はい。
前編からお読みの方、申し訳ありません。しっかり書きます。
リッチーステムの素晴らしさをお伝えするお話です。
このステム、前から見ると
でも、本当のリッチーはこんなんじゃありません。
これ、右がいつも僕が使ってるステムですが、左のに比べると太く、角ばって剛性アップが図られているようです。何よりカッコいいではありませんか!
また、ボルト間が広い方はクランプする面積も広く、低トルクで固定可能との事です。
私は上ハンを持つときはステム横の真ん中あたりを持つのですが、このクランプボルトの狭さはかなり使いやすいです。ステムに当たるほど真ん中に手を寄せてもクランプが邪魔になりません。
ワイヤールーティングの妨げにもならないのもいいですね。
これはカーボンコラムを締め付ける時に力を分散させるためのもので、コラムの負荷を下げるために行われてます。
ちなみに、通常版ではここのネジがM6で、特別版ではM5になってます。
これからはボルトの話です。
これの意味ですが、ボルトの強度についてです。
これはまず、ステンレス鋼製ねじではなく、普通の鋼製ねじである事を示します。これは、アルファベットが含まれてないことからわかります。
次に強度です。8.8の各々は全く別の意味で、左の数は引張強さを示しており、引っ張って破断する最大荷重(N)を示しています。
このボルトは800(N/m㎡)の8割ということですので、640(N/m㎡)以上の力をかけると伸びて戻らなくなる、もしくは破断する可能性が出てくるそうです。
フェイスプレートの方のボルトには、また異なったものが使われております。
これは僕も知りません。
調べてみると、、
どうやらメーカー名のようですね。これもステンレスではなくスチールのようです。
チタンの事かと思ってた事もありますが、チタンは黄色っぽい独特な感じなのです見れば分かります。
と、ボルト一本とってもかなり力を入れてるメーカーです。
性能にどこまで差が出るかは知りませんが、適材適所で使っておられるようで何よりです。
何はともあれデザインがカッコいい!
また、これはリッチーのステムには限りませんが、このデザインのステムは長く見えるのです。横のラインがコラムのクランプ部まで続いているものはステムが長く見える傾向にあると個人的には思っています。
リッチーはこのデザインが多めなのです!
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ハンドルに400未満のサイズ展開がないのがかなり残念ですが、ステムはリッチーがダントツに私の好みです。
ステムで悩んでたらリッチーをおすすめします。(布教)
ちなみに、ステムやトップキャップのボルトにチタンを採用することですが、汗などによる耐食や見た目をを除いてメリットはあまりありません。
チタンは破断強度がスチールより低いので、ポッキリ逝く可能性が高まります。ただ、シクロやローラー用など、サビでアルミでも錆びるって方はチタンがかなり有効だと思います。
あとは趣味の話ですね。たしかにチタンボルトには憧れます。
強度で言ったらスチールが最強です。ステンレスよりスチールです。だから私はボルトはスチールしか使いません。
それでは、本当に良いお年を、、、