今日は朝から曇り空でしたが、お昼前から激しく雨が降り始めたここ北摂地方です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。お盆は終わってしまいましたが、今日明日とお休みを頂いてちょっと長めのお休みを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。それにしても猛暑に見舞われた今年の夏でしたが、早く秋が来ることを願うばかりです。
■2つのBA -5-
前回までビジネスアナリシスが、組織の”チェンジ”の実施のためにどのようにアプローチし、何を基軸に推進するのかについて考えていきました。ポイントはステークホルダーの要求の”引出し”と、その結果の分析を基にした”戦略アナリシス”でした。これらの活動によるアウトプットを基に、プロジェクトポートフォリオなどを通して、ソリューション構築の計画を練り、実行つまりプロジェクトに移すことになります。
さて今回からもう一つの”BA”、「Business Architecture(ビジネスアーキテクチャ)」について考えていくことにします。ビジネスアーキテクチャは、組織のビジネス環境の全てをモデル化することで、ビジネスの現状と未来を可視化します。この可視化により、ビジネスの透明性と組織全体のビジネス活動の整合性をチェックできる環境を提供することを可能とします。
このような環境を手に入れることで組織幹部(経営層)は、基本的な疑問つまり”誰が””何を””どこで””いつ””なぜ””どのように”に遅滞なく答えを得ることができるようになります。そしてこの疑問の答えは、組織の新しい方向性や事業立ち上げ、見直しなどの意思決定を”(おそらく)正しく”行うことをサポートすることになります。つまりビジネスアーキテクチャもまた、ビジネスアナリシスと同じく組織の”チェンジ”をうながし、実現するための方法の一つとなります。
ビジネスアナリシスは、”要求の引出し”と”戦略アナリシス”でした。それでは、ビジネスアーキテクチャの基本的な行動はどうなるのでしょうか。最大の特徴はビジネス環境(ビジネスエコシステム)の詳細なモデル化にあります。次回からこのモデル化について考えていくことにします。
