私的なことで恐縮ですが、ここ東京でのキットPMの仕事も明日で一旦終了することになりました。東京を離れるのは少し寂しい気もしますが、連休明けからは関西のプロジェクトに参画予定です。はてさてどのようなプロジェクトでしょうか、新しい環境に少しわくわくしています。
さて、いよいよあさってから大型連休がスタートします。日ごろできなくてたまっている課題を片付けるために、今年はメリハリの利いた休暇にしようと、計画を立てています。
PMに必要なスキル-6-
プロジェクトマネージャーに必要なスキルについて考えています。前回はその中の「ヒューマン・スキル」のうち、「フォロワーシップ」について考えました。いいチームを作り、効率的な作業を可能にし、リスクに柔軟に対応するために、チームメンバー一人ひとりにフォロワーシップの理解が欠かせないと考察しました。またその上で、「良きフォロワーシップ」をプロジェクトメンバーが獲得できると、チームに素晴らしい力をもたらす可能性についても言及しました。
ただ、その力を獲得するためにはいくつかの前提が存在します。そのうち最も重要なのは、フォロワーがリーダーだけではなく他のメンバーに対しても敬意を持って接するということです。メンバー相互が互いに尊重し合って一定の存在認知をするところから相互理解がスタートするからです。
またプロジェクトに参画するメンバーは、プロジェクトのために最善を尽くすという大前提があり、この前提がないとプロジェクトそのものが成り立たなくなります。もし悪意を持った人がいたら、PMは全力で排除することになります。これも前提ですね。
もう一つは正しい目的意識を持つと言うことです。目的とは第一義的にはもちろんプロジェクトの目的のことです。プロジェクトの目的を深く理解しその達成のために全力を尽くすことは、プロジェクトメンバーとしてまた良きフォロワーとしての前提です。その上で、参加するプロジェクトメンバー個人としての「目的」も重要な要素です。
個人の目的とはプロジェクトに参加して得ることが期待できる、パーソナルな目的のことです。具体的には「プロジェクトの成功に寄与することでポイントを稼ぎ、ボーナス(出世)をゲットする」とか、「新しい経験をすることで、キャリア形成をより良いものにする」とか、「プロジェクトでの経験をつんで、次はリーダーとしてプレイする」などといったものになります。
個人の目的がどうプロジェクトの運営に関わってくるのか?ちょっと疑問に感じる方もいらっしゃるかも知れません。実はこれは、チーム全体のモチベーションを維持する上で結構重要な要素となります。
人間は利己的生き物です。また社会性を持った生き物でもあります。つまり本質的に他人とのかかわりの中で、自分の欲求を満たしたいという気持ちがあり、それがあらゆる個人の行動の源泉になっていると考えます。つまりモチベーションですね。
キットPMは敢えてこれをメンバー一人ひとりが自覚し、プロジェクトにおける個人の欲求を追究するという命題を掲げることはとても重要だと考えています。このことは、最初に挙げたプロジェクトマネジメントに必要な「5つのスキル分野」の最後「セルフモチベーション・スキル」にもかかわってくるので、そこで詳しく考察することにします。
次回はヒューマン・スキルの内の「ビジネスマナー」について考えていきます。
