今週の南関東は朝晩が肌寒い日が続いていますが、キットPMにとっては比較的過ごしやすく気持ちがいいです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さてプロジェクトの個々のタスクは、それぞれが他のタスクと何らかの関係を持っていると前回述べました。
単独のタスクの構造は Input→Job→Output で表すことができます。つまりあらゆるタスクは、なんらかのインプットを基に作業を行って、アウトプットを作り出すという働きをします。
また作り出されたOutputは、他のタスクのInputになることでタスク同士がつながって行きます。では最初のタスクのインプットは何でしょうか?それは、プロジェクト外からもたらされるものです。BA(ビジネスアナリシス)の活動によって作られる成果物がその代表的なものとなります。
このように考えるとプロジェクトの作業は、タスクのアウトプットを繋いでいく行為とみることができます。
この形は組立型の製造業の作業に似ていて、様々な部品を作る工程から最終的に部品を組み立てて、最終製品を作るというイメージと等しいものとなります。個々のOutputの集まりが最終成果物を作り出すということですね。
そう考えると、プロジェクトのWBSは製造業の部品表(BOM)とよく似たものとなります。従って、Output基準でWBSを考えるということは、ある意味合理的と言えると思います。
BOMについて。簡単に言うと部品表(BOM)は、ある製品がどのような部品の集まりで構成されているかを表すものです。構成する部品はさらに小さな部品の集まりでできている場合もあります。以下のようなイメージです。
製品ー部品1
ー部品2
-部品01
-部品02
-部品03
*製品は部品1と部品2で構成され、部品2は部品01~03で構成されることを表しています。
であればプロジェクト活動も成果物単位で構成を考えると、タスクの整理と理解がしやすくなるのではないでしょうか。それが成果物基準のWBSです。
あるプロジェクトの目的(単独の場合も、複数の場合もあります)を達成するために、いくつかの目標(具体的な成果)が必要になると考えます。チャーハンの例で考えてみましょう。
「空腹を満たすためにチャーハンを作って食べる」という目的があります。この目的を果たすには、「材料をそろえる」「調理する」「盛り付ける」という目標が設定されます。
この個々の「目標」がアウトプットとなります。成果物基準のWBS的に見ると、まず目的として「空腹を満たすためにチャーハンを作って食べる」があり、その目的を達成するために、盛り付ける(食べられる状態にする)>調理する(チャーハンを作る)>材料をそろえる(準備をする) という部品の階層構造があります。
例えば「調理する」という部品は「材料をそろえる」以外に、「調理器具を用意する」や「調味料を準備する」などの子部品が存在します。このように詳細なタスクを大きなカテゴリから引き出すことを「Breakdown」するというわけです。
次回もこのテーマ続きます。
