夜遅く…今度のエフエム戸塚のラジオで朗読をするため、何を朗読するか選んでいました…

パラパラと紙をめくる音だけが小さく響く、ほの暗い部屋に、メールを知らせる…これもまた小さな音が短く鳴りました…

切りの良いところ迄読み終えてから、携帯電話を手に取りメールを開く私…

そこには短い文章で…「私達の親愛なる仲間が死去していた事が判明しました…」と…


去年の暮れぐらいから、どことなく元気がないような気がして心配しているところだった…

風邪がなかなか治らない…と電話を下さった事を思い出した…

風邪も治って、一緒に食事をしている時に「旅に出ます…」と言っていたと言う…

そう言えば、私も聞いたような気がする…
笑ながら…でも…やっぱり何処か寂しげに…

彼は一人暮しだった…昔、大病をして…それを克服して…最近は夜遅く迄お酒を飲む事も度々あったようだ…
いつもニコニコ笑っていて…穏やかだけどちょっと頑固な…可愛らしい人だった…

彼の周りにはいつも沢山の人が集まり…
いつも笑が絶えなかった…

ここのところ、連絡が取れなくなっていて…皆で心配して…彼の話をしていた矢先の…余りにも悲しい知らせだった…

大好きな人が…一人…二人…と遠いところに行ってしまいます…
生きて行く事ってこう言う事なんだ…
大人になるってこう言う事なんだ…

私は耐えていけるのかしら… どんどん淋しくなって行く事を…私は受け止めて行けるのかしら…

あまり苦しまなかったと信じよう…
藤田さんが大好きな方だったから…

藤田さんと再開して…一緒にワインでも飲んでるって信じよう…

色々…ありがとう…ございました…社長の笑顔が…大好きでした…