Taupenot-Merme X Beige Alain Ducasse Tokyo
昨日は銀座のベージュ・トーキョーで行なわれたドメーヌ・トープノ・メルムのテイスティングセミナー&ランチに参加。
ドメーヌからは当主のヴィルジニー・トープノさんが来日、ドメーヌの歴史やワイン造りについて説明された。ちなみにヴィルジニーさん、ブルゴーニュの女性醸造家の団体「Femmes et Vins de Bourgogne」の会長さんでもある。
モレ・サン・ドニを拠点とし、ニュイとボーヌの両コートに32haもの畑を所有する大ドメーヌ。その中にはモレ・サン・ドニの特級クロ・デ・ランブレイも含まれる。クロ・デ・ランブレイはドメーヌ・デ・ランブレのモノポールと思いがちだがさにあらず。じつはトープノ・メルムが0.04ha、つまり1ウーヴレのみ所有し、年に200本ほどのワインを造っている。さすがにこの希少さでは飲んだことはもちろん、見たことすらない。
昨日のセミナーに供されたのはジュヴレ・シャンベルタンのヴィラージュとモレ・サン・ドニ1級ラ・リオット、それにシャンボール・ミュジニー1級コンブ・ドルヴォーの3種類。いずれも2007年ヴィンテージだ。
ヴィルジニーさんによれば2007年は早熟な年で収穫が早く、酸は低め。飲み頃も早い。2007年のブルゴーニュ赤はおしなべてそのとおり。チャーミングな果実味のおかげで今飲んですでに美味しい。
ブドウ栽培は事実上ビオロジックだ。ただし、病害のリスクがある場合、薬に頼る余地を残すため認証はとっていないという。醸造に関しては人為的な関与をしないことがポリシー。天然酵母による自然発酵で酵母の添加は行なわない。熟成に使用する新樽の比率はヴィラージュで10~25%、1級で30%、特級で40%と比較的控えめ。無理な抽出はせず、実際、ジュヴレ・シャンベルタンの色調はかなり淡かった。
では味わいも同様に淡白かといえばけっしてそうではない。ダークチェリーのアロマが華やかに香り、果実の凝縮感が口中に広がる。シャンボールのコンブ・ドルヴォーは特級ミュジニーに隣接する素晴らしいクリマ。ミュジニーに共通するシルキーなのど越しにうっとりである。
セミナー終了後はダイニングに移ってのランチ。モナコのルイ・キャーンズでスーシェフを務めた小島景シェフは、この日も朝から鎌倉の市場に出向き、20キロの野菜を抱えて厨房に入ったとか。アミューズの「旬野菜と地鶏のジュレ」といい、デュカスのおばあちゃんの味「クックポット」といい、本当に野菜が美味。
ランチのワインは白がサン・ロマン、赤が特級シャルム・シャンベルタン。支配人の石田博さん(世界最優秀ソムリエコンクール・モントリオール大会3位)も言われていたが、野菜の味が濃いので赤でもぴったり合ってしまう。テロワールの料理にはテロワールのワイン。
トープノ・メルムは機会を作って一度取材したい。クロ・デ・ランブレイは試飲させてくれるだろうか?



ドメーヌからは当主のヴィルジニー・トープノさんが来日、ドメーヌの歴史やワイン造りについて説明された。ちなみにヴィルジニーさん、ブルゴーニュの女性醸造家の団体「Femmes et Vins de Bourgogne」の会長さんでもある。
モレ・サン・ドニを拠点とし、ニュイとボーヌの両コートに32haもの畑を所有する大ドメーヌ。その中にはモレ・サン・ドニの特級クロ・デ・ランブレイも含まれる。クロ・デ・ランブレイはドメーヌ・デ・ランブレのモノポールと思いがちだがさにあらず。じつはトープノ・メルムが0.04ha、つまり1ウーヴレのみ所有し、年に200本ほどのワインを造っている。さすがにこの希少さでは飲んだことはもちろん、見たことすらない。
昨日のセミナーに供されたのはジュヴレ・シャンベルタンのヴィラージュとモレ・サン・ドニ1級ラ・リオット、それにシャンボール・ミュジニー1級コンブ・ドルヴォーの3種類。いずれも2007年ヴィンテージだ。
ヴィルジニーさんによれば2007年は早熟な年で収穫が早く、酸は低め。飲み頃も早い。2007年のブルゴーニュ赤はおしなべてそのとおり。チャーミングな果実味のおかげで今飲んですでに美味しい。
ブドウ栽培は事実上ビオロジックだ。ただし、病害のリスクがある場合、薬に頼る余地を残すため認証はとっていないという。醸造に関しては人為的な関与をしないことがポリシー。天然酵母による自然発酵で酵母の添加は行なわない。熟成に使用する新樽の比率はヴィラージュで10~25%、1級で30%、特級で40%と比較的控えめ。無理な抽出はせず、実際、ジュヴレ・シャンベルタンの色調はかなり淡かった。
では味わいも同様に淡白かといえばけっしてそうではない。ダークチェリーのアロマが華やかに香り、果実の凝縮感が口中に広がる。シャンボールのコンブ・ドルヴォーは特級ミュジニーに隣接する素晴らしいクリマ。ミュジニーに共通するシルキーなのど越しにうっとりである。
セミナー終了後はダイニングに移ってのランチ。モナコのルイ・キャーンズでスーシェフを務めた小島景シェフは、この日も朝から鎌倉の市場に出向き、20キロの野菜を抱えて厨房に入ったとか。アミューズの「旬野菜と地鶏のジュレ」といい、デュカスのおばあちゃんの味「クックポット」といい、本当に野菜が美味。
ランチのワインは白がサン・ロマン、赤が特級シャルム・シャンベルタン。支配人の石田博さん(世界最優秀ソムリエコンクール・モントリオール大会3位)も言われていたが、野菜の味が濃いので赤でもぴったり合ってしまう。テロワールの料理にはテロワールのワイン。
トープノ・メルムは機会を作って一度取材したい。クロ・デ・ランブレイは試飲させてくれるだろうか?


