京都府舞鶴市から北海道小樽市へ新日本海フェリーで行ってきました。
フェリーについて詳しくはHPをご覧ください。
舞鶴港23:50発、小樽港到着は翌日20:45です。
私が乗り込んだ船は「はまなす」でした。
とりあえず深夜なので日が昇る5時過ぎまで快眠。
現代人では珍しく、一日の始まりを直に味わいました。
朝食です。
(いわゆる船上価格でお世辞にも安くはないのは大前提)
船上で3食というのも体験の一部と思って美味しく頂きました。
船旅の醍醐味は何といっても好きな時に何にも阻まれず海と空を眺められること。
そして反対方向のフェリーとすれ違い。船内アナウンスで予告もされます。
昔の人は他の船とすれ違う時は格別の感情を抱いたことでしょう。
お互い命がけの旅路の途中ですからね。
船旅が安全なものになった今だからこそ、ついつい壮大な海に思いを馳せてしまいました。
周りに海と空しかないと本当に優しい気持ちになれます。
あちらの船の乗客の幸運を祈りつつ、静かに見送りました。
感慨に浸っているといつの間にか昼食の時間になっていました。
もう青森沖まで来ていました。
そういえば日の出の時は能登半島が良く見えていましたね。
着実に前進しているのを感じました。
映画上映もあります。
私は「スーパーマリオブラザーズ」は既に鑑賞済みだったので「ラーゲリより愛を込めて」を観ました。
作品紹介やポスターからして重い作品なのは分かったので、覚悟の上での鑑賞でした。
ネタバレは避けますが両方を続けて観た人は凄いと思いました。
感動・ドラマ系のを1本、子供でも楽しめる系のを1本ずつ上映しているのだと推測されます。
終わってみれば日は陰っていました。
夕飯のハンバーグも頂きました。そろそろ夕暮れですね。
海上の日暮れは格別です。
最後の2時間は本当にあっという間でした。
定刻通りに小樽港に到着。
はまなすさんお疲れさまでした&楽しい旅をありがとう。
この先タクシーといったオプションもありましたが私は20分強かけて南小樽駅まで歩きました。
船に大きな遅延がなければ当日中に電車で札幌はもちろん、苫小牧や滝川まで行けます。
もちろんスピードは飛行機には遠く及びませんが翌々日から旅先を丸一日満喫できることを考えるとコスパはそこまで悪くない選択だと思います。
長期の船旅自体レアですし忘れなれない思い出になることは間違いないのでお暇な方はぜひどうぞ。