■ちゃんと話を聞いている姿勢を示す

先日
長男と些細なことを
きっかけに押し問答を
繰り返すことになりました

そのきっかけは晩御飯の準備に
関してのことにあったのですが

長男との会話に多少苛立ちを感じた私は
冷静になるように努め
長男との会話は一応続けながら
晩御飯を食べ始めました

晩御飯を食べている私の背中の後ろで
ソファーに座ったままの長男は
晩御飯が並んでいるテーブルの自席にはつかず
私への意見を言い続けていました

私は彼に背中を向けてご飯を食べながら
会話を続けていたのですが
晩御飯が終わり別のテーブルに座って
長男の顔が見える形で会話を継続

延々30分は会話をしていたと思います
もうどこが落としどころか
良く分からなかって来た時に
長男が言いました

俺はご飯も食べずに話を続けているのに
お父ちゃんはこっちに背を向けて
ご飯を食べながら話をして
それで人の話をきちんと聞いた上で
答えていると言えるんか?

俺はご飯を食べたら会話に集中できないと
思うからご飯を食べるのを我慢しているのに


確かに…
痛いところを突かれたと思いました

私の心理的に「もううるさいから
とりあえずご飯食べよ」と
ご飯に逃げる気持ちがあったのかも
知れません

逆の立場なら頭に来るわなと思い
先にご飯を食べたのは
すまんかった
」と謝りました

すると長男は「そうやろ!」と言って
納得したようでそこで押し問答は終えて
ご飯を食べ始めました

今回の押し問答のきっかけは
私が晩御飯を食べ始める前に
既に発生していたのですが

何故か私が「会話中にご飯を先に食べたこと」の
非を認めたところで会話は終了したのです

これはつまり
私が会話の途中で「話をきちんと聞いていない」姿勢を
示したことで長男の怒りを買ったものと考えられます

得てして親というものは
子供が何か話や意見をしている場合に
ややもすると取るに足らないものと考えて
きちんと傾聴の姿勢を示さず

とりあえず耳だけで話を聞いて
目も合わせない
ようなことを
してしまいがちです

逆の立場になってみると分かりますが
自分が話をしている時に
相手はその話を聞いてはいるものの
こちらの方も向かず目も合わさないのでは
あまり自分の話には興味がないのかな」と
感じてそれ以降に積極的に話す気持ちが
失せてくる
のも当然です

良く年頃の子供を持つ親が
うちの子は最近親に
何にも話さなくて…
」と
こぼしていたりしますが

子供が話さなくなったのは
親の聞く態度にあるのではないかと
自問自答してみるのも
悪くない
と思います



 

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