不快感はありません。
この不快感の無さはハンドルでかなり使えると思います。いやー、使ってみたいです。かなり期待できそう。形状はvient hmsと同じです。
9/Mar/2018追記
すみません。スカンジウムとマグネシウムがごっちゃになって間違えてました。ドグマはスカンジウムでなくマグネシウムでしたね。。







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formidable

size  400〜440
325g 
D 150
R  80
アルミ 6066

このハンドル、先程の一体型ハンドル、mono compの形状をハンドルのみにしたcarbon compのアルミモデルです。
一体型ハンドルと、それと同形状のカーボン、アルミどちらも作るとは、、。ただ、6000番台アルミですのでちょっと重めです。この重くなりがちな形状こそ7000系を採用すればいいのに、と思います。加工が難しいのでしょうか?




formidable  cl

size  400〜440
320g
D135
R  80
アルミ 6066

clですので、シャローです。上ハンが伝説のカーボンハンドル、チネリのネオモルフェと似てます。この上ハン形状がなかなか宜しく好きなので、400使うなら使ってみたい一品です。けどちょっとドロップ大きいかな??



fuego hms

size  360〜440
305g
D 125(〜380)  128(400〜)
R  70(〜380)  75(400〜)
アルミ 6061

はい、フューゴシリーズです。これは昔っからの定番ですね。まだあったのか笑ってレベルです。
デダのrhmとほとんど同じ形状です。(名前まで似てやがる)素材も重さもほとんど変わりません。ご存知の通り僕はデダのハンドル大好きで実際使ってますので、この形状は好きです。ただこのハンドルはデザインがチョイ地味かな??






ラスト、余ったので1つだけです。

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fuego  cs

size  360〜440
305g
D 130
R  76
ダブルバテッドアルミ 6061

実はずーっと注目してるハンドルです。

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そう!なんとなんと、クラシックシャロータイプで360の展開があるのです!!

これは類を見ません。このタイプでクランプ径31.8で、360はこれ以外見たことありません。
しかも、リーチもドロップも大きすぎずです。

かなり大本命のハンドルです。zippのハンドルを の様にエンドが長いのもポイント高いです。

実はこれにかなり似たハンドルを持ってます。
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nitto B105です。幅は実測で355ですので、僕のいつも使ってるdeda rhm01の実測と全く一緒です。

このハンドル、もっとリーチもドロップも短くなんないかな?ついでにクランプ径31.8になんないかな?なんて見つけたのがこのfuego csです。
さらに追加特典でショルダー部分が地面と平行タイプですのでなおよろしです。

価格も3000円台とかなり良さげ。

本気で欲しい一本です。




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はぁー、、長かった。

多いですね、かなり。


今回価格については出せませんでした。何しろ日本代理店ではほんの数種しか扱ってない為、価格が分からないのです。さらに日本ではほとんど買えません。じゃーなんでお前紹介なんてしてんだってなります。

ガイツーでもほとんど扱ってるところが無いのです。ウイグル、crc、bike24、、、ほとんど扱ってません。それもそのはず、アメリカメーカーですので、ヨーロッパにはあまり卸してないのです。

では原点に戻って見ましょう。物を買うとき、どこで買うか、店でなかったらどーします???



はい。Amazonですよ。忘れちゃいけません。
Amazon USAで売ってます。こないだ見つけました。さらに、アメリカでは国内品ですのでかなり安いです。

Amazon USAですが、見てみると面白いのが出てきます。

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ステージーズのパワーメーターですが、日本の代理店では、左右計測はまだ発売されてない。と言ってた気がしますが、

売ってんじゃねーかこのヤロー

ハイ、売ってますよ、フツーに。ステージーズは取り扱いがインターマックスですが、どーもインタマは好きになれません。あそこはボッタクリすぎな気がします。ライトウェイトの取り扱いがインタマから別に移ったら10万円以上安くなった、なんて話は有名です。


両足測定のステージーズですが、アルテのクランク付きで105000円です。送料入れても11万でしょう。安いですね。


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パイオニアはデュラクランクの片足付きで送料込み65000ってとこでしょうか?やっすいでしゅねぇ。




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スラムのe tapのtt用グリップシフトスイッチ?なのかな?

こんなの聞いたこともありません。ちょっと日本代理店反応遅くね?発表どころか既に発売されてるのを知りもしないってどーゆー事だ!
あれ?スラムって取り扱いどこだっけ??








インタマー、フザケンナゴラ!


インターマックスでした。

ホントにインタマは高いしアナウンスしないし2016年からホームページ変わってなくて見にくいし新しく作ってるホームページもいつまで経っても完成しないどころか2017年から止まったままだし、さらに新しいのも見にくくなってるし、インタマの中の人の今中大介の実況解説はつまらんしアスタナのスカルポーニが亡くなった時も意味不明な解説してるし何やってんだ。



とまぁイロイロ書きましたが、インタマにカタログ請求すると、1回分の送料しか送ってないのに完成してないからと不完全版を、完成したら完全版を送ってくれるという、なかなか良心的な面もあると言う話です。







なんか横道に逸れましたが、コントロールテックのハンドルいいねってお話でした。











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グラベル、面白いぞよ


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通学バイク(タイムが勿体なさすぎてクロモリに戻しました。)で最近毎日やってます。










そんでは!