IKUの楽描き捕物帖 -182ページ目

◎年賀情状酌量

嗚呼 賀状の懐かしき人達よ 疎遠を許せ

出来ることなら 魔法の杖の一振りで

一献傾け 膝突き合わせ 想い出話や近況を

今に至る 喜怒哀楽 阿鼻叫喚 一気呵成に

怒涛のごとく 語りに語ってみたいもの

「お元気ですか?」「また会いたいものですね」

一年越しのおざなりの セリフの掛け合い

確信犯のまま 逢えず仕舞いの一生か 

疎遠を許せ 懐かしき人よ

何処かで面会出来る その日まで 暫し

情状酌量

明けおめ!

$IKUの楽描き捕物帖-うさ公12

15分フライングですが・・・。

ぼんやり・・・

そうなんだ、こんな時こそ
なんか書いて更新しとこ。
しかし、ヘッダーデザイン我ながら
試行錯誤したけど、割とイメージ通り出来て良かった。
段ボール紙、わら半紙、クロッキー帳の感じ。
題の「捕物帖」は謎が謎を呼ぶので・・・説明放棄。
使えるデジカメないので写真揚げるのは先の話になります。
来年は、ここからネットワークが拡がることを期待して・・・。
良いお年を。

◎”想い”は世界を変えてゆく・・・若者たちに捧ぐ

”想い”の全てが実現出来るほど甘くはないけれど
想い描かなければ、全ては始まらない、動き出さない
この現実は変えられないけど、”想い”があれば未来は描き換えられる
世界は常に拡がり招いてくれている

明日、悩めば良いことを、今から悩むことはない
楽しいことは忘れやすく、辛く哀しいことは記憶になる
自分にからみついた堂々巡りの考えは、気力を奪うから
もつれて、からんだ悩みは一つずつ、言葉に透かして解きほどき
未来が、つまずき転ばないよう 綺麗に片付けておこう

昨日までの自分をねぎらい、明日からの日々を応援するために
今日を大切に、今を生きよう 楽しいことばかり考えて

未来の自分に褒められるために何をすべきか考えるのが難しいなら
とりあえず、未来の自分が恥ずかしがることだけは、止めておこう
きっと、未来の自分は今より、ずっと優しくて、笑って許すだろうけど

焦らず 無理せず 諦めず 想い描いた未来のために一歩ずつ
約束された未来なんて、ありえない
熱い”想い”が未来を希望に変えてゆく

照れず 飾らず 悪びれず 熱い”想い”を大いに語れば
そこに、出会いが生まれ、勇気をもたらす
熱い”想い”が世界を輝かせ、自分を強く変えてゆく

まずは、心のノートを開いて ”想い”を書きなぐろう
繰り返される”想い”が、きっとあるはず
そして ”想い”は世界を変えてゆく

障害者のことを「チャレンジド」とは呼ぶのだそうです

チャレンジドと車椅子
 まず少し説明を・・・。昨今、障害者のことを「チャレンジド」とは呼ぶのだそうです。なんでも「神様からチャレンジする使命を与えられた人」という意味で、障害を消極的にとらえるのではなく、障害ゆえに経験する様々な事がらを自分自身のため、あるいは社会のために積極的に生かしていこうという考え方から来ているとか。言葉の言い換えは、当事者にとっては、小さな気遣い、大きなお世話という気もしないでもないけれど、まぁ、「チャレンジド」という呼び名は響きも格好良く感じるので使わせてもらいます。
 さて、街で見かける車椅子、じっくり観察されることもないのでしょうが、実に多様で十台十色?です。なぜなら、チャレンジドにとって車椅子は身体の一部なのです。だから車椅子の背にリュックサックを背負っていたりします。そして、車椅子は自己表現の道具でもあります。おしゃれメガネのようなものですかね。
 障害の程度や身体にあわせて、オーダーメイドで車椅子は作られます。生涯に渡り身体の変化や耐用年数もあり、モデルチェンジを繰り返します。さすがに同じ形だと飽きてきて色々と凝り始めるわけです。仲間の愛車を見回しても実にユニークです。
 自分の似顔絵ステッカーを側面に貼ったり、ブルーのタイヤだったり、スポークカバーに可愛いキャラクターが描かれていたり、沢山のめいぐるみが後ろで揺れていたり、丈夫そうなバンバーを装着した動くマッサージチェアーぼいものであったり・・・。
 もちろん、乗り心地も大切で、私自身、シート生地にはビニール地は蒸れるのでキャンバス地にしよう。座席の背中のシートのたわみで丸くなり腰が疲れるので木の板を差し込んでみよう、お尻の肉が少なくて痛くなるので低反発の分厚い専用クッションに変えようとか創意工夫を重ねています。しかし、まさに座上の空論、失敗も多く理想は遥かです。
 話は変わりますが、手漕ぎ車輪がハの字のようについたスポーツタイプの車椅子は、なかなか腕に覚えがあるチャレンジドが使うもので、けっこう飛ばし屋さんも多くて、前輪を上げるウイリーが得意だったりします。
 ともすれば、高齢になり足腰が弱くなり外出もままならない状況になると家に引きこもるようになることが多くみられます。車椅子に乗り押してもらいながら、外に出掛けることに、まだまだ気後れや心の抵抗感があるからでしょう。けれど、今より、もっとチャレンジドが、わんさか自慢の車椅子で街に繰り出していけば、車椅子を消極的にとらえるのではなく、車椅子を前向きで明るく楽しいイメージに変えていけると信じています。そのためにも、車椅子に優しい街づくりが一歩一歩前進することを願っています。

------------以上は人権週間のイベントで配られた冊子に載ったエッセイです。